澤田瞳子の作品一覧
「澤田瞳子」の「読楽」「名こそ惜しめよ 歴史小説アンソロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「澤田瞳子」の「読楽」「名こそ惜しめよ 歴史小説アンソロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
京都鷹ヶ峰の藤林御薬園の養女、元岡真葛の物語。
第1話 師の小野蘭山と上房総三州の薬草採取に行ってきた。京都に帰る日を前に、小石川の薬草園に。そこでお婆さんが倒れたので解放したのだが、元気になってから、痙攣して倒れた。
第2話 真葛は尾張の宮の渡しまで来ていたが、梅毒病みの女性を見つける。夫はお前にうつされたのだと大変冷たく、医師にもかかるのを禁じているという。
第3話 真葛と師のもとを辞した喜太郎は瀬田まで帰り来ていたところ、真葛を甥っ子が迎えに来てくれていた。一方で喜太郎には出迎えがなくて落ち込む。孫が来てくれていたとわかるのだが、その親でなくて落ち込む。が、喜太郎の娘夫婦はそのころ
Posted by ブクログ
澤田瞳子は聖武天皇の時代が好きなのかしら。
この本もまた、天平の世の庶民の暮らしを描くものだった。
奈良の都を突如襲った不思議な病。
高熱を発し、一度熱が下がった後に全身に疱瘡が広がり、亡くなる人達が次々と発生。
治療法もわからないなか、全身全霊を賭けて患者を診て世話をする施薬院の人々。
施薬院というのは、光明皇后の声で作られた令外官(りょうげのかん)。
つまり私設の病院であり、主人公である名代は、出世から外されたその処遇に不満を持ち、そのうち施薬院から逃げ出すことを考えている。
しかし、あっという間に都中に広まった業病を見て、寝る間も惜しんで患者の世話をする人たちを見て、名代は徐々に医
Posted by ブクログ
厚い…重そう….読めるかな…
が第一印象。
でも、読み始めたら止まらなくなりました。
コロナを経験した時代に読むと、すごく、すごく、重く、深く感じることがありますね。
「人間、死ねばそれまでだ、と思っていた。だからこそ、せめて生きているうちに、自分たちは何か為すべきことを見つけねばならぬのだと考えていた。しかしながら病に侵され、無惨な死に遂げた人々の記憶は、後の世に語り継がれ、やがてまた別の人々の命を救う。ならば死とは、ただの終わりではない。むしろ死があればこそなお、この世の人々は次なる生を得るのではないか。」
「ようやく分かった。医者とは、病を癒し、ただ死の淵から引き戻すだけの仕事ではな