有吉佐和子のレビュー一覧

  • 青い壺

    Posted by ブクログ

    近所の古書店で見つけ、今評判なのを知っていてつい購入。
    有吉佐和子さんの作品は初めてです。(読書歴は短いですが)
    2011年が初版の小説ですが、昭和チックな家族観だと思いました。
    大変読みやすく、すぐに読み終えました。
    7話のキレッキレのお母さんが良かったです。
    さぞかし、頭がよく活動的な方だったのだろうなと思います。
    そして息子に容赦がないw。
    7話と8話は同じ家族の話ですが、素晴らしい家族だなと思いました。
    9話のおばあさん達もよかった。
    すごく楽しそうに描かれていました。
    会話の多い内容でしたが、その人柄ごとに書き分けられ、とてもよかったと思います。
    こういうのはやはり日本語の良さかなと

    0
    2026年01月18日
  • 華岡青洲の妻

    Posted by ブクログ

    唸るしかない。この薄さで女の六十余年の生涯を描き切るのである。武家から望まれて医者の家に嫁ぎ、慕っていた絶世の美貌の姑とやがては静かなれど凄惨ない関係に。世界初の全身麻酔手術を成功させた華岡が麻酔薬を完成させるまで、姑と人体実験の座を争うのである。
    それには「勝った」はずだが、最後の数行で、男の目から見ればそんな女たちの営みもが、当時の世では、ものの数にも入らぬのだと示され、なんだか改めて愕然とするのである。いや、今の世でもそうだよな。
    ところで文章のきりりと角の立った美しさよ! 時代もののこととて、漢字も多く古風なのだが、昔の紀州の方言が実に味わい深い。「〜のし」って語尾、ほかにあるー?

    0
    2026年01月18日
  • 青い壺

    Posted by ブクログ

    初詣の帰り、本屋さん寄る?と珍しく友達から誘われて(笑)
    2人してこの本を買った。まあ、私は違う本も2冊買ったけど。時代が古いけど、そんなん関係なく、や、や、や、面白いやん。
    青い壺の持ち主が繋いでゆく小説。
    時代が昭和40~50年。
    その中でも旅行に荷物を詰めているとこから、着物なに着ていくのを悩んでるとこから70歳の祖母が同窓会の京都旅行が無茶苦茶面白い。質素な夕御飯とか、名所を回るのに疲れる同級生達。青い壺は、戦中戦後の厳しい中を生き抜いてきた人たちの人間模様を見守る。10年間怪我もせず割れもせず、様々人生ともに古色がつき名作となる。それに満足する作者。なんかいい。
    早く友達と感想を分か

    0
    2026年01月18日
  • 恍惚の人

    Posted by ブクログ

    50年以上前に書かれたとは思えないほど、違和感なく読めた。今の悩みもそんなに変わらないと思うと、生きるって、なんなんだろうか…。敏の真っ直ぐすぎる言葉が痛い。
    考えるテーマではあるけど、これだけドッシリとした作品が読めて嬉しいと思う。

    0
    2026年01月17日
  • 青い壺

    Posted by ブクログ

    さすが復刻版のベストセラー!
    まったく古さを感じない
    それどころか今流行りのオムニバスに繋がる洗練された運びに感心することしきり

    0
    2026年01月14日
  • 夕陽ヵ丘三号館

    Posted by ブクログ

    社宅の「渡る世間は鬼〜」
    の、展開⁉︎と、面白がって、読み進めましたが。

    三号館に越してきた主人公家族。
    同じ面積に建つ一号館、二号館は世帯数が倍。
    だって三号館はメゾネットタイプ‼︎
    でも、四号館建ち始めたら、赤とんぼ→カラーテレビのアンテナが‼︎
    そして、五号館に駐在員の家族たち⁉︎

    振り幅が広く。極端⁉︎かも。
    渡鬼ではなく…って。

    笑えなくって、怕さを感じた次第。

    0
    2026年01月13日
  • 青い壺

    Posted by ブクログ

    時代を感じる小説。どの章でも、ストーリーの背景や小道具としての演出なのに、凛とした青い壺の存在が目に浮かぶ。感動!というより読んで唸った。

    0
    2026年01月12日
  • 青い壺

    Posted by ブクログ

    半世紀前の作品がなぜ話題になっているの?
    と思い、読みました
    13話短編が、壺にまつわるお話
    昭和が細かく描かれて、人間関係や悩みは令和になってもあまり変わってないのかも…
    作品には、刻印しないという終わりかたがいいです

    0
    2026年01月11日
  • 悪女について

    Posted by ブクログ

    人に対しての評価って結局、主観でしかなく、自分の見える角度によってそれぞれ異なるって事が 面白く書いてある。40年以上前の作品なのに私にとって価値ある作品だった。

    0
    2026年01月11日
  • 青い壺

    Posted by ブクログ

    新装版が話題になっていたものの、正直なところ自分には縁のない本だと思っていた。たまたま義母が読み終えたものを譲ってくれて、何気なく読み始めたら予想以上に面白く、すっかり引き込まれた。全13話の構成はテンポよく読みやすく、どこか昭和のドラマを見ているような感覚。世代も暮らし向きも異なる13の家庭をそっと覗き見しているようで、最後まで楽しめた一冊だった。

    0
    2026年01月10日
  • 非色

    Posted by ブクログ

    青い壺が面白く、こちらの作品も読んでみた。同様に随分と昔に発行されていたにもかかわらず、今読んでも古臭い感じもなく新たな気づきもある。人種差別の歴史的な背景を知る事は現在も残る人々の深いところの感情を意識して世の中を見る事ができる。

    0
    2026年01月09日
  • 青い壺

    Posted by ブクログ

    ふら~っと丸善をうろついてなんとなく手に取って購入した本。
    話題になってたの知らなかったな、情弱…
    何冊か気になるのあったけど裏表紙読んでこの時の気分だった。

    なんか思わせぶりな青い壺だけどミステリーでもなく何かドラマチックな展開があるわけでもないけど、それぞれの人生に青い壺がさりげなく彩りとなり花を添え静かに見守っている感じがよかった。

    0
    2026年01月08日
  • 女二人のニューギニア

    Posted by ブクログ

    おもしろい!
    素晴らしく読みやすい文章で、その場にいるような臨場感があるし、まだ未知の世界が残されていた最後の時代かもしれない。
    文明化されていない人たちと接しながら、手探りで研究をする畑中先生とうっかり尋ねてしまった友人で作家である、有吉佐和子のエッセイ。
    熱帯の山越えも壮絶だし、たどり着いた先に何もない(缶詰のコンビーフばかり食べている)とか、川の水で洗濯したり、水を飲んだり、私は帰って来れないな、と思うようなエピソードばかり。
    女二人言いたいことを言いつつもカラッとした関係性の表現が良い。

    0
    2026年01月07日
  • 青い壺

    Posted by ブクログ

    「青い壺」がいろいろな人の手に渡ってその先々でいろいろな人生を垣間見る。共感できたり呆れたり。時代も昭和の中くらいらしく少し懐かしく感じました。
    面白かったです。

    0
    2026年01月05日
  • 青い壺

    Posted by ブクログ

    テンポよくするすると読めてしまった。
    美しすぎるものが目の前にある時、畏れを抱いたり距離を取ろうとしたりするかんじがリアルだった。
    主張せずとも人の才能は誰にも盗られることがないことを小説の最後の一文で表現されていて、素敵だなぁと思った。

    0
    2026年01月04日
  • 華岡青洲の妻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    100分で名著で知って買い、ようやっと読めた。

    請われて嫁いだのに、環境変化にも馴染もうと努力し、憧れの人と家族になれた喜びからの突き放し。夫にとって母よりも特別な存在になれることが自分の存在価値になっていったことが、皮肉にも麻酔薬の完成には必然だったのかも。
    夫はどちら贔屓でもなく、母、嫁にそれなりの対応だったのに、女たちが勝手にというのがなんとも。
    小姑がもっと間に立ってくれればまた変わっふたかもしれないのに。小姑も姑ほどではないが、侵入者に対する意地悪な気持ちがあったのでしょう。

    むかーし、子供向け漫画で読んだ華岡青洲夫妻の話からは想像できなかったお話しでした。

    0
    2026年01月01日
  • 悪女について

    Posted by ブクログ

    その五まで読み終わったが、もうこの話の中心である女のことが苦手で読み進めるのが嫌になった。

    そう思いつつその十まで読んでいるが、唯一自分の為になったことは、簿記を勉強したくなったこと。会社の状況を自分でも分かるようになって株やNISAへの投資に活かすのも面白そうだと思えた。
    自分で勉強を頑張り実際に活かしたことだけは凄いと思う。
    ただ平気で人を騙せるところは恐ろしかった。

    その十四まで読み終えて、少し自分の感じ方が変わっていることに驚いている。この子は本当の家族が欲しいことは偽りがなく、また金持ちを憎んで貧乏や不遇な人には優しくありたいのではないか。そういう意味で、清く正しくありたいと常に

    0
    2025年12月31日
  • 針女

    Posted by ブクログ

    夏に購入していて楽しみにしていた有吉佐和子さんの本。やっと読むタイミングが来た!
    読みやすい文体ととっつきやすい内容でさくさく進みました。

    太平洋戦争をくぐり抜けた女性の話で、孤児でありながらも和裁を家業とするおうちに引き取られて大切に育てられ、職を身に付け、ケガしつつもたくましく生きる様子が心強かった。
    縫い物まわりの事情や、戦前・戦中のそれこそ「丁寧な暮らし」がよく分かり、例えば針を布に刺すとき音を立てないようにするのが本当の達人みたいなこととか、義理のお母さんと2人で布団を剥いでもんぺとか服にすることが楽しいとか、自分でデザインしてすぐ服を作っちゃうところとか、100年も経ってないのに

    0
    2025年12月30日
  • 青い壺

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ひとりの陶芸家が焼き上げた、青い壺をめぐる13の連作短編集。
    デパートの美術コーナーで購入した定年退職した夫婦に始まり、様々な人の手に渡ってゆく。陶芸家の自信作にもかかわず、疎まれて人手に渡る時もあれば、治療費の代償の贈り物になり、酒場に置き忘れられたり、露天で三千円という安価売られていたり…青い壺がたどる運命は華やかではなく、現実的で容赦ない。
    美しさに一定の基準がないからこそ見る者、扱う者に価値を委ねられるほかないということなのかなぁ…そういう現実を突きつけられていて読み応えがあった。

    0
    2025年12月27日
  • 女二人のニューギニア

    Posted by ブクログ

    日経で紹介されているのを見て、読んでみた。
    女性2人のニューギニア滞在記。
    畑中さんのたくましさに驚嘆させられる。
    書かれたのはかなり昔だが、それを感じさせない面白さ。けど、当時のニューギニアに行きたい、、、とはさすがにならないな。

    0
    2025年12月26日