与楽の飯~東大寺造仏所炊屋私記~

与楽の飯~東大寺造仏所炊屋私記~

小説・文芸
770円 (税込)

3pt

奈良時代、東大寺の大仏造営事業が進む中、故郷から造仏所に徴発された真楯。信仰心など一片もないのに、仲間と共に取り組む命懸けの労役は苦難の連続。作事場に渦巻く複雑な人間模様も懊悩をもたらすばかり。だが、疲れ切った彼らには、炊屋の宮麻呂が作る旨い料理があった。一膳の飯が問いかける仏の価値とは? 食を通して造仏に携わる人々の息遣いを活写した傑作時代小説。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    歴史・時代 / 歴史・時代小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    与楽の飯~東大寺造仏所炊屋私記~
  • タイトルID
    :
    543618
  • 電子版発売日
    :
    2018年08月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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与楽の飯~東大寺造仏所炊屋私記~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    奈良時代を描いた小説だが、蓋を開ければミステリー小説のようなストーリーが書かれていて現代では知らない単語やあまり触れない漢字や読み方も多く一つ一つ読むのに苦戦はしたけど、すごく楽しく読み応えがありました。
    更に飯テロを思わせんくらいにたくさんの飯がストーリーに散りばめられて多少の空腹時に読むには少し苦しいと感じさせられもしました笑
    作者が歴史研究家の奈良時代専門だった故に、時代背景を上手く表現した上でストーリーが構成されてて面白かったです!
    特に面白いなと感じたところは東大寺の毘盧舎那大仏を作る工程を描きつつ、ストーリーに絡む事件やその時代ならではのご馳走を並行して上手く絡めて違和感なく描いてあるところでした

    0
    2026年05月23日

    Posted by ブクログ

    東大寺造仏所の炊屋を中心とした、仏を作る仕丁たちの日常のお話。昼間の生活を描いているので、寝る場所などについては言及がない。出てくるご飯がみんな美味しそう。疲れきった仕丁たちに癒しを与えてくれる。神仏は人を助けはしない。生きている人だけが人を救う。そんな物語。

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    澤田さんの作品は、やっぱり面白い。この作品も、以前本屋の店頭で見たことはあったけど、何か堅そうでスルーしていたんだけど、読んでみたら、全然そんなことはなくて、続編が読みたい!

    0
    2022年12月05日

    Posted by ブクログ

    登場人物の名前など、描かれている時代柄、読みにくさはあったが、とても引き込まれる内容だった。「大仏も誰かが作ったものなのだ」という、あたり前の事実と、無理やり動員されてきて大仏造立に携わるうちに、次第に心が変化していく人たちの姿と、働き、食べ、いずれ老いていく「生きる」ということと。余韻の残る作品だった。

    0
    2022年09月22日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍になってから、東大寺の大仏殿には定点カメラがおかれ24時間毎日配信されている。軽い気持ちで見始めた配信だが、朝に夕に、法要や鐘の音に祈るにつれて当時この大仏を作った人々に想いを馳せるようになった。そんな人達の苦労と、辛い日々の中での小さな幸せである三食の飯をテーマとした本。故郷から連れてこられ、暑さ寒さで辛い中に、事故と隣り合わせの肉体労働。その中で美味しいご飯を食べさせてくれることがどんなに助けになっただろう。彼らのおかげで今疫病に苦しむ私達が大仏様に救われている。

    0
    2022年05月03日

    Posted by ブクログ

    食事とは生命維持だけでなく、人と人をつなぎ、仲間、仕事、社会を作り上げるもの。
    そして、仏とはあってなく、なくてある その意味が理解できた。
    物語の入りは、取っつきにくく読みきれるのか心配だったけど、15ページも進めば物語の世界にどっぷり入れる。

    0
    2021年09月25日

    Posted by ブクログ

    うおー!「この設定、誰が喜ぶ?」=「この設定、誰しもが喜ぶ、楽しい!」にする力のある作家さんだ!出会えて良かった!!

    0
    2021年08月25日

    Posted by ブクログ

    奈良の大仏を作る人たちとそれを支えるご飯どころのおはなし。この時代のゴハンなんて想像もつかなかったけれど、描かれる食事はどれも美味しそうでたまらない。時代は違えど、人と人とが交わりながら働いて、労働のあとのご飯に救われて、、というのはいつになっても変わらないのだなぁとしみじみ。面白かった。

    0
    2021年02月09日

    Posted by ブクログ

    奈良時代、大仏造立を舞台とした話。
    古代と言って良いのか、とにかく言葉(漢字)が中々馴染めずに はじめは苦労して読み進めた。
    しかし宮麻呂の作る料理に食欲が刺激される。勝手な想像だけど現代に比べても、かなり質素、素朴なものであろうと思われるのだけど、思わずかき込みたくなる。田舎料理を求めてしまう。

    この時代についてあまり知らず、当時は強制労働的に粗末な扱いで酷使されていたのだと思っていたが、寝食は不都合なく、食は皆の楽しみ憩いとなっていたので、明るい気持ちで読めた。

    0
    2023年07月09日

    Posted by ブクログ

    東大寺造仏所で働く人々のために飯を作る炊屋(かしきや)の炊男(かしきおとこ)、宮麻呂。
    客である造仏所の働き手たちのために、自ら材料を集めに回り、少しでもうまい飯を提供する。
    ぶっきらぼうだが面倒見がよい彼の周りには、多くの人々が集まってくる。
    近江の国から仕丁として働きにきた真楯もその一人だ。
    真楯は時々宮麻呂の仕事を手伝いながら、次第に宮麻呂の過去を知ることとなる。
    その過去には、八十歳を超えた大徳、行基が関わっているらしい。

    まず、大仏建立という題材の設定が面白い。
    金属を鋳る作事場の熱、大勢の働き手が飯を掻き込む炊屋の賑わい、奴婢小屋のにおい―ーこうした場面に、本当に立ち会っているような気分になる。

    東大寺の大仏は二回見に行った。
    恥ずかしながら、ただ、でっかいなあ、と思って見ただけだ。
    そこに故郷に残した家族を恋しがったり、上役とやりあったり、組織の理不尽に歯噛みをしたりした人々いたなどと想像することもなかった。
    そこだけでも、作家の想像力ってすごい、と思う。
    きっと今度大仏を見る機会があったら、見る目が変わっているはずだ。

    人物は大勢出てくる。
    その描き分けは大変なことだろうと思う。
    が、この作品ではしっかりなされていて、安心して読める。

    写経所のまだ若い経師である黒主は「僕は~です」といった話し方をする。
    奈良時代に?と、最初違和感もあったけれど、しかしキャラには合っている。
    真楯は宮麻呂に基本的には敬語で話すが、呼びかけは「宮麻呂」というのにも驚いたが、この時代はこんなものなのかもしれないと思ったりもする。

    0
    2022年04月17日

与楽の飯~東大寺造仏所炊屋私記~ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    歴史・時代 / 歴史・時代小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    与楽の飯~東大寺造仏所炊屋私記~
  • タイトルID
    :
    543618
  • 電子版発売日
    :
    2018年08月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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