断弦

断弦

611円 (税込)

3pt

4.0

没後30年、ますます鮮やかな人間ドラマ!

地唄の名人である盲目の父親と、アメリカに渡った娘との凄まじい愛情の確執、芸へのひたむきさを描いた著者初の記念的長編。

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断弦 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年03月05日

    【絶えて,続いて】日系二世の米国人と結婚したことを端緒として,地唄の名人であり師でもある父・菊沢寿久から勘当された邦枝。父への思いを断ち切れないまま,渡航の期日が迫ってくる中,寿久の側は,娘に対する嫉妬にも悲しみにも似る感情を抱いていた......。伝統の隔絶と継承を描いた長編小説です。著者は,『悪...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月28日

    ★3.5のおまけで。
    23歳の本かぁとは思うけれど、昔のお方は平均年齢からして今から見れば早熟だし。まぁ才人はどこまでも才人なので世の流れとは別でしょうが。
    しかしこの作家、老いという万人の宿命への感度が異常に高い。そこから色んな作品を生み出してる気がする。加えて娯楽性があるから、今でも読みやすい。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月07日

    昔の父親をさらに頑固にした感じの父親に結婚を反対されても添い遂げ三年も縁を切られ、半ば意地になって娘の手紙も送り返す。それを軟化したのが若い、しかも礼儀もなってなくすぐに反発する女の子。
    その子と父親が知り合う事によりどんどん意地も取れていく。
    父親、娘の心情が引き込まれ、あっという間に読み終わる。

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    Posted by ブクログ 2019年09月06日

    面白かった。戦後の地唄の世界。盲目の人が、色を音で捉える表現とか、踊りを着物が畳に擦れる音で評価するシーンとか、へえーと思うこともあったし。でも何より、24歳くらいで書いた編があるってことに驚いた。さすがだわ…。

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    Posted by ブクログ 2016年08月31日

    地唄に収められている有吉佐和子のデビュー作である「地唄」を第二章とした話。

    この「地唄」が彼女を有名にするきっかけとなった作品とのことだけれど、地唄含め、それを含むこの長編も、私の中では有吉佐和子さんのこれまで読んできた小説の中で一番面白くないと思う。
    テーマは分かる。伝統芸能の継承ということで、...続きを読む

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