有吉佐和子のレビュー一覧

  • 青い壺

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    すごく話題になってたので読んでみました。

    正直な感想は
    「私には刺激の少ないストーリー」でした。

    青い壺が巡っていき、巡りながら関わっていく人のお話なのですが、スッと入ってこなくて...

    この作品自体が昔の作品だからかな...と考えたりもしたのですが、読みにくい感じではなかったんですよね...
    たんに私と合わなかっただけかも。
    他の方の批評をまた読んで、
    この作品の解像度を高めて、またいつか読んでみたいです。

    こういった作品を面白く読める人になりたい...

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    2026年03月14日
  • 青い壺

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    ながれていく時間のなか、変わらないものはないと思う一方で、生み出されたモノはこうして残って人々を見つめる。美術品て面白いなあと思えたけど、なんだか…評価されるだけある!に乗り切れなかった。

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    2026年03月14日
  • 青い壺

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    一つの壺に絡む短編連作のヒューマンドラマ。
    無名の陶芸家が焼き上げた青磁の壺が、売られたり、贈られたり、様々な人の手に渡りながら、それぞれ人生の1ページに刻まれていくというお話。

    描かれているエピソードはいずれも何気ない人生模様なのですが、それだけに共感するところも多く、しみじみする作品でした。

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    2026年03月12日
  • 青い壺

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    ネタバレ

    この本を面白いと言える人間でありたい、と思う。

    今から50年近く前に書かれていながら、今なお不朽の名作として語り継がれる本書。

    名もない陶芸家が作った素晴らしい青磁の壺が、色々な人の手を渡り旅をする中で、各人の姿やその感情を映していく、というあらすじになっている。
    青磁の壺は決して物語の中心にはならず、人間ドラマを隅から眺めている、というような印象を受けた。
    壺により、緩やかな紐帯を持った人々の人生が13章に渡って繰り広げられている。

    ▶ ︎変わりゆくもの、変わらないもの
    物語は1970年代、戦争から高度経済成長期を経て人々が自分たちの生活を取り戻しつつあった時代に展開されている。私が若

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    2026年03月13日
  • 恍惚の人

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    ネタバレ

    今となってはすっかり馴染んだ徘徊という単語もこの頃は馴染みがなかったということに驚いた。
    老齢化が問題になってからもうかなり時が経つと思っていたが、この問題の歴史は案外浅いみたい。
    まだまだ整備が進まない中で介護する側の自分と、介護される側の自分を想像するとどちらもしんどそうでちょっと憂鬱(T_T)

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    2026年03月12日
  • 青い壺

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    ネタバレ

    読むタイミングは今じゃなかったかな…。
    流し読みをしてしまった。

    青い壺が出来上がった経緯、歴代の持ち主の暮らし、そして青い壺の評価。
    昭和も令和も変わらない人々の感情を楽しみ、様々な人の生活を垣間見てきて青い壺が深みを増してきたなんて考えながらじっくり読めたらもっとおもしろかっただろうな。

    他人の生活や昔話に注力できないコンディションだったかな。
    エッセイ以上、ミステリー未満の気分の時にもう一度読んでみよう。

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    2026年03月11日
  • 青い壺

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    ある陶芸家が作製した経管という形の青磁
    その壺を巡る短編小説集

    舞台は戦後の日本
    若い人はあまり出てこず、定年前後の人々が主人公、ご老人の愚痴が印象に残った

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    2026年03月10日
  • 青い壺

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    ある陶芸家の焼いた青い壺が色んな人の手に渡っていき 最後にまた陶芸家の元にかえってくる
    青い壺を通して様々な人々の生活がみえてくる

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    2026年03月09日
  • 有田川

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    有田川の水災で人生に二度流されたが無事に生きながらえる千夜の人生を綴った小説。
    途中少し退屈になったけど、千夜は蜜柑作りに一生懸命で張り合いがあって、自分の仕事を持つって良いなと思った。

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    2026年03月08日
  • げいしゃわるつ・いたりあの

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    1950年代、アメリカ公演の依頼が東京の花街(たぶん赤坂)に舞い込み、謎のイタリア系米国人フランチョリーニに振り回され、根回しや資金繰りに奔走するお姐さん衆を描く。

    フランチョリーニの秘書として、能村勢子(せいこ)が通訳などしているのだが、1954〜1956年に「アヅマ・カブキ」という日本舞踊の海外公演の通信係として、有吉佐和子が同行しており、その時に見聞したことをもとにこの小説を書いたものらしい。
    それ故、当時の花柳界の風俗が、丸の内のOLである勢子やその男友達の目を通して書かれたりしており、興味深い。
    花街では常識であるところが、素人の目から見ると違和感があるなど。

    令和の今は、ほとん

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    2026年03月06日
  • 青い壺

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    都立病院での65歳以上の老人の治療費や入院費が無料だったとは、今と比べると本当に良い時代でしたね。胃下垂という言葉も久しぶりに目にしました。読んでみて改めて思ったのは、50年前の人たちは現在の我々よりもはるかに生活に充実感を得て満足し過ごしていたということ。貧しく、手仕事も多く、交通や通信など今よりはるかに不便だったにもかかわらず、普通の人たちも幸せを実感できたのでしょう。翻って今の私たちはどうでしょう。カネだ権力だとか、勝った負けた、損だ得だという価値観って自分たちを貧しくしているだけだと思います。

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    2026年03月06日
  • 地唄・三婆 有吉佐和子作品集

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    ネタバレ

    夢を表現するのが脳を活性化するなら、音楽やダンス、絵画の素晴らしさを言葉で伝える行為は皆そうなる。「地唄」は有吉佐和子の名作。ヒロインの父は人間国宝と称される三味線の名人。しかし彼女が外国人と結婚することを怒り親子の縁も切ろうとする。父の舞台の為いつものように調律をした三味線を父に渡すと、父はぐちゃぐちゃに設定を乱し舞台に上がった。その乱れた調子の三味線を鳴らしながら父は堂々と三昧境に居て、聴衆の誰にもそれを気取らせなかった。

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    2026年03月01日
  • 青い壺

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    無名の陶芸家の窯から焼き上がったひとつの青い壺
    偶然が重なり稀に見る美しい出来映えとなったこの壺の、10数年の旅の話

    ある時は百貨店に
    ある時は医者の手元に
    ある時はささやかな暮らしをしている人の元に
    ある時は盗まれて蚤の市に
    巡り巡って壺は………

    真っ先に思い出した本は『赤と青のエスキース』
    あれはエスキースの旅の話だったけれど…

    本当に世の中には気付かぬうちにこのような偶然とすれ違ってることはあるのではなかろうか

    ひとつひとつの章がそれぞれ魅力的で飽きずに楽しめる1冊

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    2026年02月25日
  • 悪女について

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    証言が少しづつ異なるのは面白かったけれど、物語の進行や動きみたいなものが無かったので少し退屈に感じてしまった。果たして悪女だったのか、それとも…もし自分だったらどんな証言をすることになったんだろう?と考えるのが楽しかった。

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    2026年02月24日
  • げいしゃわるつ・いたりあの

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    初めて有吉佐和子さんの作品を読んだ。
    アメリカのブロードウェイを夢見て奔走する花街の人々のお話。
    複雑な人間模様の中で、権力がある人ほど振り回されていてなんとも面白い。若さって素晴らしい。
    テンポの良いドタバタコメディといったところか。

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    2026年02月12日
  • 真砂屋お峰 新版

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    中盤からの展開がぶっ飛んでいて、有吉さんっぽくなかったかも・・・。
    途中までは、お峰夫婦の慎ましさや仲の良さが大好きでほんわか読んでいたけど、叔母さんがよく来るようになってからは雲行きが怪しくなり、あれよあれよの展開になった。
    そんなに得心もいかないし、ええ話やとも思わなかったけど、まぁ確かに読み物としては面白かった。

    終盤の怒涛の大奥、将軍家、老中の事情ペラペーラの部分も、畳み掛けるような筆致に何かこちらも焦らされた。

    これ、東京宝塚劇場で舞台化されて、有吉佐和子さんご本人が脚本も書いた、ってことを知って、なんかまたご縁があるなって勝手に思って嬉しくなった。でも宝塚なのに男性も出ていたよ

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    2026年02月01日
  • 複合汚染

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    小説かと思ったが、ほぼノンフィクションではないかと…

    ただただ自分が生まれる前にこれだけ危険な化学物質が垂れ流されていたのかと思うと…
    我々の親世代はこんな危険な物を口にしていたのか…
    それは我々にも…
    自分の身は自分で守らなければならないと。

    50年前にこれを書いていたことにも驚かされる。
    いまのようにネットで簡単に調べられない時代に。
    その取材力にも驚かされる。
    本田宗一郎氏に直接話を聞きに行くなんて…

    でも50年前から政治は変わっていないんだな…
    自民党と企業の関係は。
    政治資金規正法、変わっていない…

    結局、選挙はどうなったんだろう…

    小説だったら、もっとおもしろかったのでは

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    2026年01月20日
  • 真砂屋お峰 新版

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    最近、「青い壺」の再評価で見直されている有吉佐和子の中期の長編。解説の松井今朝子が指摘するようにお峰の変節は「近代小説としては読み解けない」つまり、破綻しているのだが、そこを除けばスカっと鮮かな読後感をもたらすいい小説。有吉佐和子はときおりこのような構成が破綻した小説をものしていて、批判の対象にされることもあるが、しかしそれゆえに「そんなことはどうでもいいのだ、女はこういうものなのだ」という迫力を以って真に迫ってくる…と言ったら褒め過ぎか。

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    2026年01月17日
  • 非色

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    1964年、筆者がニューヨークに留学した頃のアメリカを描いた作品。
    令和の今読んでも、まったく古臭くなく時にユーモアを感じさせる描写もあり飽きずに読み進めることが出来た。
    差別は肌の色ではない、階級によるもの。時代が変わっても尚、人間の本質は変わらない。

    p325
    金持ちは貧乏人を軽んじ、頭のいいものは悪い人間を馬鹿にし、逼塞して暮らす人は昔の系図を展げて世間の成り上がりを罵倒する。要領の悪い男は才子を薄っぺらだと言い、美人は不器量ものを憐み、インテリは学歴のないものを軽蔑する。人間は誰でも自分よりなんらかの形で以下のものを設定し、それによって自分をより優れていると思いたいのではないか。そ

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    2026年01月02日
  • 開幕ベルは華やかに

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    有吉佐和子の長篇ミステリ作品『開幕ベルは華やかに』を読みました。
    有吉佐和子の作品は約8年前に読んだ『悪女について』以来なので久しぶりですね。

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    二億円用意しろ。
    さもなくば大詰めで女優を殺す。
    大ベストセラー作家の遺作、伝説の絶頂エンタテインメント!

    突然の降板を宣言した有名劇作家に代わり、帝国劇場の急場を救うことになった演出家・渡紳一郎。
    元妻で脚本家の小野寺ハルと共に土壇場で作り上げた舞台は、大女優らの名演で大入りが続く。
    だが一本の怪電話で事態は一変。
    「二億円用意しろ。さもなくば大詰めで女優を殺す」。
    舞台の裏で絡み合う愛憎劇、そして

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    2026年01月01日