ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
読めばハマる有吉佐和子。幻の名作長篇 無名の陶芸家が生んだ青磁の壺が売られ贈られ盗まれ、十余年後に作者と再会した時。人生の数奇な断面を描き出す名作、復刊!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
良い物語を読んだ満足感がある。 たまたま焼き上がった奇跡のように美しい壺がたくさんの人の手に渡りながら、様々な人の生活が短編として描かれる。 一つ一つの短編は、なんだかやけにリアルで、ほっこりしたりギスギスしたり、色んな感情になる。 でも、人生ってそんなものだと思う。 自分の目線からでは毎日...続きを読むが大変でいっぱいいっぱいだとしても、その脇に置いてある一つの壺には、数多くの物語が内包されているかもしれない。 人一人の人生など小さく短いものだなあと考える。 この物語の時代は、戦争の面影を残している。 > 「男だけが戦争したような顔をしてもらいたくないわ。女にとっても、戦争は生涯を変える事件だったのよ。生きて帰った人たちは、忘れることができるのかもしれないけれど、私は何十年たっても忘れることはできないわ。いいえ、忘れるものですか」(p127) > こんな言葉があった。 人それぞれ目線は違って、戦争への見方も、壺の価値も、まったく違うのだ。 私は特に第七話が好きだ。 夫婦が戦争の厳しい社会環境の中で、慎ましく、密かな楽しみとしてディナーごっこをする。そしてそのディナーの夜を指して、こんな台詞があった。 > あの日のディナーほど素晴らしいご馳走はなかったように思うの。(p161) > そんな風に、厳しい中でも寄り添いあって、小さな幸せを見つけていける夫婦でありたいものだと思った。
青い壺がたくさんの人の手に渡り、その度にそれぞれの人間模様が描かれている。昭和51年からの作品だが、物語は全く色褪せてない。
青い壺が色んな人の人生を巡っていく。 特に、悠子が給食のメニューを試行錯誤しているお話が印象に残った。お豆腐入りの掻き卵とすりおろし人参入りカレーライスはしっかり家でテストして上手く行った。ほうれん草スープも上手くいくだろうと、いきなり本番で出してしまった。傲慢だった、と悠子は泣く。マグダレナの優し...続きを読むさに救われた。 マグダレナと母親の54年ぶりの再会は、私では想像もできないほど衝撃的だったんだろう。死に目に会えるように掟が変わったのは良いことだけど、同時に予想外の苦しみも生んでいた。でも、今後生きていくうえで後悔しないための意味のある痛みだと思う。 最後、タクシー運転手の「人助けをした者は悪事を働いても減刑になる」という話は驚きだった。 昔のお話は読み慣れなくて、言葉遣いや漢字の使い方が独特だったり、用語でつまづいて調べつつ読んでいたけれど、短編同士繋がりがあるので楽しく読めた。
静的な壺とそれを所有する人たちの織りなす人間模様が対比的で感慨深い作品でした。 色々な人生がありエピソードがあり、人々が様々な理由で壺を手放し、次の人がまたひょんなことから壺を所有することになる、その経緯も面白く、最後また作者と対面するところ、その再会のエピソードがまた良いです。中国のウン百年前の壺...続きを読むなんて評されて澄まして戻ってきた壺、制作者の驚きすらも壺は静観しているようで、なんだか壺に人々が翻弄されたような不思議な感覚です。 他の感想にもあるように7話が特に秀逸でした。贅沢って敵だと思っていたけど、これからは仲良くしてみようとおもいます。
こんな風に青い壺が繋がって行く話とは、全く想像していなかったので、新鮮だった。一つ一つのエピソードも身近に感じられるもので、親近感のある話だった。
面白いの一言、少し前昭和50年くらいの話、青い壺を巡るエピソードがとてもリアルで当日の世相や人間関係が、特に家族とか親しい友達の話が、秀逸、著者の博識ぶりには驚く。
以前勤めていた会社でお付き合いのあった方がSNSで紹介していました。 小説なのでネタバレにならないよう詳細な内容には触れませんが、一言でいえば、秀逸なエンターテインメント作品です。微妙に関係づけられた13のストーリーのすべてで発揮された、“語り口”の描き分けによる心理描写の巧みさには自然なリアリ...続きを読むティが感じられて、とても面白く読み進めることができました。
戦争が終わったあとの日本での日々を青い壺、が巡りに巡って色んなところに居候しながらも前へ進んでいく話。 うちの弓香さんの発言はほぼうちの祖母からも聞いたことがある話なので、きっとどの家庭のおばあちゃんもそんなふうに話すんだとほっこりした。 時代が変わっても、同じことが繰り返されるんだなと思った。 ...続きを読む定年したあとの旦那が家で邪魔なのはどの時代でも共通なのも理解できた。 最後の壺の鑑定だけ気になった。 きっと色んな人の手に渡っていい趣になっているんだろうな。
昭和50年代に出版されたというのに50年近く経ったいままた注目されている小説 ある陶芸家が一点物として作り上げた力作の青磁の壺 その壺が様々な持ち主を経て、陶芸家の元へ戻ってくるまでを描いた短編集 昭和の家庭を描いているので時代背景や登場人物の考えは古くはあるが普遍的な魅力がある。
青い壺の持ち主がコロコロ変わっていくお話。話の中に次のパートの主人公が出てきてて次は誰だろうってこの人は誰だったかなと探しながら読むのが楽しかった。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
青い壺
新刊情報をお知らせします。
有吉佐和子
フォロー機能について
「文春文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
悪女について
恍惚の人
華岡青洲の妻
有田川
有吉佐和子の中国レポート
有吉佐和子ベスト・エッセイ
一の糸
美っつい庵主さん
「有吉佐和子」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲青い壺 ページトップヘ