ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
読めばハマる有吉佐和子。幻の名作長篇 無名の陶芸家が生んだ青磁の壺が売られ贈られ盗まれ、十余年後に作者と再会した時。人生の数奇な断面を描き出す名作、復刊!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ひとりの陶芸家が焼き上げた美しい「青い壺」をめぐる連作短編集でした。 半世紀も前に書かれたのに、そこに描かれている人間模様や人生の悲哀・裏表などが、今の時代にも当てはまることばかり(いわゆる「あるある!」)で、全然古臭さ感じさせない小説でした。今でも広く読みつがれていることに納得です。 この美...続きを読むしい青い壺は、人間世界の様々なドラマを目の当たりにし、登場人物たちのささやかな幸福に寄り添って、何を感じていたのかなあと思わずにはいられなかったです。 有吉佐和子さんの作品に出会えて感謝しています。他の作品も読みたいです。
各所で評判になっているし、期待値Max! 無駄な言葉や説明がひとつも無いのに、時代の雰囲気やひとりひとりの心情がありありと浮かぶこと、端々から覗くその博識に「さすが!有吉佐和子!」と何度唸らされたことか! 「味覚というのは教養だからね」本当にもう、仰る通り!期待値を軽々超えて、おもしろかった。
有吉氏による2025年上半期文庫本売上1位の作品。 とある青い壺の旅を巡る13編の物語。 時に贈られ、時に盗まれ様々な形で人々の手を流転していく壺とそれを背景に映し出される人間社会の密度が素晴らしい作品。 有吉氏が戦時中の経験者ということもあり、戦時中から高度経済成長期の時代背景の解像度が非常に...続きを読む高く、自分がもち得ない価値観を得た気がする。 また、その時代から見た「現代」というのも巧みに表現されていて読む世代によって様々な見方ができると感じた。 この作品から何を感じ、どんな感想が生まれるのか。 是非様々な異なるバックボーンをもつ人たちに聞いてみたいと思えるようなそんな作品でした。
50年も前の作品なのに現代の心情に共通するものあり。青い壺の行方も興味深く、読後は、どれも晴れやかな気分になるかな。
50年前の小説がリバイバルヒット中ということで、有吉佐和子さんの『青い壺』を読みました。 ひとつの青磁の壺の10年にわたる数奇な巡り合わせを描いた連作小説。(私は映画『レッド・バイオリン』を思い出しました。他にも類似の構成の作品は複数あったかと思います) 壺を介して浮かびあがる登場人物たちの生き...続きを読むざま、老いざま、家族のありかた……どれもが生々しく、濃密で、圧倒された。むせかえるような昭和のにおいが心地よいと同時に、令和のいま読むからこそ深く共感できる普遍性も感じました。 すべてのエピソードが印象深く、登場人物ひとりひとりが愛おしいのですが、とりわけ心に残ったのはスペイン系ミッションスクールが舞台となる章。(有吉さんと同じ母校だったので…)在りし日の校長様のお声や、シスター方のたたずまいが、ついよみがえってきてしまいました。 有吉さんの小説やエッセイなど、お恥ずかしくも未読のものがあと数冊あり年内中に読みたいなと思います。(と言いつつ、久々に猛烈に『悪女について』を読み返したくなっている!)
とても読みやすく、面白かった。評判になるわけだなぁ。 有吉佐和子さん。劇作家、演出家でもあるようで。会話部分が多いので、短編ひとつひとつがドラマのように脳内で再生された。
青い壺が巡り巡って異国の地で見つかった価値のある美術品に。 各短編で描かれている人間模様が正に、価値観なんて人それぞれ、自分が満足出来ていれば幸せなんだ。 そんな風に纏めたくなるお話であり、共感出来る面白い小説でした。
有吉佐和子さんの本は初めてでした。 なんでもない話のようで、何だかやめられない本。壺が主役で、色んな人の手に渡っていく。壺からしたら、色んな人間模様が見られ、さぞかし有意義だったでしょう。 面白かったです。
ある一つのアイテムを介して物語が紡がれていく系の中でも崇高な気配がする作品。 青い壺にまつわる短編のそこかしこで青磁の魅力を常に感じる。 その魅力は青い壺がどんな時を過ごすかを切り取ることによりさらに増していくし、青い壺が過ごすその時間が物語をぐっと深めている。 古き良き時代に生きる人たちの強さ、逞...続きを読むしさ、大切にしている考えを青い壺が紡いでいく。 この作者は初めて読んだけど、NHKで話題になったのも納得。
青い壺を巡る13の物語りで、“有吉文学の傑作”。 初出は昭和51年。文庫新装版は平成23年で今年(令和7)第42刷で上半期文庫ランキング第1位とのこと。爆笑問題 太田光さんの「信じられないくらいに面白い!」ほどではないが、“小説の醍醐味”を感じた。今の時代に支持されているのは、メディアの影響もあるん...続きを読むだろうが、各話に登場する人物に美しい昭和を感じられるからかもしれないと思った。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
青い壺
新刊情報をお知らせします。
有吉佐和子
フォロー機能について
「文春文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
新装版 和宮様御留
悪女について
有田川
有吉佐和子の中国レポート
有吉佐和子ベスト・エッセイ
一の糸
美っつい庵主さん
海暗
「有吉佐和子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲青い壺 ページトップヘ