有吉佐和子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昭和の社宅事情のお話。
一流企業といわれる伊沢商事の大阪支店から東京支店に夫が転勤になった音子は、元々 東京生まれのため、喜んでいた。
大阪でも社宅住まいだったが、建物が古く色々と難儀した。
また、大阪の雰囲気も音子には合わず馴染めなかった。
東京の社宅は新しく建ったばかりで快適だった。
でも、人間関係はどこでも同じ。
社宅は夫の仕事の関係等で、妻同士も気を遣うし、噂もあっという間に尾ひれがついて拡がっていくのだから、おそろしや…
しかも、音子は息子に対しても過保護なところがあって、要領もいまいち良くなく、危なかしい。
なので、社宅のいざこざに巻き込まれてしまうのだ。
それにしても、今も昔も女 -
Posted by ブクログ
昭和47年に刊行されたという本作
もう50年以上前に書かれているというのに現在にも続く少子高齢化、老人福祉政策の問題にびっくりする
敷地内同居をする義母が亡くなり、残された義父の老人性痴呆に気付いたところから物語が始まる
主人公の昭子は当時においては少なかったであろうフルタイム勤務
子どもは高校2年生で受験を控えている
夫は父親の老いた姿を自分と重ね合わせ、目を背ける
そんな中、ボケる前には昭子を虐められていた義父茂蔵を介護することになった
この時代、夫は何もしないものであり、労いの言葉さえもなく女が全てを背負うのが当然という雰囲気
専業主婦が多かったのでそういう風潮だったのだろう
今