有吉佐和子のレビュー一覧

  • 青い壺

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    読みやすい書だなとおもいました。
    表題と書き出しから、どの章でもこの壺が絡むんだなとは思いましたが、壺が主張するわけではなく、さりげなく周りの人間模様を表現していくところ、
    ささっと読み進みますね。
    途中の青空市あたりの展開は、いまだったらそうなるかなとは思うものの、ことは壺の話ではないので、それはそっとおいておきましょう。

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    2026年08月05日
  • 青い壺

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    多くの人に長く愛されている作品ということで手に取りました。

    一つの壺を通してさまざまな人の人生が描かれていく構成は面白いなと思いましたが、私には少し読み進めるのが難しく、最後まで作品の魅力を十分に味わいきることはできませんでした。

    いつかまた年齢や経験を重ねた頃に読み返したら、今とは違う感じ方ができるのかもしれないので、その時を楽しみにしたいと思います。

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    2026年08月03日
  • 女二人のニューギニア

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    仕事に疲れた社会人に、土日の冷房の効いた部屋で半分寝転がりながら読んでほしい一冊。
    ニューギニアの過酷すぎる環境を描いているのに、2人のゆるい会話のせいで思わずクスクス笑ってしまう。そんな過酷さと脱力感のギャップの中でも、作者の意外と冷静な判断や観察眼が光っていてすごく好き。
    休日の最高のお供。

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    2026年08月01日
  • 青い壺

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    ネタバレ

    50年前の作品とのことで、作中の言葉や環境が古いので読み易い訳ではないはずだが、結構スラスラ読める。
    馴染みがない言葉もたくさん出てきて、少しだけ教養がついたような…。「お芽出とう」というのは本当にある当て字なのかな…?シスターにも階級があるのか…

    ほのかに哀愁が漂っていて、色々な心情を垣間見れる。私は定年退職したはずなのにデスクで仕事し出しちゃうおじいちゃんにギュッとなったなぁ。映画ヤクザと家族で社会から排除されたヤクザのおじいちゃんたちが海で収穫してたときと同じ気持ちになった。
    盛者必衰。

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    2026年07月28日
  • 青い壺

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    青磁器の周りで起こる様々な人生物語。ひとつひとつはそんなに大きいエピソードがないので、私の人生もささいなことの集まりなんだなと実感。感謝の気持ちをもち、小さなことにくさくさせず生きていこうと決意した。

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    2026年07月27日
  • 悪女について

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    一代で財を成し、女性実業家としてテレビでも取り上げられていた富小路公子が、自殺か他殺かわからぬ死に方で発見された。ノンフィクションライターが、関係者にしたインタビューの書き取りという形で、27人の男女の目から見た公子の姿が描かれる。親から愛されず、夜学で経理の知識を身に着け、十代で二人の子供も産み、男を騙すような形で婚姻関係を結んだりもする。口の上手さ、人懐っこさで、するりと金持ちに近づき、そして、働きに働いた。果たして彼女は悪女だったのか。これをおもしろく読むわたしを含め、つくづく、人間て醜聞が好きだなあ、と思った。

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    2026年07月25日
  • 女二人のニューギニア

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    50年以上前のニューギニア紀行記。
    文明とは切り離された土地の族と文明に触れている日本人との交わりが感慨深かった。
    日本では機械や便利な文明に依存しているが、ニューギニアは人の力量に依存しているところを強く感じた。
    その50年前の日本とは比べられないほど今の日本は発達しているが、ニューギニアのシシミン族はどのように進化を辿っているか気になった。

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    2026年07月21日
  • 女二人のニューギニア

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    60年代後半のニューギニア滞在記!未開の地を解き明かすため奔走する畑中幸子さんの圧倒的バイタリティと、ベストセラー作家の著者が好奇心のみで乗り込みアワアワする日々。未開と文明が出会い変わりゆく裏側、苦労や驚きがユーモアたっぷりに描かれる。

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    2026年07月20日
  • 青い壺

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    五十年も前に描かれた本。
    登場人物が喋る少し昔の日本語が心地よかった。今とは価値観も時代の雰囲気も全く違うけど、人の根本は変わらないんだなと思ったり。
    短編集なので読みやすい。

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    2026年07月15日
  • 連舞

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    家の存続が最優先で個人の思いは後回しという世界が苦しかった。才能あふれる妹の側で誰からも無視されるか下女扱いの主人公が気の毒だった。
    それにもかかわらず、踊りをやめない、つらい時に踊っている。それほどに踊りに魅了されているのだろうな。
    周りは家元の権威だとか、跡取り問題、妾と本妻の問題とか、家を大きくする野望とかでゴタゴタしてるけど、芸の道はそんなこととは関係なく一本スッとして存在していると感じた。

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    2026年07月14日
  • 青い壺

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    美しい青い壺の持ち主の変遷から伺う人間模様
    個人的には、いまいちハマらなくて残念
    ちょっとハードル上げすぎてしまったかも。

    それぞれの章で出てくる登場人物に乗り切れず、かと言って壺に感情移入する訳にもいかず^^;
    ドラマを眺めてるだけで終わってしまった印象

    おばあさんの集団が京都で同窓会するお話は好きかな^^


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    2026年07月12日
  • 恍惚の人

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    40年位前の本とのことで、介護の問題は当時からあったのだということを再認識した。
    認知症が痴呆という表現であり、現在、介護サービスを受けるのに必須のデイサービスという言葉が出て来ないのが、一昔前の話という印象を受けた。
    たまたま、読んでいる期間に、認知症で1年半ほど前から寝たきりになっていた夫の叔母(82歳)が亡くなって、葬儀に参列したこともあり、自分も近い将来、高齢者になるということ、子どもに少しでも迷惑がかからないよう、身の回りの整理(終活)をしなければ。。。と実感した。

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    2026年07月10日
  • 青い壺

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    ネタバレ

    2026.07.09

    さまざまな人の手に渡り数多の人生の移り変わりを見てきた青い壺は、持ち主やその周辺の人々の明るい感情も黒い感情も吸い込んで、その表面に威厳や貫禄を纏っていったのだろうと思う。
    人の念はモノに宿るのかもしれない。

    最終章で古美術商?に自作の青い壺をこれは年代物だと言い張られた時、省造は困惑しつつも手応えを感じてはいたのではないか。
    やはりあの壺は最高の出来だったのだと、プロに箔押しされた気分もあったと思う。

    この壺が出来上がった第1章で夫婦で玉露を飲んでるシーンが1番お気に入り。

    ただ、各章の年代表記がなく、いったい今は何年ごろなのかと出てくるワードたちで予想するしか

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    2026年07月09日
  • 青い壺

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    砧青磁の経管と呼ばれる形の美しい壺が生まれ、その後様々な経緯で様々な人手に渡っていく。そこに関わる人々の生活、思いが13遍の物語で綴られていく構成で、50年前の今とは異なる社会の空気が感じられる一方で、根底の人の思いは変わらないんだろうなと感じる場面も多く、面白かった。
    特に、夫源病という言葉こそ当時はまだ無くても、定年後に家で何もせずにいる「役立たず」の夫を「男が嵩ばる」「息が詰まる」「主人が定年になったら離婚しちゃいましょう」と言っていたというのは、50年前からあった事で、最近の風潮でも何でもなかった、というのは笑えた。

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    2026年07月02日
  • 青い壺

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    青い壺って50年も前の作品だったのか
    読んでいて現代の描写と文化や価値観が全く異なると感じた
    13章の短編ながら青い壺が色んな経過を経て別の場所、人の手に渡り、壺を通して色んなエピソードを
    展開する構造が面白かった

    昭和中盤ならではの戦時中の過去を振り返るエピソードは想像つかないが、退職した夫が会社に行かなくなることに愚痴る妻は今にも通じるなと?

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    2026年06月30日
  • 有吉佐和子ベスト・エッセイ

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    病弱な体質で育ったのちに回復してスポーツ系の部活に入って気力を保持して
    そこからはバイタリティ溢れる人になり
    作家になってからもバタバタしてる感じの人だったのだろうか

    幼少期を海外で過ごしたことからくる視点の広さ
    問題意識と本の虫の性分、日本で過ごした日々で感受性を磨いてる。(茶室にあった一輪の花からもてなしてくれた方の気遣いを読み取るなんて、今の人出来る?)

    なんだか「いやワタシそれは間違ってると思います!」とか正論をわーっと喋る感じの人なのかなって、少し引いた部分もあるけど読み終えた今は「有吉さんならこう言うかな」と考えてしまうくらい親近感が湧いてきた。

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    2026年06月27日
  • 青い壺

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    話題になっており気になっていた本。連載当時私は小学校一年生。読みながら、昭和の少しくすんだ重苦しい空気、祖父母の中に垣間見える戦争の残り香、本音の見えにくい少し毒をはらんだ大人の会話を思い出した。有吉佐和子は会話を生き生きと描く人だったのだと初めて知った。令和になっても、同じような人間模様はあるのだろうけれど、「あぁ、これは私に刷り込まれている昭和の物語だ」と思えた。私の祖母は「有吉という作家は好きになれない」と言っていたが、人の心の中をあぶり出す感じが苦手だったのかもと思った。

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    2026年06月25日
  • 針女

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    ネタバレ

    戦中の銃後を守った女性が主人公。
    戦時中から戦後の時代が舞台。
    昭和前半の専門用語が多く、調べながら読み進めた。当時の息遣いが伝わるような文章はするすると読み進められる。
    所謂ハッピーエンドではないが、清子が強く静かに生きていく未来が伺える、どちらかといえば明るい読後で良かった。

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    2026年06月24日
  • 悪女について

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    ある女性について、彼女に関わった27人のインタビューを書いた物語で、様々な視点で彼女にまつわるエピソードが展開されます。

    ポイントとしては、
    ・人によって彼女の見え方が全く違う
    ・彼女自身は出てこない、間接的のみ

    内容もですがその文章に引き込まれていきました。
    有吉佐和子の作品は他にも読んでみようと思います。

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    2026年06月23日
  • 青い壺

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    初めての有吉佐和子さん。
    有吉さんが亡くなってからもだいぶ経つし、かなり古い作品(発表は昭和51年、1976年。ちょうど50年前らしい。)なんだけれど、

    まあ
    人間なんてららーらーららららーらー
    的な作品で面白く読めた。

    価値あるものかそうでもないかなんてその人次第だし、

    日本で一、二と言われる古美術鑑定士のおじいちゃんの権威を振りかざす頑固さも、
    40代の製作者の陶工さんの戸惑いも、
    大正生まれのマダム達の老化ぶりも

    令和の世の中のそれらの年代ともたいして変わらないな。

    むしろいろんな価値観が認められた今の方が洗練されてるし。

    薔薇の花びらの枕は作るのが大変そうだから、薔薇のアロ

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    2026年06月23日