有吉佐和子のレビュー一覧
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ネタバレ富小路公子さん…多分、悪女ではないんじゃ?
27人の証言がそれぞれ異なるのは、公子さんが各人物に合わせた顔を作っていたのかな?
人は誰かに対して、「こうであってほしい」という気持ちの上で印象づけてしまうんだろうなぁと思いました。
彼女の事をとやかく言っていた人物も、擁護出来るほどの生き方でもないですし、根っからの悪人はいないと思うんですよね…。
次男の証言が1番真実に近い気がします。
自殺をしたとき、公子さんが見える世界も公子さん自身の容姿も、自他共に認める最も美しい瞬間だったのかなと。
公子さんにとっては全て嘘偽りない…だけど、生い立ちに相当のコンプレックスを感じ、かなりの努力をした結果 -
Posted by ブクログ
静的な壺とそれを所有する人たちの織りなす人間模様が対比的で感慨深い作品でした。
色々な人生がありエピソードがあり、人々が様々な理由で壺を手放し、次の人がまたひょんなことから壺を所有することになる、その経緯も面白く、最後また作者と対面するところ、その再会のエピソードがまた良いです。中国のウン百年前の壺なんて評されて澄まして戻ってきた壺、制作者の驚きすらも壺は静観しているようで、なんだか壺に人々が翻弄されたような不思議な感覚です。
他の感想にもあるように7話が特に秀逸でした。贅沢って敵だと思っていたけど、これからは仲良くしてみようとおもいます。 -
Posted by ブクログ
畑中さんに似ている友人がいる。
とにかく規格外で、誘い文句が巧妙。
いつも丸め込まれて、ノコノコついていく私と有吉さんが重なって見えていた。だから他人事とは思えず。
足の爪剥がれてるのに山越えようとか。
断ったら軽蔑されるとか。
勝手に瘡蓋掻きむしるとか。
とにかく理不尽のオンパレード。
そんな畑中さんの扱いを覚えて
なだめたりすかしたりする術を身につけていく有吉さんの処世術に拍手。
本当だったらかなりシビアな状況だったと思われるが、コミカルな文体に落とし込まれていて読みやすく、
見たこともないはずの光景も目に浮かぶような情景描写。
流石ベストセラー作家だなと思う。
久々に単純に読書してい