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Posted by ブクログ
有吉佐和子さんの本は「悪女について」「青い壺」に続いて3冊目。
ページをめくると、いきなりの奥さま言葉。ちょっと戸惑いながら読み進める。
男は外で仕事をし家の事は妻に任せ仕事最優先、女性はよい妻でよい母親であるべき…なバリバリ昭和な価値観 社宅の中で奥さま同士の心理戦。
良い妻たるもの、に縛られ
社宅の中での 奥様たちの目や口に翻弄され
目立たぬように 陰口を言われないように 細心の注意をはらいながら
でも 時にあらま〜な、展開に巻き込まれたり
日常のひとコマの中での心理戦 人間描写が巧み。
最初は戸惑ったが、奥さま言葉だったからこそ読み進められたのかも。と思う。
子育ても一段落して価値観も変わりつつある令和の今だからこそ、読んでて面白いと思えたのかもしれない、母親は少し忙しいくらいがいいのかもしれないなって思った。
Posted by ブクログ
一流商社の社宅を舞台に繰り広げられる、奥様方の嫉妬、マウント、見栄、妄想‥といった悲喜こもごも物語。
1970年に書かれたとは思えない、軽快で色褪せない面白さ!
戦中に子供時代を送り、戦後に親となった商社マンと奥様が主人公で、親子関係、夫婦関係、家族関係の価値観が大きく変わりゆく中戸惑ったり受け入れていく様子もリアル。
なんだかまた価値観が変わりゆく現代にも通じるおかしさがありました。
それにしても、客観的にみたらばかばかしいのだけど、本人の必死さはなんだかよくわかるし、多かれ少なかれ誰にでも起こり得そう。
途中、社宅の恐ろしさとあまりの妄想と思い込みぶりにイライラしてきたけれど、ラストが良くて、なんだか私もいろいろな試練を乗り越えて成長した気分。
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