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東海道の要所、箱根山。両親と兄弟を流行り風邪で亡くしたおさきは、引き取られた叔母にこき使われ、急峻を登る旅人の荷を運び日銭を稼いでいる。ある日、人探しのため西へ赴くという若侍に、おさきは界隈の案内を頼まれる。旅人は先を急ぐものだが、侍はここ数日この坂にとどまっていた。関越えをためらう理由は……(表題作)。東海道を行き交う人々の喜怒哀楽を静謐な筆致で描く連作集。
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Posted by ブクログ
12の短編が1章ごとに薄く繋がり、日本橋から京までに起こる小さな出来事を紡ぐ。人情物や滑稽話が多いが、江戸時代の悲しい真実・世相を反映した話も多い。 20〜30pの中で読者を引き込み、少し意外な展開と変化する主人公らの心情を鮮やかに映し出す作者の筆力には感嘆する。 どの話にも思いところはあるが...続きを読む『「なみき屋」の客』や『池田村川留噺』のように小さな空間に集まった人々が他人の心配をして心を痛めたり助け合ったりする話がシンプルに好きだ。前者は火事で一切を失った家族という悲劇が題材だが、皆がそれを自分の責任と思い、大工に至ってはそのまま酔い潰れて次の日の仕事に穴を開けてしまうなど非常に愛おしい。 澤田先生の作品は『若冲』『定朝』のような絵師物や奈良平安政治史物をよく読んでいたため、江戸の市井物は新鮮に感じたが、この分野でも一つ抜きん出た作家さんだと思った。
202112/「忠助の銭」「通夜の支度」「やらずの雪」「死神の松」「恵比寿のくれた嫁御寮」「なるみ屋の客」「池田屋川留噺」「痛むか、与茂吉」「竹林の先」「二寸の傷」「床の椿」の12編からなる連作短編集。登場人物が別の話にさりげなく登場してたりもするのでつながりも面白い。物語的には、凝ってる故に出来す...続きを読むぎに思えたりもあるけど、短編にしては重めで読みごたえあった。
【収録作品】忠助の銭/通夜の支度/やらずの雪/関越えの夜/死神の松/恵比寿のくれた嫁御寮/「なるみ屋」の客/池田村川留噺/痛むか、与茂吉/竹柱の先/二寸の傷/床の椿
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