ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
8pt
千年の都にして日本最古の観光地・京都には、平安や幕末のみならず、あらゆる時代の痕跡が息づいている。この地に暮し、日々、自転車で身近な歴史の痕跡を考察してきた直木賞作家が、季節の便りや日常のニュースから思いも寄らぬ史話を掘り起こし、紡ぐ50のエッセイ。京都の解像度が上がる知的興奮の一冊。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「(心の)故郷は遠きにありて思ふもの」 私の、京都に対しての想いはそんな感じ。京都への憧れは十歳くらいにはじまったと思うが、旅行したのは修学旅行を含めて10回に届くかどうかというところである。(きっかけは、夏休みに家族で大阪万博(1970年)に行ってきたというお金持ちの友達が、ついでに京都に寄って観...続きを読む光して来たという写真を大量に見せてくれたことによる) 近年の、外国人旅行者の混雑を見るにつけては、もう一生、京都に行くことはないだろうと思ってしまう。 でも、本当に京都に憧れている。 そんな私に、居ながらにして京都旅をさせてくれる本書である。 澤田瞳子さんの、歴史の研究者であり、小説家であり、京都に生まれ育った京都人である、という多角的な観点から語られる、京都と歴史。 ありきたりな言葉で言いますが「尊い」 京都に関する小説やエッセイを少しずつ読んできたけれど、ここで初めて知ることも多かった。 吉田兼好が徒然草に、鯉のあったかい汁物食べた日は、コラーゲンで髪もしっとり〜!・・・のようなことを書いていたというのが面白かった(コラーゲンとは言ってないけど) 鱧の自動骨切り機も笑える。寿司を握るロボットがあるのだから、まあ、大量生産しようと思ったらそうなるか。 歴史の授業は年号丸暗記より、事件の中身の理解が重要というのは、歴史は面白いのになぜ学校の授業はつまらないのか?に対する答えだ。 仕事で東京に行って、会食をすることになる時、「京都住まいの澤田さんは和食に誘いづらいと言われ、目が点」という話もある。 それ、周りの人は変な気を使いすぎだと自分も思う。しかし、他の都道府県出身の人に対して他人がそういう気遣いをするか?となった時・・・ ないだろうな、と思う。 それだけ「京都」は特別であり、「京都人」に対するリスペクトの結果であると思ってご寛恕願いたいと思うのである。 余談だが・・・今年こそ「水無月」を食べたい。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
京都の歩き方―歴史小説家50の視点―(新潮選書)
新刊情報をお知らせします。
澤田瞳子
フォロー機能について
「新潮選書」の最新刊一覧へ
「エッセイ・紀行」無料一覧へ
「エッセイ・紀行」ランキングの一覧へ
星落ちて、なお
秋萩の散る
赫夜
駆け入りの寺
火定
輝山
京都はんなり暮し 〈新装版〉
「澤田瞳子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲京都の歩き方―歴史小説家50の視点―(新潮選書) ページトップヘ