赫夜

赫夜

2,420円 (税込)

12pt

3.6

延暦十九年。駿河国司の家人・鷹取は、軍馬を養う官牧で己の境遇を嘆く日々。ある日、鷹取は富士ノ御山から黒煙が噴き上がるのを目撃し、降り注ぐ焼灰にまみれて意識を失う。一方、近隣の郷人や遊女などの避難民を受け入れた牧は混沌とする。灰に埋もれた郷で盗難騒ぎが起こり、不安、怒り、絶望がはびこるなか、京から蝦夷征討のための武具作りを命じられる。地方の不遇に歯噛みする鷹取は――。【電子版には直筆サインなし】

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赫夜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    馴染みのない時代の話なのだけど読めちゃうのがすごいんだよなー。さすがです。全冊サイン入りの試みもすごい。

    0
    2024年11月23日

    Posted by ブクログ

    富士山の噴火に伴う様々な出来事、富士山は休火山だと習ったような記憶があるが、何回も何回も噴火を続けている活火山だと言う意見が一般的になってきており、驚いた記憶がある。
    箱根山の街道造りの興味を惹かれたが、陸奥の国への集団移住、明治期の北海道開拓屯田兵の話、満州国への集団移住、満網開拓団の話、ロシア、

    0
    2024年10月03日

    Posted by ブクログ

    駿河国司の家人が馬の産地で体験した富士山の噴火。

    平安時代、どれだけ大変なことだったろうかと思う。この時代を平民の視線から見る大作。ちょっと長いなとは思う。

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

    阿弖流爲と坂上田村麻呂は別稿で読みたかった。取ってつけたみたい。世の中変わらぬものは何一つない。覇権主義の戦さも。ふるさとを思う人の心も。富士山噴火の話が、大河ドラマ「紫式部」と「阿弖流爲」懐かしむ方向に…。

    0
    2024年09月01日

    Posted by ブクログ

    平安遷都した頃のお話。鷹取は大中臣家に使えている三十歳の家人。家人は牛馬同然に売買される奴婢ほどではないが、家の財産として生涯その軛を逃れられない。話は鷹取が家の主の弟が駿河の国司となるのに供なるところから。駿河で富士の爆発やそれに伴う村の様子、馬を飼う里のこと、遊女たち、山賊の生き方、蝦夷や坂上田

    0
    2024年11月03日

    Posted by ブクログ

    長く続く歴史という一本の線。自分が生きるこの日々はごく小さな一点だけれど、それは確かにその線上にあり線を成す一点であること。そのことをしみじみと思う一冊。

    長い時間の中では瞬きするほどの一生だけど、ひとつひとつのその点に生きている熱量を吹き込んでくれる物語の面白さよ。LIFE is beautif

    0
    2024年10月23日

    Posted by ブクログ

    平安時代の富士山延暦噴火。災害に遭った人々の葛藤、苦悩、奮闘、再生を描いた「赫夜」。全巻サイン本という挑戦をした作品でもあります。初版限定でなく、版を重ねるごとにサイン本にするらしいです、気合い入れてます。

    己の境遇に悩む国司の家人・鷹取が富士山の噴火に遭遇し、混乱と絶望の中で日々を生きてゆくしか

    0
    2024年08月22日

赫夜 の詳細情報

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