有吉佐和子のレビュー一覧
-
こっわ。
和歌山のことばだからまだマシな感じが…。
日本で初めて、いや世界で初めて全身麻酔での外科手術を行った医師の話、という知識しかなかった。が、嫁と姑の美しく壮絶な物語であった。Posted by ブクログ -
まだ女のドロドロ系
最初からほぼ後半まではイライラしっぱなし。
郁代も嫌な女だけど、朋子に終始イライラ。
そんなに憎いなら、見放せばいいものを、やはり血縁というものは切っても切れないもんかね。
ただただ面倒臭いね、親子のやりとり。
でもついつい読み進めちゃう。
有吉佐和子マジック。Posted by ブクログ -
嫁姑の確執が、派手に言い合う訳でなく、お互い出方を伺うようなやり方が、ドロっとしてて怖い。
そして、息子・夫を挟んでのやり合いがなんとも虚しい。
結局、名医となり成功したのは青洲。
この嫁姑のバトルを見てみぬふりしていたのは、何ともしたたかな。Posted by ブクログ -
有田の正月は顔が黄色い
星月夜に川あかりの中歩く
舌の賢い京都、見てくれ大事の東京市場
ストーリーの面白さに加えて、方言が心地よかったし、ちょっとした表現に心をつかまれた。Posted by ブクログ -
面白かった。戦後の地唄の世界。盲目の人が、色を音で捉える表現とか、踊りを着物が畳に擦れる音で評価するシーンとか、へえーと思うこともあったし。でも何より、24歳くらいで書いた編があるってことに驚いた。さすがだわ…。Posted by ブクログ
-
食品添加物など、個別ではそこまでの被害がないとして使われる物質が複合的に恐ろしい汚染を引き起こすということを伝えている本。ミレニアム世代以降はたしかに恵まれた環境で育ったかもしれないが、こういう食べ物で育ったため長生きしないかもなとすら思う…Posted by ブクログ