有吉佐和子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
わーやっと読み終わった・・・
もう絶版なのか本屋で売ってないから古本で購入。
まだ有吉佐和子の小説は3冊目だけど、登場する女性達、私好きです。
もう時代とか関係なく、彼女らの何かに固執する強さとか
ぶれない芯みたいなものを揺ぎ無く押し通す姿勢って
見てて気持ちいいし、天晴れだと思います。
朋子が母の遺言通りに、田沢の家にお骨を納めにお願いするために
赴き、ざっくりと断られた後、
「三つ重ねの包みを受け取るや否や、朋子は田沢家の門柱めがけて、発止と投げつけると、次の瞬間にはもう車中に戻っていた。「走って頂だい、早く。和歌浦へ戻るのよ」」
「あんな家は、一度火を点けて -
Posted by ブクログ
ネタバレ最後の義輝の話を読んで、君子は美しいものが大好きな純粋な少女だったのだろうと思った。
美しいものの為なら悪意なく人を蹴落とせるし美しく魅せる為に平気で嘘もつけるという異常性をもっている。
悪びれもせず金や土地を奪う被害者にとってはそれは悪女にしか見えないだろうし、君子が美しく見せようとしている相手には潔癖で綺麗な所しか見えない。
鬼婆のような窃盗癖のある母親は美しくないので実の親ではないと嘘をつき、義彦が美しくない附子の嫁を貰う事を許せない。
元から飛び降りる動機はあったものの、
二十六人目の話を読むに年齢を若く美しく偽らずに適切な治療を受けていれば、死ななかった可能性が高い。
しかし