有吉佐和子のレビュー一覧

  • 夕陽ヵ丘三号館

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    親として何度か刺さる場面がありました。子供からみたら、こんな騒がしい親だと疲れそう。でも、何とかうまくいけばそれでいい。

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    2026年06月26日
  • 役者廃業・三婆(新潮文庫)

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    中でも「亀遊の死」が秀逸で
    語り部として進むうちに
    場面が見えてきます
    「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
    すで芝居を観るような体験ができます

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    2026年06月23日
  • 青い壺

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    有吉佐和子さんの本を初めて読みました。読んでいるとき、私が子どもの頃、母が有吉佐和子さんの「恍惚の人」本を読んでいたような場面を急に思い出しました。

    有吉佐和子さんは両親とほぼ同世代。この小説の登場人物は、両親が育った時代でした。当時の人たちの考え方・気持ちなど、郷愁を感じながら読んでいましたが、この作品で繰り広げられる会話の内容は、昭和ならではの考え方もありますが、例えば、相続問題・歳を取ってからの集団旅行など…は、現代でも変わっていないなぁと親近感を覚えました。

    また機会があれば、別の作品も読んでみたいと思いました。

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    2026年06月23日
  • 針女

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     ずっとずっと昔高校生の頃、紀ノ川という作品を読んだことがあります。内容はぜんぜん覚えていません。ここのとこと読んだ有吉さんの作品はどれも面白くて、すぐにズボッとはまってしまいます。気づいたら作品が終わってしまっている感じです。
     まるで人が違うほどの一変がどんなものか想像しながらでしたが思ったものとはちがう変わり方でした。この二人きっと世帯を持つのだな…と感じました。

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    2026年06月16日
  • 女二人のニューギニア

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    めっちゃオススメです!学術的にも貴重な資料になるんじゃないか。でも、とにかく面白い。すごい人だな有吉佐和子さん!

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    2026年06月12日
  • 青い壺

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    初の有吉佐和子さん作品。
    読んでよかった。
    この手間のかかるまわり道みたいな流れが、なんだかすごく懐かしい気がした。とはいえ、緻密に組み立てられた作品に接することで、楽しみだけの読者タイムではない、なんというか、背筋を伸ばして本を読むというか、ちゃんと本と向き合うというような貴重な時間を過ごした。(実際はいつものように寝る前の読書タイムではあったのですが…)

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    2026年06月08日
  • 青い壺

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    良い物語を読んだ満足感がある。

    たまたま焼き上がった奇跡のように美しい壺がたくさんの人の手に渡りながら、様々な人の生活が短編として描かれる。

    一つ一つの短編は、なんだかやけにリアルで、ほっこりしたりギスギスしたり、色んな感情になる。

    でも、人生ってそんなものだと思う。

    自分の目線からでは毎日が大変でいっぱいいっぱいだとしても、その脇に置いてある一つの壺には、数多くの物語が内包されているかもしれない。

    人一人の人生など小さく短いものだなあと考える。

    この物語の時代は、戦争の面影を残している。

    > 「男だけが戦争したような顔をしてもらいたくないわ。女にとっても、戦争は生涯を変え

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    2026年06月05日
  • 非色

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    こころ揺さぶられた。
    主人公の笑子にとても好感もてた。差別主義者ではないけど、自分の中にある優越意識、劣等感を認識して、問いかけている。その姿が自分自身と重なった。
    私も人はみな平等と頭では思っているが、実際笑子の様に、差別し自分の方が優位であることに安心を感じている自分がいる。
    人間である以上、この感情を全て取り去ることは難しいのかなと実感した。
    この本を進めてくれた母は、人間の業だと。かなしいけど腑に落ちる。
    つい感情的になって、そういう思考に囚われてしまう時はずっとあると思うけど、笑子のように、その時はなぜそう感じるのか、思うのか、を無視せずに問いかけていきたい。例え答えが出なくても。

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    2026年06月06日
  • 恍惚の人

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    数十年前の小説なのに全く古びていないことに驚く。

    赤子から成長し、出来ることが増え、成熟し、年を取ることで出来ないことが増えていき、赤子に戻っていくような。

    時にユーモアを交えながら軽妙な筆致で目をそらしたい老化、死への道筋を丁寧に描き出す。

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    2026年05月31日
  • 有吉佐和子ベスト・エッセイ

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    屈託なく何でも知りたいトライするという部分と、やりたく無いのにそんなふうになっていたという人の良さも、これだと決めた事のみに絞るところも。
    書きたいものを見つけるとその取材や調査に没頭、説明者が嫌がるほど聞き、調べ、自分なりのものにしていく。
    インドネシアにいた幼少の頃は体が弱く、多読。有島武郎や夏目漱石全集も読破。高校では健康でバレーボールに打ち込む。岡本かのこにバイタリティーを学ぶ。
    複合汚染、紀ノ川、阿国、ニューギニア、カトリック、歌舞伎、大徳寺、歴史、どれもどれも深く広い熱心さと教養に圧倒される。

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    2026年05月29日
  • 恍惚の人

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    書かれてから40年以上経っているはずなのに、色褪せない。

    老人の介護問題がリアルに描かれている。
    自分が親の介護をする側にまわることも考えるが、自分自身が老いてどんな老後を送るのかも考え、怖くなってくる。

    茂造のケースで良い方なのか...。
    自分の祖母がボケてきたのを実感しており、時々遠くまで出歩いて帰って来られなくなり警察の世話になっているので、とても他人事とは思えない。

    祖母の様子を見て、父の老後も似たようなものかもしれないと覚悟していたけど、自分の人生の延長としては考えたことなかったな...。でも当たり前に自分も老いる。

    老人を抱えたら、誰かが犠牲にならなきゃいけないなんて、そん

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    2026年05月29日
  • 華岡青洲の妻

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    最近になって、有吉佐和子作品を読み始めた。
    そしてハマっている!
    「恍惚の人」を最初に読んだのがキッカケだが、どの作品も本当に面白く、何十年経った作品であるのに色褪せない感じがして、共感や感情移入するのは、人間模様はいつの時代もそんなに変化がなく同じようなものなのだからかと。

    あと、漢字の勉強にもなったし、語尾の「〜やのし」「〜かのし」「〜よし」が印象に残る作品だった。

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    2026年05月24日
  • 非色

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    色に非ずとはこういうことか。
    とラストで理解した。
    人間は誰かより優位であると感じられないと生きていけない生き物なのか。
    差別はいけないことと頭では分かっていても生きていてどこかで人と比べることのほうが多いと思う。
    それよりも、自分はどういう存在であるのか、自分の価値を自分で見出して抱えて歩くことが重要なことなのだとこの本を読んで理解した。

    60年以上前の本だとは思えないほど理解しやすい。
    他の作品も読みます。

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    2026年05月23日
  • 夕陽ヵ丘三号館

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    昭和の時代の一流商社の社宅。奥様方の嫉妬と羨望の蠢く世界。噂話や陰口など女性作家でしか描けないだろう。この作家の人間観察力は恐ろしい。人の醜い一面もあくまで冷静に描写している。

    中学生男子の成長と成績の低下、悩む母親とグチを聞くばかりの夫。

    社宅でもマンションでも、令和の今はここまで濃密な人間関係は良くも悪くもないだろう。

    終始社宅の中でのみ展開される密室劇。劇的な展開も少ない。

    近年再評価される有吉佐和子。松本清張と並び、一見平々凡々とした人間関係をここまでサスペンス調に描ける稀有な作家。

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    2026年05月23日
  • 悪女について

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    肉乃小路ニクヨさんのネーミングの由来にもなった、富小路公子が「悪女」として登場する小説。
    友人の勧めで読み始めました。

    第1章から展開は早く、ボリュームはあるのですがテンポよく読めました。
    賢くて、美しいものが好きな公子さん。
    「まああ」「ご免遊ばせ」使っていきたいですね。

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    2026年05月23日
  • 青い壺

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    ネタバレ

    有吉さんの作品は2作目です。

    戦後の豊かになった日本の生活が
    とても面白く描かれている作品。

    青い壺が色んなところを転々として
    壺の周囲の人達の様子が書かれている。

    本屋さんで積まれていた書籍で
    気になっていたところ
    オーディオブックにあり読んでみた。
    (聞いてみた)

    戦争に行った人の話が
    所々で書かれており
    昭和の時代背景を感じる事ができる。

    全体的に明るい内容で
    小説としても面白みのある作品。

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    2026年05月19日
  • 非色

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    60年以上前の本なのに全く古さを感じないのは未だに「差別」の問題が現存しているからだけど、「差別はいけないこと」とわかっていてもどこかでしてしまうのが人間。だから、認識しつつ、どう自分は向き合うかが大事。

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    2026年05月15日
  • 悪女について

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    どこがって言われると難しいけど、めっちゃおもしろかった。どれがほんとの君子さん?登場人物それぞれが接した見てきた君子さん、誰が騙されていたの?みんな??みたいな。有吉佐和子作品に最近ハマってます。

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    2026年05月10日
  • 恍惚の人

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    ネタバレ

    主人公の介護小説。最後に泣けるいい小説だった。家族の男共の無能、無責任ぶりにはイライラするが時代かな。

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    2026年05月07日
  • 華岡青洲の妻

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    何となく読み始めて
    時代背景の知識もないのに、ぐいぐいと引き込まれる。
    流石としか言いようのない
    再読したくなる貴重な作品でした。

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    2026年05月06日