赫夜

赫夜

2,420円 (税込)

12pt

延暦十九年。駿河国司の家人・鷹取は、軍馬を養う官牧で己の境遇を嘆く日々。ある日、鷹取は富士ノ御山から黒煙が噴き上がるのを目撃し、降り注ぐ焼灰にまみれて意識を失う。一方、近隣の郷人や遊女などの避難民を受け入れた牧は混沌とする。灰に埋もれた郷で盗難騒ぎが起こり、不安、怒り、絶望がはびこるなか、京から蝦夷征討のための武具作りを命じられる。地方の不遇に歯噛みする鷹取は――。【電子版には直筆サインなし】

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赫夜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大きな災害の中で、どう生きていくのか、もがいて足掻いて生きていく様が、強く描かれている感じがしました。
    人は、変わらない生活を望みがちですが、それでも日々変わっていっているもので、それに向き合って生きているんだなと、改めて思いました。
    田村麻呂と阿弖流為は、他の本で読んだ時に、とてもカッコ良かったの

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    好きな内容だった。
    災害によって起こったことばかりに目が行きがちであるが、その災害の影響で住みにくくなったり、苦労が増える。また、人の思いや考えも変わることを改めて感じた。

    0
    2025年06月15日

    Posted by ブクログ

    今ある現実は あたりまえじゃない
    改めて 強く感じました。
    人の思いはずっと残るのかなぁ…
    たくさんの人に読んでほしい
    と 思います。
    初版の販売される赫夜全冊にサインされていて サインをみて 嬉しかったです。

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    平安時代の賤民を主人公にした小説というのが私には目新しかった。
    自分にとってあまり聞きなれない言葉遣いも、小説に趣を添えていて好もしく感じた。
    これでもかというくらいの苦難。人間の弱さ、愚かさ、狡さ。そういった中でも生き残った者たちの営みは連綿と続いて行く様子が描かれている。
    予測不可能な自然災害と

    0
    2025年01月26日

    Posted by ブクログ

    2度の富士山の噴火という大災害ににみまわれながらも、懸命に生きる牧や郷の人々の姿に浸ってはいられなかった。
    困難な上に困難が押し寄せても、そこには良民も賤民も関係なく、生き続けなければいけない。「生き続けなければいけない」この言葉が凄く胸に響きました。
    主人公である鷹取の、牧に来てから心持ちが変化し

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

    馴染みのない時代の話なのだけど読めちゃうのがすごいんだよなー。さすがです。全冊サイン入りの試みもすごい。

    0
    2024年11月23日

    Posted by ブクログ

    富士山の噴火に伴う様々な出来事、富士山は休火山だと習ったような記憶があるが、何回も何回も噴火を続けている活火山だと言う意見が一般的になってきており、驚いた記憶がある。
    箱根山の街道造りの興味を惹かれたが、陸奥の国への集団移住、明治期の北海道開拓屯田兵の話、満州国への集団移住、満網開拓団の話、ロシア、

    0
    2024年10月03日

    Posted by ブクログ

    駿河国司の家人が馬の産地で体験した富士山の噴火。

    平安時代、どれだけ大変なことだったろうかと思う。この時代を平民の視線から見る大作。ちょっと長いなとは思う。

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

    阿弖流爲と坂上田村麻呂は別稿で読みたかった。取ってつけたみたい。世の中変わらぬものは何一つない。覇権主義の戦さも。ふるさとを思う人の心も。富士山噴火の話が、大河ドラマ「紫式部」と「阿弖流爲」懐かしむ方向に…。

    0
    2024年09月01日

    Posted by ブクログ

    記録をしないことはなかったことになる

    あの時何が起こってどうしたか
    何度も繰り返す災害に今より非力だった人々
    希望を持ってはまた災害が起き
    馴染んだ地を捨てる覚悟は今も同じ

    安寧な都で何事も知らず終える生涯と
    自然に翻弄されながら見聞を得る生涯
    どちらかを選ぶことのできる
    今という時代に感謝すべ

    0
    2025年04月14日

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