Posted by ブクログ
2021年05月04日
最近はテレビをリアルタイムで見ることがほとんど無くて、ビデオレコーダーで見ています。令和三年4月の初めに、金曜日の深夜、テレビ東京でやっている「ドラマ25:ソロ活女子のススメ」というドラマに出くわしました。
主演の江口のりこ女史の演技が上手いせいもありますが、場面設定や、彼女の呟きの内容が面白くて...続きを読む現在も見ています。番組の最後にはこのドラマは、今回紹介する本がベースになっていることを知り、読みたくてネットで注文しました。
タイトルだけ見ると読書対象者は、ソロ活動を楽しみたい女性のようですが、本を読んでみると男性でも利用できそうなものが多くありました。末娘もそろそろ独立の目処も立ってきましたし、偶には妻とは別の時間を過ごすことがあってもイイなと思っていた時期にこの本に巡り会えてよかったと思います。
以下は気になったポイントです。
・私(筆者)がソロ活について書き始めた当初は、まだ世間は自虐の風潮の方が強かったと記憶している、しかしある時気づいた。自虐というのはそもそも、今自分が置かれている状況が間違いである、と思っているときにするものなんじゃないかと。ただ単に一人で過ごすことが好きなだけなのに、他でもない私が自虐してしまっては元も子もない(p19)
・一人で過ごせる休日は、自分のやりたいこと、好きなことのストックをここぞとばかりに引っ張り出すチャンスである。そこで重要なのが、自分の好き嫌いの解像度。普段から解像度をあげておくのはソロ活を楽しむ鍵の一つであり、もっと言えば、人生を楽しむコツである(p26)
・食事だけでなく、イベント、アクティビティ、何でもそうである。人と出かける時は、そのスポットで過ごすことを介して「コミュニケーションをとる」のが目的となる。一方、一人で出かけると「そのスポットで過ごすことそのもの」が目的になる。すると、その場所やコンテンツとダイレクトに向き合うことになる。その結果、自分は何が好きで何が嫌いで、その場所や食べ物についてどう思っているかが、より鮮やかになっていく(p29)
・ソロ活は時間的な意味でコスパがいい、という考え方もある。カラオケなら30分歌い続ければ充実感があり、食事でも1時間もいれば長い方で、浮いた時間で他のことができる。お金は頑張って稼げば増やすことはできるが、時間だけはどうあがいても有限である(p42)
・恋人がいたって、配偶者がいたって、「一人の時間が欲しい」と思った時がソロ活の始めどきである(p46)
2021年5月4日作成