澤田瞳子の作品一覧
「澤田瞳子」の「紙魚の手帖」「読楽」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「澤田瞳子」の「紙魚の手帖」「読楽」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
澤田瞳子は聖武天皇の時代が好きなのかしら。
この本もまた、天平の世の庶民の暮らしを描くものだった。
奈良の都を突如襲った不思議な病。
高熱を発し、一度熱が下がった後に全身に疱瘡が広がり、亡くなる人達が次々と発生。
治療法もわからないなか、全身全霊を賭けて患者を診て世話をする施薬院の人々。
施薬院というのは、光明皇后の声で作られた令外官(りょうげのかん)。
つまり私設の病院であり、主人公である名代は、出世から外されたその処遇に不満を持ち、そのうち施薬院から逃げ出すことを考えている。
しかし、あっという間に都中に広まった業病を見て、寝る間も惜しんで患者の世話をする人たちを見て、名代は徐々に医
Posted by ブクログ
厚い…重そう….読めるかな…
が第一印象。
でも、読み始めたら止まらなくなりました。
コロナを経験した時代に読むと、すごく、すごく、重く、深く感じることがありますね。
「人間、死ねばそれまでだ、と思っていた。だからこそ、せめて生きているうちに、自分たちは何か為すべきことを見つけねばならぬのだと考えていた。しかしながら病に侵され、無惨な死に遂げた人々の記憶は、後の世に語り継がれ、やがてまた別の人々の命を救う。ならば死とは、ただの終わりではない。むしろ死があればこそなお、この世の人々は次なる生を得るのではないか。」
「ようやく分かった。医者とは、病を癒し、ただ死の淵から引き戻すだけの仕事ではな