ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
読めばハマる有吉佐和子。幻の名作長篇 無名の陶芸家が生んだ青磁の壺が売られ贈られ盗まれ、十余年後に作者と再会した時。人生の数奇な断面を描き出す名作、復刊!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
祖母や母が生きてきた時代の想いと香が13の章で数珠繋ぎ。これは読む人の年代で味わい方が変わりそうで私はタップリ愉しめた。陶芸家も手放したくなかった会心の一作「青い壺」は人々を惹きつけるし想いも作り出す。 私にとってこの本の感じは何て言うのかなぁと考えてたらシンフォニー(交響曲)と思いついたけど、もっ...続きを読むと深く大きい言い方無いかなと話題のCGPTを使ってみたら「オラトリオ」と出てきた。 オーケストラ+独唱+合唱なんだって。 そうね、各章が重なり合って交響曲となっていき、独唱する義母と、話を聞いている嫁が違う感情の合唱とかあったし。ふふふ 本の帯に原田ひ香さんが「こんな小説を書くのが私の夢です」とあった。なるほど ー長い長い数珠つなぎを忘れない為に(ネタバレ)ー 定年退職を迎えた男のしっかりとしているが認知症を思わせる行動のうら寂しさ。 壺は花活けするには難しい気品で、それに挑む婦人の悲喜交々。 その夫婦が死んだ時の算段を娘から直にされて辟易。 兄夫婦と同居していた眼の悪い母と暮らす事になった千代子。眼の手術のお礼にと壺が渡される。 酒場に忘れられた壺。リアルに思いのある戦中派と戦後派の意見がぶつかり合う。 昔の栄華だった暮らしぶりを繰り返し話す義母。 その話を嫌と言う程聞かされた息子が母を看取った慰労にと妻をディナーに誘う。帰宅後泥棒に壺を取られていた。 70代になって参加した泊まりがけの同窓会。準備からのすったもんだ。最後に東寺の縁日であの壺を手に入れる。 その孫はミッションスクールの栄養士。故郷スペインへ帰省するシスター・マグダレナに壺を贈る。このネームは有吉佐和子のクリスチャンネームだとあとがきにあった。 一変して病院の掃除婦の話となるが、今までの話と違い本当の幸せを対比しているようだ。 壺はスペインから日本に戻る。そのすったもんだも面白いが、壺の作者が巡り合うシーンはとても惹きつけられた。美術評論家が鑑定を誤る程の自分の作品。東京から京都に戻る間に陶芸家は「往時の陶工が決して作品に自分の名を彫らなかったように、自分もこれからは作品に刻印するのはやめておこう」と決意した。 うーん、この結末は名声ではなく作品を尊重したってことかな。未熟なわたしはそんな風に解釈しました。
1つの青い壺をめぐる短編集。 どの物語も面白く、青い壺がメインでなくても存在感があり、なくてはならないものという感じ。 70代おばあちゃんのクラス旅行がツッコミどころ多々あり印象的。
色んな人の人生を覗いて体験した気持ち!その場に居合わせているみたいな臨場感!すごい。 主婦が主役の話が多く、みんなああ嫌だ嫌だと悩みながらも(姑嫁、老い、戦争など)生活に追われてない明るい感じがいいなぁ。防空壕でのディナー、同窓会へ行く心配性老婆、病院の掃除婦が作るバラの花弁の枕が特に自分と違う世...続きを読む界で、わくわくしながら読んだ。 それと話の終わり方がどれもすごく良い!お気に入りはバラ枕の 「極楽だな」シメは呟き、間もなく健康な寝息を立てていた。シメは寝入りばなに鼾をかく。 のところ!シメがいびきをかく幸せな光景が目に浮かぶ。すごい。寝息を立てていた。で終わるならわかるけど、その後にこの文章持ってくるのがすごい。良いなー。他の文章も本当に味わい深くて良かった。
連作短編集。全てのお話のオチに青い壺が人々の生活にそっと佇む。 人の心情は時代が変わっても共通であると感じる。 共感も多いが戦争後の配慮、気配りや修道女などの話は普段過ごしているだけでは分からないことなので勉強になった。 非常に上品な作品で現役の作家の方が目標にするのは間違いない。
今年最初の作品として手にとったのは、時代を超えて話題になった『青い壺』。 古き良き昭和の風情だったり、家父長制の名残りが色濃く残る時代背景は、どこか懐かしさを感じさせる。幼少期の記憶が蘇ってきて感慨深い。 物語は、無名の陶芸家が作った青磁の壺が、十余年の歳月を経て人から人へと巡り、作者と再会する...続きを読むまでの軌跡を描いたもの。 この壺に関わる人物たちの複雑な人間関係や繊細な感情が深く掘り下げられていて、上質で深い読み味を残す作品だった。 壺と共に不思議な縁が織りなす、紆余曲折の旅路。 そこで出会う人物のそれぞれの苦悩や喜びなど、様々な人生の一部に触れることができた。そして、壺がその時々の持ち主たちにとって、人生を照らす希望の存在のように思えた。 壺の作者の省造は、最後どんな気持ちだったのだろうか。複雑な感情であったはずなのに、達観した境地になるのは、我が子の無事に安堵した親の気持ちのような感情か。いろいろと考えを巡らせていると、不思議と穏やかな気分になる読後感だった。
50年も前に刊行された作品のようですが、2011年に復刊され、話題作として書店に並べられているのをよく見かけていたので気になっていました。 全13話から構成される連作短編集で、第1話でとある陶芸家が焼き上げた青い壺が全話に登場します。 所有者が変わるごとに全く異なる人生を垣間見ることができ、短い話...続きを読むながらもそれぞれの苦悩や本音が浮き彫りにされている点が凄いなと思いました。 また、昭和の時代背景を感じるレトロな文体も逆に新鮮でした。 皆を魅了した青磁の壺とは、一体どれほど美しいものだったのか。 頭の中でイメージを膨らませながら読むのは非常に楽しく、良い読書体験でした。
「美しさとは、確かな基準がないものであって その価値は人それぞれに委ねられる」 これは間違いなく理に叶っているとは思うが、ぞわっとさせられた、、、 普段読まないジャンルの小説だったので、個人的には祖母や母と感想を語り合えるのが嬉しいところ。
うつくしいものは、望もうと望むまいと、ひとの真実を露わにする 青い壺が描きだすのは、うつくしいものがみずから背負った宿命、意図しない残酷、または世の理のすがた 青磁の色・・・なるほど
面白かった。 ある陶芸家が作った青磁が転々と人々の手を渡ってゆき、その様々な人間模様が描かれていく。 何か大きな事件が起こるわけではないが、普通の人々の普通の生活の中のちょっとした寂しさだったり幸福だったりが感じられて面白かった。 50年前の作品がなぜ今話題になっているのかは不明だが、人間関係が希薄...続きを読むな現代だからこそこういった人間ドラマが沁みるのかもしれない。
50年近く前の本がなぜ今頃?と思ってました。 有吉佐和子さんが没後40年になること 原田ひ香さんが、こんな小説を書くことが夢ですと帯コメントをしたことが火をつけたようですね。 50年近く前でも現代と同じ様な風景を感じられ 自分と重なる事で共感をよぶのでしょう 13章ありましたが忘れてるよ章があり再度...続きを読む読んで確かめたい なぜ自分の作品に名前を彫るのを止めておこうと思ったのか… 壺を持つ人によって価値観や思いが変わっていく 物の価値って名前やブランド値段ではないってことですかね…
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
青い壺
新刊情報をお知らせします。
有吉佐和子
フォロー機能について
「文春文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
悪女について
新装版 和宮様御留
有田川
有吉佐和子の中国レポート
有吉佐和子ベスト・エッセイ
一の糸
美っつい庵主さん
海暗
「有吉佐和子」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲青い壺 ページトップヘ