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卒業を間近に控えた女子大生仲良しグループ。珠美は秘書、文代は教師、トモ子は編集者など、7人それぞれの進路へ巣立とうとしている。恋愛に憧れつつも、まだ見合い結婚が主流の終戦直後、彼女達が常に盛り上がるのは、唯一婚約者のいる祐子の話だ。卒業後、婚約者の誕生日に全員が祐子の家に招待されるが――。若い女性の心の葛藤を、瑞々しく描く。有吉文学の原点となった、初の長編小説。
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Posted by ブクログ
若い頃の初の長編、という触れ込みから、読む前はあまり期待していなかったけど、ぐんぐん引き込まれてどんどん読んだ。超おもしろかった。
仲良しグループ7人の、大学卒業後の人生を追うだけでも、興味が尽きないのに、
のっけから胡散臭い祐子の言動がとにかく気になるし意地悪な興味が次々湧いてくるし、いちばんストーリーテラー的な目線を持った文子は冷静でお人好しでかっこいいし、最高だった。
終戦後、女が余りすぎていたという状況にも、なるほどと思えたし、ケータイとかスマホがないから家または勤務先に直電するか訪問するかしか会う方法がない感じも懐かしかった。
けど文体は全然古くないの。昨日書いた?っていうくらい、気持ちの温度感もリアル。毎度思うけど有吉佐和子さんはそこがすごい。男性有名作家の800枚すごい。
今ちょっと、推しの教養系インターネット芸人の影響で、SF小説とかに手を出しては理系の感じがどうしても合わず睡眠導入剤になりまくってたりしたので、有吉佐和子作品の良さがめちゃくちゃ沁みた。これからも収集して読み尽くす!!
Posted by ブクログ
今は、いつまでも独身でいる女性はたくさんいるし、それが別に恥ずかしいことでもなんでもないけど、終戦直後となると、そうもいかなかったのかなあと思いました。
でももし私がいま、仕事をしているけど独身だったら、この本を冷静に読めたかなあと思うと、怖い気がします。
今と終戦直後じゃ、だいぶ感覚は違うけど……。
文代やトモ子なんかは仕事を持ってるからこのまま独身でも大丈夫だけど、薫みたいに大学卒業後家事手伝いになって、そのまま結婚せず……って人は、その後どうするんだろう。
それにしても裕子。
初登場の頃から、「うわ、私こういう女絶対友達になりたくない」と思いましたが、最後の最後までやっぱりそんな感じの女でした。
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