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社宅で繰り広げられる、見栄の張り合い、情報戦! 一流会社勤務の夫の転勤に伴い、東京での社宅暮らしを始めた音子。喜びも束の間……。リアルな人間関係の葛藤が迫力の長篇小説
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Posted by ブクログ
昭和の時代の一流商社の社宅。奥様方の嫉妬と羨望の蠢く世界。噂話や陰口など女性作家でしか描けないだろう。この作家の人間観察力は恐ろしい。人の醜い一面もあくまで冷静に描写している。 中学生男子の成長と成績の低下、悩む母親とグチを聞くばかりの夫。 社宅でもマンションでも、令和の今はここまで濃密な人間関...続きを読む係は良くも悪くもないだろう。 終始社宅の中でのみ展開される密室劇。劇的な展開も少ない。 近年再評価される有吉佐和子。松本清張と並び、一見平々凡々とした人間関係をここまでサスペンス調に描ける稀有な作家。
私の母より少し上の話かな。子供も私より10くらい上かな?スマホとか出てこないだけで今と通じる話。有吉佐和子ってすごいなぁ。たつき諒並にすごいな。
団地妻の夫の上下関係に属する立ち位置や子どもの性へのとまどい、教育の事、高度経済成長が家事に反映する様、個性ある団地妻達の関わりや心理描写がとてもわかりやすく美しい日本語で執筆されていて眠りの前やイライラした時の私の心の鎮静剤になっております。有吉佐和子さんて本当に素敵。お会いしてみたかったなあ。
有吉佐和子さんの作品はいつも色褪せないと感じる。昭和の一流商社の社宅。きっと綿密な取材をされての上梓だと思う。夫の浩一郎が音子に、ら抜き言葉を注意しているところ等も面白く読んだ。
主人公の女性には嫌な感情しか持てず、読んでいてもイライラしてしまったのだけど それでもフト振り返ると、程度の差はあれ 自分も同じようなことをしているのでは?!・・・なんて思ってしまったりして。 きっとこの小説の主人公は形を変えながらも 全ての女性の中にいるのではないかな?
有吉佐和子さんの本は「悪女について」「青い壺」に続いて3冊目。 ページをめくると、いきなりの奥さま言葉。ちょっと戸惑いながら読み進める。 男は外で仕事をし家の事は妻に任せ仕事最優先、女性はよい妻でよい母親であるべき…なバリバリ昭和な価値観 社宅の中で奥さま同士の心理戦。 良い妻たるもの、に縛られ...続きを読む 社宅の中での 奥様たちの目や口に翻弄され 目立たぬように 陰口を言われないように 細心の注意をはらいながら でも 時にあらま〜な、展開に巻き込まれたり 日常のひとコマの中での心理戦 人間描写が巧み。 最初は戸惑ったが、奥さま言葉だったからこそ読み進められたのかも。と思う。 子育ても一段落して価値観も変わりつつある令和の今だからこそ、読んでて面白いと思えたのかもしれない、母親は少し忙しいくらいがいいのかもしれないなって思った。
面白い。最初、音子が周りにいる奥様たちに振り回されてハラハラして読んでました。奥様たちのキャラが濃いのなんのって。凄まじい情報戦にちょっと引きそうになります。中盤以降は音子の1人パニック・空回り劇場。読んでいて音子の行動に腹立たしさを感じつつも、最後は気持ちの良い終わり方でホッとしました。ページ数は...続きを読む多いけど一気に読めました。
一流商社の社宅を舞台に繰り広げられる、奥様方の嫉妬、マウント、見栄、妄想‥といった悲喜こもごも物語。 1970年に書かれたとは思えない、軽快で色褪せない面白さ! 戦中に子供時代を送り、戦後に親となった商社マンと奥様が主人公で、親子関係、夫婦関係、家族関係の価値観が大きく変わりゆく中戸惑ったり受け入れ...続きを読むていく様子もリアル。 なんだかまた価値観が変わりゆく現代にも通じるおかしさがありました。 それにしても、客観的にみたらばかばかしいのだけど、本人の必死さはなんだかよくわかるし、多かれ少なかれ誰にでも起こり得そう。 途中、社宅の恐ろしさとあまりの妄想と思い込みぶりにイライラしてきたけれど、ラストが良くて、なんだか私もいろいろな試練を乗り越えて成長した気分。
社宅の「渡る世間は鬼〜」 の、展開⁉︎と、面白がって、読み進めましたが。 三号館に越してきた主人公家族。 同じ面積に建つ一号館、二号館は世帯数が倍。 だって三号館はメゾネットタイプ‼︎ でも、四号館建ち始めたら、赤とんぼ→カラーテレビのアンテナが‼︎ そして、五号館に駐在員の家族たち⁉︎ 振り幅...続きを読むが広く。極端⁉︎かも。 渡鬼ではなく…って。 笑えなくって、怕さを感じた次第。
一流商社に勤める夫の転勤に伴い、東京で社宅暮らしをスタートした音子が、社宅内の人間関係に振り回されていく姿を描いた物語。 一人息子の教育問題に振り回されるのは、いつの時代でもあることかもしれないが、同じ年頃の子どもがいる社宅となるといろんな情報に惑わされる。 新しく建った五号館には外国の支店から...続きを読む帰った人ばかりが入居するなかで、大阪にいた頃仲良くしていた山野夫人がいるのに驚き、そのあと一悶着があったり、子どもは伸び伸びと育てる方針で口出ししないと言っていた井本夫人が、離婚までして息子に東京の都立高を受験させ合格していたというのには、驚愕した。 社宅という箱の中で、主婦が一日中いると見栄と欺瞞ばかり。 尾ひれがついた噂が蔓延して、追い詰められたり孤立したりと悩みの種は尽きないだろうと思う。 とてもじゃないが、社宅には住めないだろうなと感じた。 あまりにも人間描写がリアルで怖くなる。
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