有吉佐和子のレビュー一覧

  • 紀ノ川

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    ネタバレ


    古風で奥ゆかしく、強くて知的で、これぞまさに
    昔ながらの理想的な日本人女性!な花が主役の話。

    重要な人があっけなく亡くなるシーンが多くて
    えっ?この人も?と呆然とすることが多かった。
    こんなこと続いたら心折れるわ、って中でも
    たくましく美しく生きていく登場人物が魅力的でした。

    ただ、この時代を生きた女性の方々への尊敬の念はもちろんあるけど、自分がこの時代に産まれなくてよかった〜(女性に求められるものが多すぎるから)と正直思ってしまいました。

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    2021年05月29日
  • 有田川

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    主人公の千代が人懐っこい愛嬌のある面から、頑固で意地の悪い面まで、彼女の一代記を通して様々な面を見せてくれるのが面白かった。有田川の流れのように、穏やかに流れることもあれば、荒れ狂うこともある。人間の深みを見ることが出来た。

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    2020年10月02日
  • 夕陽ヵ丘三号館

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    社宅の事情。
    たぶん自分は関わることのない世界。夫の会社の社宅で、夫人方とのお付き合いノウハウ、子育てのこと、学校のことなど。なんにせよ良い教訓にもなる内容だった。
    相手には相手の事情があって、時にこちらが思うほど事は深刻でなくて、それを勝手な勘違いで空回りしてしまう言動。考え過ぎずポジティブに、笑顔でスマートに生き抜きたいもの。

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    2019年08月15日
  • 夕陽ヵ丘三号館

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    団地のドロドロ!とにかく口は災いの元である。私もこれから親になるけど、子供の進路、夫の仕事の話はご法度だと思った。嫉妬って怖い。

    男の子の子育てって難しそう。性のこととかあんまり学校のことはなさなかったりとか。男親を頼ったり、見て見ぬ振りっていうのも大事だなぁ。

    読んでるだけで疲れた。

    もらったお中元をデパートで変えてもらったり横流しなんてことが…と社会的背景も面白く読んだ。

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    2018年12月30日
  • 新装版 和宮様御留

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    有吉佐和子さんは、好きな作家の一人である。
    読んだことはないが、公害問題を扱った作品や、そのうち読もうと思っている実在の外科医華岡青洲などの作品も書かれているので、事実の調べについてもしっかりとされているのだろうけれど、そういった系統の作品は読むのは初めてでした。

    徳川家に降嫁した和宮が偽物であったと云う大胆な説を展開されているようで、当時は大分と話題になった本らしいです。

    その仮説のダイナミックさはさすがとは思いますが、最初からその仮説が推測されるので、どうなるの?というドキドキ感がないのと、他の作品に比べて、身代りにされる主人公のふきが不条理に不幸でかわいそうな気がしたので★3つ。

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    2017年07月02日
  • 複合汚染

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    ネタバレ

    だいぶ前の本であるので、現代ではもう少し進歩があるのかもしれない。
    最近話題の「ねばねば石鹸」の前身(?)が提案されていた。(我が家でも使っている)
    ただ、洗濯石鹸についての部分で、「お母さんを甘やかさないで~」というような記述が見られる。現代に生きる私からしてみれば、少々強い言い方で、がっかりした。夜に石鹸液に洗濯物をつけておいて、朝に洗えばいいとのことだが、なかなか難しいことである。

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    2017年03月14日
  • 断弦

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    地唄に収められている有吉佐和子のデビュー作である「地唄」を第二章とした話。

    この「地唄」が彼女を有名にするきっかけとなった作品とのことだけれど、地唄含め、それを含むこの長編も、私の中では有吉佐和子さんのこれまで読んできた小説の中で一番面白くないと思う。
    テーマは分かる。伝統芸能の継承ということで、古いものを古いまま遺して行きたい派を時代にあうように改良を加え、古典芸能自体に世間からの注目を改めて向けさせる革新派とのどこの世界にでもある葛藤、師弟制度への疑問を投げかけているのだと思うのだけれど、他の作品と比べると、人の感情の動きが沈滞しており、全体によどみがかかった重い雰囲気である。

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    2016年08月31日
  • 不信のとき(下)

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    初読は女性のドロドロした内面が鼻についてしまったのですが、落ち着いて読み返すとどんでん返しも面白く読めました。
    ミステリーですね。

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    2015年11月18日
  • 不信のとき(下)

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    昭和時代に書かれたとは思えないほど、今の時代にも通じる話。男女の関係は今も昔も同じってことでしょうか。

    不倫する男に対する女性の復讐、それも非情な復讐ということで惹かれて読んだのですが、うーーーん、そこまで、でした。
    道子はいいと思うんです。
    ですが、なんで路子があそこまで偉そうになれるのか、話を大きくできるのか、よくわかりませんでした。ちょっとイライラ。

    浅井と小柳のおばかコンビは滑稽で、なんか憎めなかったです。私の関係者にいたら吹っ飛ばしますが。

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    2015年05月30日
  • 不信のとき(下)

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    怖いですね~。不倫がばれる修羅場ってこういうことなんですかね~。とつい気になって読んでしまいました。

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    2014年09月23日
  • 開幕ベルは華やかに

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    途中、第二幕のセリフを膨大にしたせいで、
    共演女優があたふたしたり、
    観客がトイレを必死に我慢した下りに思わず
    笑ってしまいました。
    芝桜の時も思ったけれど、登場人物のせりふの書き方で
    キャラを表現できている有吉佐和子はすごい。
    今回の八重垣光子の、演劇をやっていないときの、とぎれとぎれの話し方は特徴が出てました。

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    2014年08月29日
  • 芝桜(上)

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    津川家の正子と蔦代は対照的な性格ながらも、看板芸者と目されていた。 絢爛たる花柳界を舞台に二人の芸者の生き様を描く。

    途中までは正子の引き立て役である蔦代が不憫にも感じるのですが、中盤からはどんどん蔦代の存在感が増してきて、不気味に感じます。
    正子視点なので、基本的には彼女に感情移入しているのですが、上巻の最後では蔦代に戦慄しながらも、ちょっと返り咲いた蔦代にあっぱれと言ってあげたい。

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    2013年08月23日
  • 不信のとき(上)

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    男の浮気に対する女の非情な復讐劇ということで、ドロドロ感を期待してたけど、上巻ではまだ復讐は始まらない。ただ、何となくこれから何か起きますよ感(伏線?布石?)の描写は満載なので、下巻が早く読みたい。
    いまんところは、★3つ。

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    2013年05月23日
  • 複合汚染

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    有吉佐和子さんを初めて読んだのですが、今までにない形式?の入り方で戸惑いました。まさか選挙のお話が環境汚染に繋がっていくとは思ってもおらず、しかもその話題の移り変りがグラデーションのようで、いつのまにか環境汚染の話にずっぽり染まっていました。これ、当時でこんなにたくさんの事柄が問題提起されてますけど、今、現代の日本と世界はどうなのか、よりひどくなっているのかそれとも改善されているのか気になります。1番気になったのが洗剤。あとは有機栽培とかメシア教について更に調べてみたくなりました。

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    2013年04月16日
  • 香華

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    木下惠介監督の映画「香華〈前篇/後篇〉」を観たあとに読んだ。当然・・・・、登場人物に音羽信子やら岡田まりこが浮かぶ。
    最初に読書すべきだったかな・・・・と反省。
    それにしても、木下監督はほぼ忠実に小説を映画化している。
    だから「長く」なったのでしょうが、それでも安子は郁代には似ず美しくなかったし、色事は省かれてもいた。
    有吉の作品に登場する女性はどれも結局は「強く」生きているようだ。

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    2013年04月02日
  • 不信のとき(下)

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    浅井の妻、道子に一番腑に落ちない部分が残った。果たして彼女にはどの時点まで夫に対して愛情があったのか?子供を持つことへの女の執念、これが一番恐ろしい女の欲望の一つの形に思えた。

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    2013年03月04日
  • 不信のとき(上)

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    読んでて思ったのは、推理小説じゃないけど
    なんとなく松本清張の『わるいやつら』に似てるなぁ~って思ったのよ。
    文章のなんとなく男性的な感じがするわ~。

    愛人に「認知しなくていいから、あなたの子を産みたい」って言われる男と
    「お前の子供がほしい」っていう男の話。
    結局は、女の強さで地獄に落とされるのよ。

    ほんと、女の執念っていうか、怨念っていうか、
    恐ろしいわよね~。

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    2012年11月26日
  • 芝桜(下)

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    本当に有吉佐和子のとりこになってしまう。
    蔦代の正子に対する友情というか愛情というか、底知れない思いというのが忘れられない。
    最後の最後まで、どきどきわくわくだった。
    そして、最後まで蔦代の発言に胸がむかつく思いでした。

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    2012年11月18日
  • 芝桜(上)

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    題名からして蔦代が主人公なんでしょうか。
    大河なのにひとりひとりの芸者のこころの襞に触れることができて、しかも花柳界での粋な遊び方というものも学び、引き込まれてしまった。

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    2012年11月17日
  • 夕陽ヵ丘三号館

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    社宅地域内で起こる軋轢や確執の日々。読んでいて辟易する。男目線だと、暇な専業主婦はこんなものと見下してしまいがちだが、サラリーマン社会もレベルは一緒である。
    どんなコミュニティーでも、自己の位置を高める為に、他人をあの手この手で貶めるのは生き物の性かもしれない。

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    2012年08月30日