有吉佐和子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2026.07.09
さまざまな人の手に渡り数多の人生の移り変わりを見てきた青い壺は、持ち主やその周辺の人々の明るい感情も黒い感情も吸い込んで、その表面に威厳や貫禄を纏っていったのだろうと思う。
人の念はモノに宿るのかもしれない。
最終章で古美術商?に自作の青い壺をこれは年代物だと言い張られた時、省造は困惑しつつも手応えを感じてはいたのではないか。
やはりあの壺は最高の出来だったのだと、プロに箔押しされた気分もあったと思う。
この壺が出来上がった第1章で夫婦で玉露を飲んでるシーンが1番お気に入り。
ただ、各章の年代表記がなく、いったい今は何年ごろなのかと出てくるワードたちで予想するしか -
Posted by ブクログ
病弱な体質で育ったのちに回復してスポーツ系の部活に入って気力を保持して
そこからはバイタリティ溢れる人になり
作家になってからもバタバタしてる感じの人だったのだろうか
幼少期を海外で過ごしたことからくる視点の広さ
問題意識と本の虫の性分、日本で過ごした日々で感受性を磨いてる。(茶室にあった一輪の花からもてなしてくれた方の気遣いを読み取るなんて、今の人出来る?)
なんだか「いやワタシそれは間違ってると思います!」とか正論をわーっと喋る感じの人なのかなって、少し引いた部分もあるけど読み終えた今は「有吉さんならこう言うかな」と考えてしまうくらい親近感が湧いてきた。 -
Posted by ブクログ
初めての有吉佐和子さん。
有吉さんが亡くなってからもだいぶ経つし、かなり古い作品(発表は昭和51年、1976年。ちょうど50年前らしい。)なんだけれど、
まあ
人間なんてららーらーららららーらー
的な作品で面白く読めた。
価値あるものかそうでもないかなんてその人次第だし、
日本で一、二と言われる古美術鑑定士のおじいちゃんの権威を振りかざす頑固さも、
40代の製作者の陶工さんの戸惑いも、
大正生まれのマダム達の老化ぶりも
令和の世の中のそれらの年代ともたいして変わらないな。
むしろいろんな価値観が認められた今の方が洗練されてるし。
薔薇の花びらの枕は作るのが大変そうだから、薔薇のアロ