有吉佐和子の作品一覧
「有吉佐和子」の「青い壺」「女二人のニューギニア」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「有吉佐和子」の「青い壺」「女二人のニューギニア」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
有吉佐和子の『非色』、今の時代にこそ刺さりすぎる。
「人間が生きていることを最低のところで支えているものは何か」
戦後、ニューヨークへ渡った主人公が見たのは、人種、経済、宗教……ありとあらゆるモノサシで「自分より下」を探し、安堵する人々の姿。正直、滑稽。でも、今の私たちも同じじゃないかな。学歴、年収、ルッキズム、結婚してるか、子が居るか。
属性を比べて「あの人よりマシ」と思っているうちは、本当の誇りなんて持てない。それは他人の土俵で自分を否定しているのと同じだから。
自分をラジカルなまでに受け入れる
泥の中でも、どんな属性の中にいても、「これが私だ」と自分を抱きしめる。その覚悟だけが
Posted by ブクログ
古い作品だけど、感動的な話だった。
去年で45刷の重版の作品で、自分が生まれる年に発行された作品だったが、本屋で紹介されていたのをきっかけに読んでみた。
わらしべ長者ではないが、青い壺が主人公の如く、持主から手を離れて、盗まれたり、贈られたり、海外までいって、最終的には、十余年の果てに壺が色合いを増して(成長)して、持主と生き別れの肉親の如く再会を果たす13編からなる短編作品で、基本的に、各話の登場人物に壺を引き継ぐ形で話が紡がれていく。
個人的な意見だけど、敢えて持主に戻るという14編がないのは、作者の読者の想像に任せるという意図も感じて、終わり方まで想像力に富んだ古典の名作だった。