乱舞

乱舞

440円 (税込)

2pt

4.6

日本舞踊界の中心的存在として隆盛を迎えた梶川流。将来も安泰に思えたある日、家元猿寿郎が事故死した……。そして家元の血を継ぐ隠し子たちが、未亡人となった秋子の前に現れる。妹の千春や母の寿々までもが跡目を巡り弟子たちと争いを繰り広げるなか、梶川流を守るため、秋子が選んだ道とは――。因襲の世界で懸命に生きる女たちを描いた波瀾万丈の人間ドラマ。『連舞』に続く傑作長編小説。

...続きを読む

乱舞 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月02日

    有吉佐和子さんの小説、最近ものすごく惹かれている。たおやかだけどきびきびした緩急のある文体、豊富な語彙で選ばれた言葉たち、様々な登場人物の人間味(一瞬しか出てこない人物ですら目に浮かぶ!)、現実を映し出したような予定調和ではないストーリー…。
    今作も一気読み。

    前作から更に強くなった秋子、ラストの...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年10月18日

    『連舞』の続編。

    秋子の強さが際立っている。
    強すぎる女性は痛快に思う。

    ただ最後は予想通りの展開になっていた。
    それでも引き込まれる作品であったのは確か。

    0

    Posted by ブクログ 2011年07月25日

    連舞(つれまい)・乱舞(みだれまい)の後編。
    絶版になったと思っていたら、こんな表紙になっているのにびっくり。(でも本屋でみかけない)

    踊りという特殊な世界で生きる女の話。有吉さんの文章は踊り物、芸者ものでも読みやすいし、ぐっと読ませるし、とても好きです。

    踊りの師匠を母にもつ才能のない姉と、家...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年09月27日

    連舞(つれまい)の続編。
    思い出す部分もあるので、連舞を読んでからの方が内容的にはわかりやすい。
    続編というより秋子の完結編という感じもする。
    有吉佐和子の描く女性は強い。
    芯の強さを持っているので、安心して読み進んでいける。
    大河・・・・という感じのする小説。

    0

    Posted by ブクログ 2011年02月11日

    『連舞』の続編。家元夫人となった秋子が、家元の突然の死後、次期家元を決める際の活躍を描く。
    日本舞踊の世界観・価値観が門外漢にとっては新鮮だった。どうしても千春の夫・崎山の視点で読んでしまう。それが本質を突いているように思えるから。

    「日本舞踊のように消費経済を基盤としている世界」
    「切符はプレイ...続きを読む

    0

乱舞 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

有吉佐和子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す