【感想・ネタバレ】腐れ梅のレビュー

あらすじ

平安京。美貌の綾児は、色を売る似非巫女。突然、同業の阿鳥から、四十年以上前に左遷先で死んだ菅原道真の霊を祀る社を作ろうと誘われる。都の怪異を菅公の怨霊の祟りと恐れる公卿達から、寄進を得ようというのだ。半信半疑の綾児が、道真の憑座を務め始めると、孫を名乗る貴族が現れて……。世の中への怒りと漲る愛欲を活力として邁進する女と、都人の覇権の行方を描く圧巻のピカレスク歴史小説。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

春をひさぐ綾児は、隣に住む阿鳥から、菅原道真公を祀らないかと持ちかけられる。菅原道真公が亡くなって30年余り。そろそろ人々は菅原道真公のことを忘れようとしている。菅原道真公を祀り始めてしばらくして、嫡孫の文時がやってきた。祖父を祀るのは自分にとってもいいことだと思い、この企みにのることとする。

0
2025年11月26日

Posted by ブクログ

幕末よりもっと昔の平安時代とかの歴史小説の方が好きかも
まぁこの小説はピカレスクロマン(ダークヒーローもの)だったからかもしれないけど。

とにかく読みやすくて面白かった。
登場人物が全員クズなんだけど(唯一康明だけは光だったかな)

女の人怖いよ〜

0
2020年12月05日

Posted by ブクログ

北野天神の始まりを描いた物語.神社の始まりとは得てしてこういう私利利欲にかられたものだったのかもしれない.二人の似非巫女の菅原家を巻き込んでの神社創立のあれよこれよの手練手管,そのたくましさに唖然としました.

0
2021年02月22日

「小説」ランキング