針女

針女

1,210円 (税込)

6pt

4.4

戦争中、弘一への想いを秘めたまま出征を見送った清子。
だが戦後復員した彼は、まるで人が違うほど一変していた――。
戦争の傷跡への苦悩と、戦後の混乱の中で生まれた人間の欲望……。人間ドラマとして見事に描いた傑作長編。
「有吉の筆が果敢に踏み込んだのは、
戦争の、いや、人間というものの恐ろしさなのだ――木内 昇」(「解説」より)

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針女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    有吉佐和子の小説は、善人が善人なだけでなく、悪人が悪人なだけでないから、読後スッキリしないのに何度でも味わいたくなる。
    お幸の変貌ぶりを思うに、人は自分の頭で考え、自分の手で生きる術をつかみ、自分の足で立たなければ、自分を見失ってしまうのかな。

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    描写が丁寧なので戦争を経験してなくても状況が目に浮かぶようだった。
    戦争は人を変えてしまうんだなぁ

    世津子さん好き

    0
    2025年07月12日

    Posted by ブクログ

    東京下町の大瀧三五郎の営む仕立て屋で、縫い子として働く矢津清子は、実の親はなく娘同然に三五郎とその妻のお幸と暮らしていた。
    彼らの一人息子が出征をし、戦後に復員したが以前の真面目さは影もなく正体の崩れた男になっていた。
    三五郎が亡くなり、お幸の清子に対する感情も障害を負った女に大事な息子を盗られてな

    0
    2025年09月19日

    Posted by ブクログ

    初読だった有吉佐和子さん。
    青い壺で知ったのですが、一言で面白かったとは
    言って良いのかわかりません。ただ、
    戦争がもたらした様々な人間の闇や人を変えてしまうほどの打撃をもたらした事は事実であり
    単純に戦争が良いとか悪いとかのお話では
    ありません。

    主人公の清子、親代わりだったお幸、三五郎
    息子の

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    ⭕️針女(しんみょう)
    主人公の清子は両親を失った後、裁縫の親方・三五郎に引き取られ、親方夫妻と息子との家庭のもとで、我が子のように愛情をもって育てられていた。
    三五郎の妻・お幸も、思いやりと優しさをもって清子と接していた。
    清子は針子としての資質に長けていたようで、若い時から仕事を任されるようにな

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    清子の目を通して描かれる戦争がとても恐ろしかった。こんな時代があったなんて…。

    新しい生き方を模索し、働きたいと考える清子が大変清々しく、そして力強く感じた。

    0
    2025年11月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いろいろ容赦なさすぎて、読んでいて辛い小説だった。
    主人公清子が針を踏んでしまい足が不自由になる。時代性はあるが、足が不自由な人を貶める言葉が再三出てきて、身体の不自由なかたが読んだらどんな思いをするかと思うとつらい。
    出征した幼馴染弘一を心の中で慕っていた清子、あるとき彼も自分を愛していたことを知

    0
    2025年10月22日

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