幸村を討て

幸村を討て

1,100円 (税込)

5pt

徳川家康が最も恐れた男、真田幸村の謎に迫る!

「歴史ミステリとして、そして本格ミステリとして、実に優れた一作」
――大矢博子(解説より)


徳川・豊臣両家や諸将の思惑が交錯する大坂の陣。
亡き昌幸とその次男幸村――何年にもわたる真田父子の企みを読めず、翻弄される東西両軍。徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永、ついには昌幸の長男信之までもが、口々に叫ぶ。「幸村を討て!」と……。戦国最後の戦いを通じて描く、親子、兄弟、そして「家」をめぐる、切なくも手に汗握る物語。
『塞王の楯』「羽州ぼろ鳶組」シリーズの熱さと『八本目の槍』の緻密な叙述を兼ね備え、家康を「探偵役」に紡がれた、単行本時各紙誌絶賛の傑作歴史ミステリーが待望の文庫化!

【目次】
家康の疑
逃げよ有楽斎
南条の影
名こそ又兵衛
政宗の夢
勝永の誓い
真田の戦

解説 大矢博子


〈大坂の陣410周年〉

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幸村を討て のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大坂の陣を舞台に、徳川・豊臣・真田、それぞれの思惑が複雑に交わっていく。
    “幸村を討て”という言葉の裏で、誰が何を守ろうとしていたのか――
    物語を追ううちに、その答えが少しずつ見えてくる。

    幸村その人はほとんど登場しないのに、読み終えるころには確かな存在として胸に残る。
    多くの人物の視点を通して浮

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    すごい本に出会った。

    戦国の世の終焉を告げる大坂の陣。
    この戦いで名を馳せた、真田幸村とは一体何者なのか?なぜ名前を変えたのか?なぜ家康を討ち取らなかったのか?

    幸村自身の視点ではなく、彼を取り巻く7人の語りをもとに真田幸村の大坂での挙動の不審さ、章の間に展開される真田家の秘密や約束は更に謎を深

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    真田家は徳川家康を最後まで悩ませた相性の悪い相手。
    ”名を残し家を残す”という父の想いを息子たちが受け継ぎ、時に身内同士で敵と味方に別れながらも戦国の終わりを突き進んだ真田家の家族愛の物語。

    大阪の陣では勝敗は最初から明らか。
    豊臣側に馳せ参じた浪人衆もそれぞれに名を挙げれたらそれで

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    名将、真田幸村の生涯に巧みにミステリーの要素を織り込みながら描かれる物語。
    題名「幸村を討て」に込められた真意がすごい。
    そして、戦乱の只中にあっても揺らぐことのない真田家の家族の絆に、ただただ感動。

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    歴史小説ファンだけじゃなく、歴史は興味あるけど歴史小説は手に取ったことがない人や、「歴史小説=読みにくい、難しい」というイメージを持つ人にも優しく面白い構成がなされている。

    と堅苦しく書いたが、ほんっとうに面白かった!ページ数は多いが、読み進めていくうちにどんどん内容にのめり込み、終盤には「まだ終

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    物語の構成も上手いと思う。

    大阪の冬の陣、夏の陣で徳川家康が感じた違和感が何であるのかを突き止めると言う構成だ。
    五人の武将の章もそれぞれ視点が違う物語で興味深い。
    そして最後に「真田の戦」は真田信之が家康と対峙して、戦の始末をする。
    戦国時代最後の決戦に深みが増し、人間味が感じられ

    0
    2025年08月19日

    Posted by ブクログ

    真田家は人気のある武将ですがなぜ最後に幸村に名前に変えたのかが、ミステリーとして描かれておりとても新鮮でした。最後の攻防もハラハラさせられますが家族愛がベースにあり読み終わった後にはこれで良かったんだとほろっとさせられました。

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    600ページ近くの分厚さに、読み終わるまでどれだけ時間がかかるかなと思っていたけれど、気づいたらほとんど一気読みしていた。真田幸村あるいは真田家を中心に据えた、戦国武将たちのお話詰め合わせセットってかんじの連絡短編。それぞれのお話に繋がりがあるといえど、ひとつのお話としてどれも文句なしに面白い。だか

    0
    2025年06月21日

    Posted by ブクログ

    少しきれい過ぎと感じもしたが、話の始まりと終わりは史実といわれるものとは大きく違わないだろうフィクションとして、歴史を楽しめた。

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    2025年、9冊目です。

    ここ数年、歴史時代小説の担い手として今村翔吾の作品は、どんどん力強くなっていると感じます。

    0
    2025年05月20日

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