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読めばハマる有吉佐和子。幻の名作長篇 無名の陶芸家が生んだ青磁の壺が売られ贈られ盗まれ、十余年後に作者と再会した時。人生の数奇な断面を描き出す名作、復刊!
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Posted by ブクログ
青い壺を巡り、様々な家庭の有り様がドラマを観ているようだった。 (p327)省造のあの壺がスペインまで行ったことが判明 古美術鑑定呪う人は800年前の物だと言っているあたり、最後に減刑というくだりでオチがついている漢字も凄い 2話の寅三の行動に、自分の中にある将来の '老い'への...続きを読む不安をし撃された
五十年も前の作品だが全然古臭くない。登場人物の心情がよく分かる。そうだよねえと共感したり、それは災難と同情したり。スキマ時間に読むのにとても良いです。
面白かった。かなり前の話のはずなのに、全く読みづらくなく、人間の感情の普遍性を思い知らされた。 青い壺がバトンのように様々な人生の物語に入り込んだ短編の連なりが、1冊の本に重厚感をもたらしていて、読後の満足度が高かった。
有吉さんといえば中学生の頃、笑っていいとも!の有名なコーナーをジャックした強烈な思い出が笑 (皆さんわかりますかね?) それから約40年後!に初めて作品に触れました 数年前に一度読みかけたのですが、退屈な昼ドラを見ているようで気持ちが入り込めず、2回目の挑戦でしたが、今回はすんなりと作品の世界に入り...続きを読む込む事ができました 今に比べると遥かに終戦から時間が経っていない時代背景を感じた点や、今と大して変わっていない感情の移り変わりの対比が面白かった
デパートの発注を堅実にこなす陶芸家が 3つだけ作った一点物。 そのうちのひとつが、たまたまの環境から素晴らしい発色をする。 その美に人が触れるときに生まれるあれやこれや。 立場。欲。生活。節目。 美が人生を反射して生まれるプリズムが物語になる。 これは本筋とは全く関係ないのだけれど、 昭和51年...続きを読むに上梓されている本作中で すでに「爆笑」が「一人で大笑いする様子」に使われているのが興味深かった。
有吉佐和子さんの本を初めて読みました。読んでいるとき、私が子どもの頃、母が有吉佐和子さんの「恍惚の人」本を読んでいたような場面を急に思い出しました。 有吉佐和子さんは両親とほぼ同世代。この小説の登場人物は、両親が育った時代でした。当時の人たちの考え方・気持ちなど、郷愁を感じながら読んでいましたが、...続きを読むこの作品で繰り広げられる会話の内容は、昭和ならではの考え方もありますが、例えば、相続問題・歳を取ってからの集団旅行など…は、現代でも変わっていないなぁと親近感を覚えました。 また機会があれば、別の作品も読んでみたいと思いました。
名もなき陶芸家が作った青い壺。 その壺が巡っていった人々のお話。 どのお話もとても味がある。 書かれたのが1970年代。まだ戦争の名残が残っている時代。そんな所もとても新鮮に感じた。 個人的には70歳すぎた人たちの同窓会での京都旅行。三恵子の様な我が強い、お節介。身近にいたらちょっと引いてしまう。そ...続きを読むれにしても自分の入歯を洗剤に浸している所に三恵子が自分の入歯を入れたのはちょっと笑ってしまった。 皆んなが高評価なのか納得!
次々と持ち主が変わる青い壺にまつわる話。 多少考え方が古臭いなとは思いつつ、読後に50年ほど前の作品だと知り納得。 最終章は予想がついたが、関係なく面白かった。 8話が好きかな。
時代背景は戦後のお話。 青い壺にまつわる人間模様を描く13話からなる短編。でもつながっている。 戦後の時代の様子もわかりとても面白く最後まで読めました。
半世紀前の作品の中に書かれている人も、今の人も本質はそう変わらないんだな。 不意に完成した傑作と呼べる様な「青い壺」が何らかの事情で世の中を流転する。その青い壺がある風景をその時の所有者とその周囲にいる人が生き生きと描かれています。 おばあさん達の同窓会は愉快だし、裕福では無くても気持ちが豊かに...続きを読む生きている人もいる。 今の若いものはと相変わらず言っている。 そんな人達を書いた短編が13作書かれています。 無名の傑作とも言えるような「青い壺」。壺は数奇な運命で製作者の目の前に還ってきます。ただ、高名な陶芸評論家には自分の作品とは信じてもらえず。それでも作品の持つ魅力は評価されるし、人を助けるような力もある。 自分の名を売るような事ではなく、そんな作品を作ることができることに満足したのかな。自分の名などなくても、それが持つ力は変わらない。そうであればいい。そんな風な事でしょうか。 そんな潔さを最後に感じました。 この作品や「カフェーの帰り道」など、昭和期、特に第二次世界大戦前後を読める作品が最近目立ちます。 今の時代のなんとなくある閉塞感みたいなものが、あの頃も大変だったとか、その中でも明るく慎ましく生きていたんだとかそんな事を読みたいのかな。そんな事も感じました。
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