有吉佐和子のレビュー一覧

  • 芝桜(上)

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    「悪女について」がおもしろかったので、同じ作者の花柳界を題材にしたこの作品も読んでみた。これもまたとてもおもしろかった。上下巻のボリュームだけど、一気に読んでしまった。 ジャーナリスティックな視点と、エンターテイメントとしての完成度の高さが有吉作品の魅力かな。
    この同じストーリーを䔍代目線で書いたものも読んでみたい。
    嘘をつくのがうまい人は、きっとソレ(嘘)を、本当だと思っているんだろうな。自分で本当だと信じているから他人に対しても説得力があり、信じさせてしまうんだろう。䔍代の嘘は、本人の中ではすでに「本当」にねつ造されていたんだと思う。しかし、こ

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    2009年10月04日
  • 不信のとき(上)

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    2月14日付日経新聞土曜日夕刊の文学周遊で、本書がとりあげられていたのと、「悪女について」が面白く、引き続き有吉佐和子の本が読みたかったので読んでみた。
    「悪女について」でも書いたが、有吉佐和子は社会派のイメージがあったので、本作も華やかな銀座や、アンダーグランドな匂いのする新宿2丁目などを舞台とした小説というのが意外だった。上下2巻というのが、ややボリューム過多なような、、。以下、下巻にてコメント。

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    2009年10月07日
  • 芝桜(上)

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    上下巻。
    いやいや。予想外におもしろかった。
    「はいからさんが通る」あたりの時代ですね。もっと後までいくけど。
    もうちょっとドロドロさを足すと、とっても昼ドラ向きだと思う。花柳界を生きた二人の女の話。
    蔦代みたいな女いるわ〜!絶対どこかで出会った気がするもの。
    蔦代が本当に正子のことを好きか、本当は嫌いか、読んだ人によって分かれそう。私は本当に好きではある、と思う。

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    2009年10月04日
  • 一の糸

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    時代は明治。筝曲を嗜む箱入り娘は文楽で三味線を弾く男に恋をするが、彼は妻子もちであった。
    よくある設定ではあるが、世間ずれした少女が恋に狂うさまや三味線弾きの男があくまで芸術を追求する姿など描写が生き生きしていて、時間を忘れて読みふけってしまう。
    古典芸能に興味のある人、明治時代特有の雰囲気が好きな人にはオススメ。

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    2009年10月04日
  • 不信のとき(下)

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    文庫 £1 新品で購入               
    ______________               
    (裏表紙より)
    妻にはないマチ子の淑やかさに浅井は惹かれていく。マチ子は子供を産みたがっていたが、浅井はあくまでも遊びのつもりだった。一方、初老の小柳は未成年の愛人に翻弄されていた。そして、不妊のはずの道子が妊娠した時、すべての歯車が狂い始めるのだった―。浮気が発覚して狼狽する男の愚かしさと、愛が憎しみに変貌した時の女の凄絶な執念。不信に満ちた男女の相克と描く長編小説。

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    2009年10月04日
  • 芝桜(上)

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    大正から昭和初期にかけて、激動の時代をかけめぐった芸者の葛藤が感じられられます。

    花柳界の厳しさを知りました。
    華やかな表。
    金と自由に縛られる裏。

    こんな世界を生き抜く女性の身のこなし方がとても勉強になりました。

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    2009年10月04日
  • 不信のとき(下)

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    妻にはないマチ子の淑やかさに浅井は惹かれていく。マチ子は子供を産みたがっていたが、浅井はあくまでも遊びのつもりだった。一方、初老の小柳は未成年の愛人に翻弄されていた。そして、不妊のはずの道子が妊娠した時、すべての歯車が狂い始めるのだった――。浮気が発覚して狼狽する男の愚かしさと、愛が憎しみに変貌した時の女の凄絶な執念。不信にみちた男女の相克を描く長篇小説。

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    2009年10月07日
  • 不信のとき(下)

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    ラストはそう来たか!!!
    悪事は隠せないものですな。
    悪事を働いた人の味方には誰もついてくれません。正しく生きましょう。
    女に産まれてよかった。
    だって、自分に子供が出来た時、
    その子供と自分は血がつながっているってちゃんと分かるんだもん。

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    2009年10月04日
  • 不信のとき(上)

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    夫が愛人(路子)との間に子供をこさえてくるなんてー。でもそれは彼にとっては浮気でしかなく、妻道子と築く家庭には不満があるわけではない。なんて男って勝手なのかしら!!!
    有吉佐和子の文章は隙がない。風景描写とか時代背景の説明とかが、現代作家にはないものをもっていて、だからこそ作者死してなお、作品は読み継がれていくのだろう、と偉そうなことを思いました☆てへ。

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    2009年10月04日
  • 芝桜(上)

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     香華に続いて外見は華やかだが、苦界で懸命にいきる女が主役。一本気な正子の視点でかかれており、蔦代の女としてのずるさはちらちらとしかみえず、それが不気味。

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    2009年10月04日
  • 不信のとき(上)

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    ドラマにはまって読み始めました。時代の違いを感じながら、でも、男と女は変わらないのだと実感。面白いです、下巻がたのしみ。

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    2009年10月04日
  • 不信のとき(下)

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    1日で読んでしまいました!ドラマではまだ出てこない修羅場が、ストーリーの結末が・・もぅ、止まりませんでした!
    女って、すごいですね・・

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    2009年10月04日
  • 芝桜(上)

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    こういう女って、確かにいるな…

    読んでいるうちに、蔦代のことがオゾましく、どんどん不気味に思えてくる。

    この話の主人公は、むしろ正子よりも蔦代なのかもしれない。

    蔦代は、「正子には常に劣っている」という劣等感が、おそらく自分でも気付かぬうちに、正子への足手まといを、自分に演じさせている。

    しかし、蔦代の腹黒い感情など、作品には全く登場しない。

    むしろ、限りなく純粋で、情に厚そうなのである。

    しかしこの蔦代という女、自分の欲望に限りなく純粋がゆえ、そのためには手段を選ばない。
    それが悪であることにすら、気付かない。

    女の純粋こそ最も始末が悪く、残酷なのだ。

    …と

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    2009年10月04日
  • 恍惚の人

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     そういえば学校で紹介されてたけど、読んだことがなったから今読んでみた。認知症が老人性痴呆と言われるようになってきた頃の話。
     変わりゆく舅の介護を通じて、戸惑いながら、気持ち身体もろとも揺れ動かされていく嫁昭子。
     読んでいる時はどうにもならなくて苦しい感じがしたけど、最後の湯灌をするシーンでなぜか涙が出てきた。 昭子さんの甲斐甲斐しい介護の裏にはいくつもの試行錯誤と、舅が憎いけど尊重したい気持ちとがあったんだよな…と思い出したから、湯灌を完璧に行う昭子さんには敬服。

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    2026年04月12日
  • 青い壺

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    登場人物が活き活きと描かれててよかった
    青い壺を巡り巡って人間模様が描かれる群像劇が面白い
    でもニクヨさんがなんでそんな推してたのかはわからなかった

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    2026年04月03日
  • 青い壺

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    人にすすめられて読んだ。あらゆる年代の女性、特に年配の女性の愚痴やおしゃべりが尽きない。青い壺を手にする世代の女性の苦悩が凝縮された本。

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    2026年04月01日
  • 新装版 和宮様御留

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    和宮について知りたくて読んでみたら、思っていたのとは違った。それにしても強い女の人ばかりで、滑稽なくらいみんなぐだぐだ言う。こんな世界で生きていくのは大変そうだ〜。

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    2026年04月01日
  • 青い壺

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    一つの壺にまつわる連作短編集。
    前半は、壺と上手く絡みのあるエピソードの中で、各話ごとに様々な人々の心情が描かれていて面白かった。
    後半は、壺が殆ど出てこない回もあったりして少し残念。全体的に何が起こる訳でもない、しっとりエッセイのような作風なので好みは分かれるかも

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    2026年03月24日
  • 夕陽ヵ丘三号館

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    1970年毎日新聞にて連載→71年ドラマ化らしい。
    有吉佐和子に詳しい友人のすすめで読む。

    女って怖いな、という感想を抱かせるために作られたのかなと思うほど、おえー、と疲れる一冊だった。
    有吉氏はなんでこんなに団地族の教育ママに厳しいの?と思ったけど、まあ70年代高度成長期ではこんな世界が話題になっていたのだなと思った。
    夫はハードワークで不在がち、一家では子供の数も少なくなり、家電の普及で妻は手持ち無沙汰になり、近所ではくだらないお喋り、子供や夫の成績でレースしては牽制し合い、小人閑居して不善を為す…?という話。
    当時の日本の都会のあり方がわかってきて面白い。
    それにしても、すべては家庭の

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    2026年03月19日
  • 青い壺

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    色んなところで紹介されていたので読んでみました。かなり古い作品なのですね。

    青い壺の作成から、色々な人の手に渡り、最後に作者の目にふれることとなる連作短編。

    当然のことながら時代背景が古く馴染めないところがあったがそれもまた良し。

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    2026年03月17日