開幕ベルは華やかに

開幕ベルは華やかに

小説・文芸
815円 (税込)

4pt

3.3

人間ドラマを堪能! ベストセラーミステリー復刊

名女優と歌舞伎界の大物の舞台中に、殺人事件が。舞台裏の壮絶な人間ドラマと、驚愕の幕切れに酔いしれる不朽の傑作ミステリー。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    開幕ベルは華やかに
  • タイトルID
    :
    335269
  • ページ数
    :
    448ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年09月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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開幕ベルは華やかに のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    舞台小説でありミステリ小説であり。
    けっこうな長編だけどぐいぐい読ませる力があって一気に読んだ。

    「二億円用意しろ。さもなくば大詰めで女優を撃ち殺す」という一本の電話が帝劇関係者に激震を起こす。
    満員の観客が見守る中舞台は進み、バックステージでは緊迫した駆け引きが繰り広げられる。

    全26章、章ごとに視点は変化してゆくのだけど、主にミステリ作家でひょんなことから舞台の演出を手掛けることになった渡紳一郎の視点で物語は進む。
    著者の有吉佐和子さんは演劇界にも明るい方だったらしく、華やかな舞台の世界の裏側も事細かく描かれていて、主演の八重垣光子の女優然とした姿が「これぞまさに女優!」と思わせてくれる。世間知らずだし嫌な女なんだけど(笑)女優ならこうであって欲しい、というような。
    妬みとか野心とかはたまた諦めとか、色んな感情が渦巻く世界。
    プラス過去に起こったとある事件が絡んで、舞台を舞台にした事件が起きる。

    ミステリの筋はもちろんだけど、人間の感情の動きやままならない想いなど、そういう描写に惹きつけられた。
    犯人の気持ちも理解出来るものだった。
    とても読み応えのある、個人的には新しい感覚の(作品自体は30年以上前のものだけど)小説でした。

    0
    2015年11月18日

    Posted by ブクログ

    有吉佐和子の長篇ミステリ作品『開幕ベルは華やかに』を読みました。
    有吉佐和子の作品は約8年前に読んだ『悪女について』以来なので久しぶりですね。

    -----story-------------
    二億円用意しろ。
    さもなくば大詰めで女優を殺す。
    大ベストセラー作家の遺作、伝説の絶頂エンタテインメント!

    突然の降板を宣言した有名劇作家に代わり、帝国劇場の急場を救うことになった演出家・渡紳一郎。
    元妻で脚本家の小野寺ハルと共に土壇場で作り上げた舞台は、大女優らの名演で大入りが続く。
    だが一本の怪電話で事態は一変。
    「二億円用意しろ。さもなくば大詰めで女優を殺す」。
    舞台の裏で絡み合う愛憎劇、そして事件は驚愕の幕切れへ―。
    読者を虜にして離さない華麗なる傑作ミステリ長編。
    -----------------------

    1982年(昭和57年)に刊行された作品……有吉佐和子の遺作となった長篇ミステリです。

     ■第一章 眠れない夜
     ■第二章 眠り過ぎた朝
     ■第三章 稽古に入るまで
     ■第四章 顔寄せ
     ■第五章 青山斎場にて
     ■第六章 初日の大事件
     ■第七章 雨の朝
     ■第八章 大きな鯛
     ■第九章 二十一日
     ■第十章 二十三日午前十一時前
     ■第十一章 二十三日午前十一時
     ■第十二章 開幕ベルは華やかに
     ■第十三章 紅子への挽歌
     ■第十四章 十二時四十分
     ■第十五章 岡村警視正の登場
     ■第十六章 長い長い第二幕
     ■第十七章 次の事件
     ■第十八章 定年退職者の余生
     ■第十九章 第二の殺人
     ■第二十章 第三幕の出来ごと
     ■第二十一章 広田蟹夫の調書より
     ■第二十二章 田中清の調書より
     ■第二十三章 八重垣光子の調書より
     ■第二十四章 おでんが煮つまった
     ■第二十五章 二人の晩餐
     ■第二十六章 カーテンコール
     ■解説 長谷部浩

    「二億円用意しろ。さもなくば大詰めで女優を殺す」1本の電話が、帝劇関係者に激震を起こす……満員の観客が見守る中、演劇界の至宝2人の老優たちが繰り広げる魂の舞台の行方は果たして、、、

    バックステージで同時進行する緊迫の駆け引き、愛憎渦巻く人間ドラマ……有吉佐和子の天才が光る傑作ミステリ長篇。

    有吉佐和子の遺作にあたる作品で、帝国劇場を舞台にした演劇のバックステージものとしての面白さと、人間ドラマの濃密さが同居したミステリでしたね……読んでいて感じたのは、演劇界の空気の生々しさですねー 著者が若い頃から演劇界に深く関わっていたらしく、稽古場の張り詰めた空気やスター女優の存在感、裏方のプロ意識など、舞台に関わる人々の温度が文章に滲み出ていましたね、、、

    単なるミステリというより、舞台という社会の縮図を描いた群像劇としての読み応えが強く、印象に残りました……脅迫事件そのものは派手なトリックで驚かせるタイプではないのですが、事件を軸にして浮かび上がる人間関係の複雑さ、華やかさの裏に潜む嫉妬や孤独、プライド、それらが舞台という虚構の世界と響き合い、独特の余韻を残す作品でした。

    事件の真相よりも、登場人物たちの生き方に目が向いてしまうのも特徴的かな……華やかなタイトルとは裏腹に、読み終えて残るのはどこかほろ苦い感触でしたね、、、

    その苦味こそが、舞台という世界のリアリティなのかもしれないですね……ミステリとしても、演劇小説としても楽しめる一冊でした。

    0
    2026年01月01日

    Posted by ブクログ

    途中、第二幕のセリフを膨大にしたせいで、
    共演女優があたふたしたり、
    観客がトイレを必死に我慢した下りに思わず
    笑ってしまいました。
    芝桜の時も思ったけれど、登場人物のせりふの書き方で
    キャラを表現できている有吉佐和子はすごい。
    今回の八重垣光子の、演劇をやっていないときの、とぎれとぎれの話し方は特徴が出てました。

    0
    2014年08月29日

開幕ベルは華やかに の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    開幕ベルは華やかに
  • タイトルID
    :
    335269
  • ページ数
    :
    448ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年09月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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