有吉佐和子のレビュー一覧

  • 複合汚染

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ゆうきまさみの「鉄腕バーディー」の劇中、主人公(のうちの1人)が、界面活性剤という単語を「有吉佐和子の『複合汚染』に出てたやつだ」と言っているのを読んで、手にとってみました。高校1年だか2年だかの頃です。

    参院選における市川房枝応援の裏話から物語が始まり、いつの間にかメインのトピックが環境問題にシフトしています。

    物語半ばで、参院選の話が立ち消えているということで、「構成が破綻している」と手厳しい批評が多いようですし、この点に関しては僕もそう思います。が、それでも、繰り返し読んじゃうくらい僕は好きです。

    自然科学の専門的な知見だけを羅列したような内容になっていなくて、ちゃんと「生きている

    0
    2011年08月12日
  • 仮縫

    Posted by ブクログ

    大好きな世界でした。1960年代のオートクチュールメゾンを舞台に、トップデザイナーに見出された見習いがどんどんと才覚を見せてのしあがっていく物語。まさに有吉佐和子の世界で、メゾンの内装や豪華な生地の描写はうっとりするほどだし、お得意の女性同士のかけひきや心理描写に引き込まれて一気読みでした。

    0
    2011年07月16日
  • 複合汚染

    Posted by ブクログ

    初めて読んだのは高校生の頃だったか。土壌汚染、大気汚染は本書が書かれた頃よりましにはなっているのかも知れない。それでも、毒は毒であることに変わりはないのだけれど。

    0
    2011年04月08日
  • 乱舞

    Posted by ブクログ

    『連舞』の続編。家元夫人となった秋子が、家元の突然の死後、次期家元を決める際の活躍を描く。
    日本舞踊の世界観・価値観が門外漢にとっては新鮮だった。どうしても千春の夫・崎山の視点で読んでしまう。それが本質を突いているように思えるから。

    「日本舞踊のように消費経済を基盤としている世界」
    「切符はプレイガイドでは売れないのだ。出演者には割り当てられた切符をさばく義務がある限り、金持には胡麻をする風習は消えてなくならないだろう」

    家元とは何か、特殊な人間の集団で、人をまとめていくとはどういうことか、について考えさせられる。日本舞踊の世界がこうも簡単に分家・分派を認めるとは・・・。

    どんな人間の集

    0
    2011年02月11日
  • 不信のとき(下)

    Posted by ブクログ

    上巻を読み、「下巻を読むのを躊躇」したのが08年5月。
    それから1年9ヶ月経ち、ようやく下巻を読みました。

    相変わらず(ここに出てくる)男が大バカなのは同じだったけど、今回は道子、マチ子、そして小柳老人の奥さんに拍手!!

    特に道子とマチ子が2人で話をしたところはおかしくてたまらなかった。

    上巻では(ここに出てくる)男に腹が立って仕方なかったけど、下巻で「あ~、せいせいした。ざまあみろ」という気持ちになりました。

    0
    2010年12月09日
  • 一の糸

    Posted by ブクログ

    わがままで、贅沢好きで、
    夢中になると理性なんてふっとんじゃう茜

    わたしの中にも茜がいることを思い出した

    0
    2010年10月17日
  • 複合汚染

    Posted by ブクログ

    この本を読んでから、農薬とか食品添加物とか
    自分の周りにあるものの成分を気にするようになった。

    統計などは時間が経つと古くなってしまうけど
    それでもこの本の持つ啓発の力は失せない

    0
    2010年06月09日
  • 不信のとき(上)

    Posted by ブクログ

    これはドラマにもなった有吉佐和子の名本ですな。

    不倫話ですが、ただの不倫話ではござりませぬ。
    この人の文章は本当にぐいぐい引っ張られていきますわ。
    この本も例外ではありませぬぞ。

    男性にも女性にもおすすめですな!

    最後の大曇天返しは予想の斜め上を行くものでしたわ!

    しかし、ちょっとモヤっと感が残ったので★4つ!

    0
    2010年06月08日
  • 一の糸

    Posted by ブクログ

    とても読みやすかった!芸事を追求する難しさを良くここまで分かりやすく書けるなぁと関心しました。
    徳兵衛みたいな人がいたら惚れちゃうな!

    0
    2011年11月14日
  • 不信のとき(上)

    Posted by ブクログ

    男の浮気に対する女の非情な復讐を描いた問題作。
    昼ドラみたいにドロドロしていて、男と女の恐ろしい怖さを知った。

    0
    2010年01月30日
  • 連舞

    Posted by ブクログ

    以前に読んだ「乱舞(みだれまい)」以前のお話。ちなみに「れんぶ」ではなく「つれまい」と読む。

    やっぱり有吉佐和子の描く女達には粟肌が立つ。いわゆる「女の争い」だとか「女は化物」とかそういう陳腐な概念から想像してもらっては困るのだが、とにかく彼女の描く女は美しく、また怖ろしい。

    橋本治が、「昔の女にはすごい抑圧があって、それに耐えてて、時々ふうってなるから美しいんだよ〜ん」みたいなことを言ってたのを思い出した。懐古趣味に走って現代の女がどうこう言うつもりはないが、抑圧がないところに美しさがないというのは分からんでもない。

    乱舞を読み返したくなったが、家に見当たらない。残念。

    0
    2009年10月13日
  • 香華

    Posted by ブクログ

    祖母、母、子、孫の脈々と受け継がれていく、女としての運命。
    『芝桜』と違って、花柳界よりも宿屋の方が分量的に多かったかな??
    芸者から女将になっていくのは『芝桜』と同じ展開。
    でも、正子&蔦代の親友って関係と違うのは、郁代&朋子が親子って関係であるところ。
    郁代がいつまでたっても若々しく、ずっと女であり続けるのは、恐ろしいくらいでした。。
    「おかあさん、あなたが何度も結婚をし子供を何度も生んだりするから、
    私は結婚も子供もできないんですよ……!」
    とまで、実の娘に言わしめる母親は、強かで計算高くけれど信心深い蔦代をはるかにしのぐ、
    強烈な女でした。。

    この作品を読んで、人の死があまりにもあっ

    0
    2009年10月04日
  • 芝桜(下)

    Posted by ブクログ

    大正・昭和に生きた芸者の奇縁な友情の物語、とまとめると乱暴なのだが。
    主人公正子はときに(というよりは常に?)蔦代をうとましく感じ、逃れようとするが、結局は助けてもらったり、腑に落ちないながらも許したり。
    最初から最後までとらえどころのない「蔦代」には、読み手としても気味悪さを覚えるが嫌いにはなれない。したたかという言葉の枠に収まりきらない蔦代。
    大きく時代が変わりゆく中での、花街の様子、男女の心模様、戦争前夜の動きなどがまるで目の前で見てるかのようないきいきとした文章で、読み応えたっぷり。
    売れっ子芸者の話のタイトルが『芝桜』?と最初は違和感を感じたが、冒頭で芝桜の話があるものの、なんとなく

    0
    2009年10月07日
  • 一の糸

    Posted by ブクログ

    明治から昭和そして戦乱の時代・・波乱に満ちた女の一生は時に華やかで時に残酷。
    少女時代からその晩年まで長きに渡り一人の男を思う主人公はとても苦労をするけれど、愛を貫き通すその信念は、わたしにはないので実にうらやましい。
    文楽が物語の舞台を占めており、聞えないはずの三味線が胸を刺す、そんな描写は筆力のなせる業だろう。

    0
    2009年10月07日
  • 芝桜(上)

    Posted by ブクログ

    「悪女について」がおもしろかったので、同じ作者の花柳界を題材にしたこの作品も読んでみた。これもまたとてもおもしろかった。上下巻のボリュームだけど、一気に読んでしまった。 ジャーナリスティックな視点と、エンターテイメントとしての完成度の高さが有吉作品の魅力かな。
    この同じストーリーを䔍代目線で書いたものも読んでみたい。
    嘘をつくのがうまい人は、きっとソレ(嘘)を、本当だと思っているんだろうな。自分で本当だと信じているから他人に対しても説得力があり、信じさせてしまうんだろう。䔍代の嘘は、本人の中ではすでに「本当」にねつ造されていたんだと思う。しかし、こ

    0
    2009年10月04日
  • 不信のとき(上)

    Posted by ブクログ

    2月14日付日経新聞土曜日夕刊の文学周遊で、本書がとりあげられていたのと、「悪女について」が面白く、引き続き有吉佐和子の本が読みたかったので読んでみた。
    「悪女について」でも書いたが、有吉佐和子は社会派のイメージがあったので、本作も華やかな銀座や、アンダーグランドな匂いのする新宿2丁目などを舞台とした小説というのが意外だった。上下2巻というのが、ややボリューム過多なような、、。以下、下巻にてコメント。

    0
    2009年10月07日
  • 芝桜(上)

    Posted by ブクログ

    上下巻。
    いやいや。予想外におもしろかった。
    「はいからさんが通る」あたりの時代ですね。もっと後までいくけど。
    もうちょっとドロドロさを足すと、とっても昼ドラ向きだと思う。花柳界を生きた二人の女の話。
    蔦代みたいな女いるわ〜!絶対どこかで出会った気がするもの。
    蔦代が本当に正子のことを好きか、本当は嫌いか、読んだ人によって分かれそう。私は本当に好きではある、と思う。

    0
    2009年10月04日
  • 一の糸

    Posted by ブクログ

    時代は明治。筝曲を嗜む箱入り娘は文楽で三味線を弾く男に恋をするが、彼は妻子もちであった。
    よくある設定ではあるが、世間ずれした少女が恋に狂うさまや三味線弾きの男があくまで芸術を追求する姿など描写が生き生きしていて、時間を忘れて読みふけってしまう。
    古典芸能に興味のある人、明治時代特有の雰囲気が好きな人にはオススメ。

    0
    2009年10月04日
  • 不信のとき(下)

    Posted by ブクログ

    文庫 £1 新品で購入               
    ______________               
    (裏表紙より)
    妻にはないマチ子の淑やかさに浅井は惹かれていく。マチ子は子供を産みたがっていたが、浅井はあくまでも遊びのつもりだった。一方、初老の小柳は未成年の愛人に翻弄されていた。そして、不妊のはずの道子が妊娠した時、すべての歯車が狂い始めるのだった―。浮気が発覚して狼狽する男の愚かしさと、愛が憎しみに変貌した時の女の凄絶な執念。不信に満ちた男女の相克と描く長編小説。

    0
    2009年10月04日
  • 芝桜(上)

    Posted by ブクログ

    大正から昭和初期にかけて、激動の時代をかけめぐった芸者の葛藤が感じられられます。

    花柳界の厳しさを知りました。
    華やかな表。
    金と自由に縛られる裏。

    こんな世界を生き抜く女性の身のこなし方がとても勉強になりました。

    0
    2009年10月04日