有吉佐和子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昭和47年に刊行されたという本作
もう50年以上前に書かれているというのに現在にも続く少子高齢化、老人福祉政策の問題にびっくりする
敷地内同居をする義母が亡くなり、残された義父の老人性痴呆に気付いたところから物語が始まる
主人公の昭子は当時においては少なかったであろうフルタイム勤務
子どもは高校2年生で受験を控えている
夫は父親の老いた姿を自分と重ね合わせ、目を背ける
そんな中、ボケる前には昭子を虐められていた義父茂蔵を介護することになった
この時代、夫は何もしないものであり、労いの言葉さえもなく女が全てを背負うのが当然という雰囲気
専業主婦が多かったのでそういう風潮だったのだろう
今 -
Posted by ブクログ
文化人類学者で友人の畑中幸子が住むニューギニアの奥地を訪ねた滞在記。想像を絶する出来事の連続と抱腹絶倒の二人の丁々発止。
自分が生まれる前に書かれた話なんだけど全然文章が古くなくて死ぬほど面白い。笑って済ませられないレベルのことも多々起こるんだけど(よく生きて帰ってきたなあ、とか帰国後のマラリアのくだりもびっくりした)、それをネタに一冊書いてしまうんだから作家魂ってすごい。今はさすがに全く同じということはないんだろうけど、日本ではおとなしい畑中さんがキャラが変わって現地でのフィールドワークに命を懸けている描写にもがつんときた。これだけの情熱を傾けられる学者さんってすごい。こういう人に十分な資金