更紗夫人

更紗夫人

495円 (税込)

2pt

3.5

五年前に夫を亡くし、更紗染にすがって生きてきた紀代。初の展示会は著名人が集い盛況だったが、新聞記者の丸尾に「更紗は道楽か」と問われ、紀代は自分の甘さや未熟さに気づく。年下だが頼れる丸尾に、紀代は好意を抱き始める。亡夫の友人、岩永も、彼女の作品をまとめ買いするなど陰で支えていたが、ある日――。ふたりの男性の間で揺れ惑う女心。切なく交錯する想いを描く、至高の恋愛小説。

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更紗夫人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     美貌の未亡人、紀代。
     隠居した大実業家で、紀代をお気に入りの舅、玄助。
     かつては紀代に思いを寄せていた、亡き夫貞一郎の親友で実業家の、岩永。
     世間知らずの紀代に遠慮会釈ない意見を述べる、新聞記者の青年、丸尾。
     紀代はしなしなとこの三人それぞれを頼りにしつつ、趣味で始めた更紗の着物作りを自分

    0
    2025年05月26日

    Posted by ブクログ

    裏表紙のあらすじに、「至高の恋愛小説」とあり、有吉佐和子さんのまっすぐな恋愛小説読んだことないな、と思って手に取ってみた。
    描かれる心の機微は、夏目漱石の「月がきれいですね」の世界で、ものすごく遠回しでさりげなく、昔は勘がいい人しか恋愛できなかったんじゃないかと思うほど。非常に奥ゆかしく、ときめきな

    0
    2025年02月27日

    Posted by ブクログ

    更紗染めの未亡人のお話でした
    恋愛というか自然な流れか男との話を織り込みつつ
    でも話が短いのでその中でまとまっていた感じでした

    0
    2024年09月03日

    Posted by ブクログ

    1962年の作品。古い感じなく読むことが出来ました。想定していた結末とは違ってなかなか面白かった。「色止め」をどの様に解決したのか?と最後の解説にあったが、まさにその通り。

    0
    2023年06月10日

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