京都の歩き方―歴史小説家50の視点―(新潮選書)

京都の歩き方―歴史小説家50の視点―(新潮選書)

小説・文芸
1,760円 (税込)

8pt

3.4

千年の都にして日本最古の観光地・京都には、平安や幕末のみならず、あらゆる時代の痕跡が息づいている。この地に暮し、日々、自転車で身近な歴史の痕跡を考察してきた直木賞作家が、季節の便りや日常のニュースから思いも寄らぬ史話を掘り起こし、紡ぐ50のエッセイ。京都の解像度が上がる知的興奮の一冊。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / 紀行
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮選書
  • タイトル
    :
    京都の歩き方―歴史小説家50の視点―(新潮選書)
  • タイトルID
    :
    1793145
  • 電子版発売日
    :
    2025年03月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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京都の歩き方―歴史小説家50の視点―(新潮選書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    短いエッセイが盛り込まれた本なので読みやすい。
    京都の暮らしが知れて、ヨソモノには嬉しい。
    たくさんの話があり、どれも興味深い。

    けれど、よーく覚えているのが、他の都府県で和食に誘われない、というところでしょうか。

    ここでも他府県民の京都への偏見?が垣間見えて楽しい。

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    必ずしも京都に限った話だけではない歴史中心のエッセイ。週刊誌連載時の「歴史のしっぽ 古都の歩き方」の方がふさわしいのではないか。まあ京都関係が多いし「京都」とつけるだけで売れ行きが違うのかもしれないが。
    ところで澤田瞳子さんは「歴史小説家」なのだろうか?確かに大学で歴史を学んでいるし、そこらの時代小説作家とはレベルが違うとは思うが、作品はかなりフィクションが入っていると思う。もちろんちゃんとした歴史的知識がバックにあるので土台はしっかりしている。ただ内容的には時代小説の範疇だと思うのだが。

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

     今日の京都の天気は、
    くもり 一時 雨
     降水確率は50%
     最高気温は摂氏33度
     最低気温は25度。
     湿度は60%~70%台後半。
    梅雨入り以降、
    夏至を迎えてさらに暑くて
    ジメジメした日が続きます。

    でも、、、、
     京都は良い♡
      良いものは良い♡

    そんな京都の歩き方を
    京都府生まれ、同志社大学大学院出身の
    歴史小説家 澤田瞳子さんが教えてくださいます。

     澤田さんは、「はじめに」で、こう語ります。
    「京都のあり方と歴史を知らずしてこの地を味わうことは、歴史や文化の表層をただ軽く撫でるだけの行為に過ぎない。
    「京都に生まれ育ったわたしから見ても、京都という土地は日々新しい顔を見せ続け、こちらが必死に食らいついていかねば、いつの間にかまったく違う姿へと変貌してしまいそうな得体の知れなさがある。」
    「千年の都・京都とは何かを問うことは、歴史とは何か、ひいてはわれわれ自身とは何かという問いにもつながる。」
    「本書がそんな模索へと踏み入る、細い散歩道となれば幸いである。」

     秋冬春夏の順に語られる京都。
    最終章の「夏」は、まず「38 伊庭八郎の京都スイーツ三昧」から語られます。

     澤田さんは「毎年、六月も半ばに差しかかると、なんとなく落ち着かぬ日々が始まる。」そうです。
    それは「豆菓子屋・豆政」さんの「和菓子・水無月(みなづき)」の販売開始日が近づくからでした♡

     そして、お話は、水無月から銀座新橋 時雨庵の汁粉に広がり、幕末は寺田屋事件の旗本・伊庭八郎(いば はちろう)の甘党ぶりに及びます。半年の滞在後、五月に京都を離れた伊庭が六月末までもし京都に滞在していたら水無月を食べていたかもしれないと、お話は結ばれます。
     今年もそろそろ販売開始ですネ♡
     水無月♡♡

     歴史と和菓子が結びついて、舞台となった京都が偲ばれる。はんなりと上品な良いお話です。
     京都の夏のお話は、39 鱧(はも)、40 愛宕山リゾート、41(京都人は行かない)金閣寺と続いていきます。

     暑いから?、遠いから?、実際には行かないけれど、
    エアコンの効いたお部屋で、またはカフェで冷たい飲み物など飲みながら、この本で、澤田瞳子さんの案内の下、京都の歴史や風物を楽しんでみられてはいかがでしょうか。
     オススメどすえぇ♡

    《目 次》
    はじめに

    秋
    1 京都人の「京都」を探して
    2 東寺の塔は空海のコーラ
    3 白峯神宮にサッカー神のおわす
    4 宣長・将門の京都青春記
    5 鹿はナマに限る?――危ない生食の古代史
    6 樺山伯爵は馬鹿車に乗って
    7 紫式部は鰯を食べたか
    8 歴史は「残り物」で出来ている
    9 紅葉狩りと藤原実資の怒り
    10「京料理」の誕生
    11 紅葉の高雄に恋が香る

    冬
    12 師走の風物詩・広沢池の鯉揚げ
    13 皇太子ニコライと京都ホテル
    14 歌枕をめぐる旅
    15 道真が聞いた鐘の音は
    16 相撲の歩みは『日本書紀』から
    17 大河ドラマに楽しくだまされたい
    18 平安貴族に見る酒と出世の日本史
    19 古式ゆかしい吉田神社節分祭
    20 幻の能面「雪・月・花」が揃う時
    21 凡河内躬恒の当意即妙
    22 ご本尊の受難、仏像からカーネルまで
    23 京都看板散歩のすすめ
    24 生八ッ橋「夕子」と『金閣炎上』

    春
    25 平野神社の普賢象桜を見て
    26 かつてタケノコは果物だった
    27 なぜ大江山は丹後に設定されたか
    28『甲子夜話』に残る京都大地震
    29 煩悩に迷った僧侶たち
    30 鵺の史跡を訪ねて
    31 高瀬川の蜘蛛が運ぶもの
    32 公家のスキャンダルと温泉
    33「薪能」普及の立役者はオリンピック?
    34「小京都」の京都離れ
    35「薬子の変」に思うこと
    36 通学路から時代劇が見える
    37 京都土産のイノベーション

    夏
    38 伊庭八郎の京都スイーツ三昧
    39 漱石の鱧、泣菫の鱧
    40 愛宕山リゾートへようこそ
    41 京都人は行かない金閣寺
    42 はじめての鎌倉
    43 野ざらし大仏
    44 戦争遺跡が語るもの
    45 八瀬の釜風呂と入浴の陰謀
    46 自首には向かない日
    47 後西天皇の悲劇
    48「みすや針」が繋ぐ鬼平の縁
    49 早すぎた慶應義塾京都分校
    50 私たちは歴史の道を歩いている

    あとがき

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    「(心の)故郷は遠きにありて思ふもの」
    私の、京都に対しての想いはそんな感じ。京都への憧れは十歳くらいにはじまったと思うが、旅行したのは修学旅行を含めて10回に届くかどうかというところである。(きっかけは、夏休みに家族で大阪万博(1970年)に行ってきたというお金持ちの友達が、ついでに京都に寄って観光して来たという写真を大量に見せてくれたことによる)
    近年の、外国人旅行者の混雑を見るにつけては、もう一生、京都に行くことはないだろうと思ってしまう。
    でも、本当に京都に憧れている。
    そんな私に、居ながらにして京都旅をさせてくれる本書である。

    澤田瞳子さんの、歴史の研究者であり、小説家であり、京都に生まれ育った京都人である、という多角的な観点から語られる、京都と歴史。
    ありきたりな言葉で言いますが「尊い」
    京都に関する小説やエッセイを少しずつ読んできたけれど、ここで初めて知ることも多かった。
    吉田兼好が徒然草に、鯉のあったかい汁物食べた日は、コラーゲンで髪もしっとり〜!・・・のようなことを書いていたというのが面白かった(コラーゲンとは言ってないけど)
    鱧の自動骨切り機も笑える。寿司を握るロボットがあるのだから、まあ、大量生産しようと思ったらそうなるか。
    歴史の授業は年号丸暗記より、事件の中身の理解が重要というのは、歴史は面白いのになぜ学校の授業はつまらないのか?に対する答えだ。

    仕事で東京に行って、会食をすることになる時、「京都住まいの澤田さんは和食に誘いづらいと言われ、目が点」という話もある。
    それ、周りの人は変な気を使いすぎだと自分も思う。しかし、他の都道府県出身の人に対して他人がそういう気遣いをするか?となった時・・・
    ないだろうな、と思う。
    それだけ「京都」は特別であり、「京都人」に対するリスペクトの結果であると思ってご寛恕願いたいと思うのである。

    余談だが・・・今年こそ「水無月」を食べたい。

    0
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

    『若冲』という小説を読んで澤田瞳子の小説がいいなと思い、それから他の小説も読み始めた。どの小説も日本語の表現がうまい、日本語の使い方がうまいといったほうがフィットするかな。
    この方どんな思考回路をするのかなと興味を持ち、本書を繙いた。各エッセイで感じるのは「京都愛」。
    京都を歴史と文化のテーマパークとの表現はなるほどと思った一方で、
    「京都という土地は日々新しい顔を見せ続け、こちらが必死に食らいついていかねば、いつの間にかまったく違う姿へと変貌してしまいそうな得体の知れなさがある」と奥深いことをいっていて、京都の魅力に羨望させられる。

    0
    2026年07月25日

    Posted by ブクログ

    雑誌のコラム
    毎週読むならよいのだろうが、まとめて読むと、各章の導入部分の言い回しが若干面倒。

    本題部分は、私も京都生まれ、育ちだからこそ、豆知識として興味を持ったり、結構あるある話として知っているからこそ、入ってくるのかもしれない。
    たくさんの史料等を読み解いて書かれているところは評価。
    柔らかい想像を掻き立てるような結びもコラム的。

    京都の私生活を知りたい人には、その一部を知ることができるかもしれない。

    筆者の顔写真が、高校の国語の先生を思い出せたのは(笑)

    0
    2026年03月01日

    Posted by ブクログ

    京都出身京都在住の作家さんによる、京都をキーワードにした、歴史も遡る蘊蓄エッセイ。

    さほど面白くはない。博学であろうとは思うが。

    大阪出身で京都に勤務していたこともある身からすると、まあ地名で親近感を感じることがあるのであるがそれだけかな。

    ご本人、ご両親は中部地方の出身であるらしく、生粋の京都の方から見れば全然京都人ではないようではあるし。

    まあ、良くも悪くも、洛中はそう言うところ。

    で、京都人は京都の観光地に行かないと言ってるが、ぼくが付き合った京都の方は、大概言ってたよ。金閣寺以外は。金閣寺も、一回くらいは行ってたんかな。
    ま、人それぞれ。

    生々しさが全然ない京都の歩き方だった気がする。

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    「歩き方」というほど、うろついてはない。
    でも京都にまつわるエッセイとして
    いろいろおもしろかったです。

    タケノコが果物扱いだったという話や
    京都のお土産物の話など
    京育ちで、時代小説を書く資料にも
    身近に接している著者の視点が楽しい。

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    <内容>
    第1章  秋
    第2章  冬
    第3章  春
    第4章  夏

    <内容>
    京都生まれ、京都在住の作家沢田瞳子のエッセイ。週刊新潮に1年間連載したものを再構成、加筆したもの。ただしあくまでもエッセイなので、すべてが京都の話ではない。歴史作家だけに、京都界隈のことはとても詳しいが、さほど掘り込まれたものではない。その辺を差し引いて読まねばならない。

    0
    2025年05月13日

京都の歩き方―歴史小説家50の視点―(新潮選書) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / 紀行
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮選書
  • タイトル
    :
    京都の歩き方―歴史小説家50の視点―(新潮選書)
  • タイトルID
    :
    1793145
  • 電子版発売日
    :
    2025年03月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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