有吉佐和子のレビュー一覧

  • 香華

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    まだ女のドロドロ系
    最初からほぼ後半まではイライラしっぱなし。
    郁代も嫌な女だけど、朋子に終始イライラ。
    そんなに憎いなら、見放せばいいものを、やはり血縁というものは切っても切れないもんかね。
    ただただ面倒臭いね、親子のやりとり。
    でもついつい読み進めちゃう。
    有吉佐和子マジック。

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    2020年12月04日
  • 有田川

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    有田の正月は顔が黄色い

    星月夜に川あかりの中歩く

    舌の賢い京都、見てくれ大事の東京市場

    ストーリーの面白さに加えて、方言が心地よかったし、ちょっとした表現に心をつかまれた。

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    2020年11月14日
  • 連舞

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    コンプレックスの塊のような主人公の立身出世物語に目が離せませんでした。劣等感と苦労と孤独の連続でしたが。面白かった。

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    2020年10月11日
  • 連舞

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    芸事の世界に生まれて自分がその才能が無いと知るというのはどんだけ苦しいことやろうと思った。
    それでも秋子は優しくて折れずに生きてて普通に応援しながら読んだ。
    秋子の、母親の愛情を受けたい気持ちを大人になってもずっとコンプレックスとして持ち続けてるのしんどかった。その一点のために生きてるんちゃうかっていう執着ぶり。

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    2020年09月02日
  • 紀ノ川

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    さまざまな「女」を知る作者の原点を見た気がした。
    求められる女性らしさを演じきり、家庭を動かす女。求められる女性らしさに反発し、道を切り開こうとする女…。相反する女性を描いているのに、そのどちらの心理も描き出すところが、この作品の魅力だ。時代の移り変わり、世代による価値観の違いも、物語にうまく取り込んでいる。
    幕の引き方も素晴らしく、ひとつの家が終わりゆく切なさを、見事に表現していた。

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    2020年08月16日
  • 不信のとき(上)

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    ネタバレ

    何か読みたいけど思いつかない。困ったときの有吉佐和子。

    昭和40年頃の東京。
    赤線が廃止され、婦人誌にも性についての記事が掲載されるようになった時代。妻は家で夫の帰りを待つのが当たり前の時代。

    大手商社の宣伝部に勤めるデザイナーの浅井は、印刷会社社長である小柳老人とよく飲み歩いていた。ある時は新宿のヌードスタジオ、定番は銀座のクラブ。結婚15年の妻が家にいながらも、過去に2度浮気し、再び銀座のクラブの女マチ子と恋仲になる。

    ついにマチ子は田舎の清水で出産。浅井も1泊の箱根旅行と妻の道子に嘘をつき、娘の顔を見に行く。【下巻へ】

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    2020年08月07日
  • 一の糸

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    こういう女性の一代記もの、とくに明治〜昭和初期の激動の時代の話は好み。夫婦の姿が理解しがたいけど最終的にはうらやましい。

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    2020年01月04日
  • 断弦

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    面白かった。戦後の地唄の世界。盲目の人が、色を音で捉える表現とか、踊りを着物が畳に擦れる音で評価するシーンとか、へえーと思うこともあったし。でも何より、24歳くらいで書いた編があるってことに驚いた。さすがだわ…。

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    2019年09月06日
  • 複合汚染

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    食品添加物など、個別ではそこまでの被害がないとして使われる物質が複合的に恐ろしい汚染を引き起こすということを伝えている本。ミレニアム世代以降はたしかに恵まれた環境で育ったかもしれないが、こういう食べ物で育ったため長生きしないかもなとすら思う…

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    2019年04月17日
  • 新装版 和宮様御留

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    ネタバレ

    歌川広重の東海道六十九次に惹かれて、中山道の宿を訪ねる機会が増えた。すると随所随所で和宮が降嫁の折に立ち寄った形跡を見るようになり、「この険しく長い中山道を宮さんが駕籠か何かに乗ったにしろ延々と江戸まで続く道を行かれたのか」と、驚くとともに知りたいと思った。
    そして、手に取った本書であるが、のっけから和宮が身代わりであったという驚きの展開であった。そして、あとがきで著者は、本書を書き始めてから太平洋戦争に召集された若者たちと、和宮の身代わりにされた少女が重なって見えたと書いている。どちらも歴史の流れの中での犠牲者であったと。最も無力であった人々に対する鎮魂歌として書いたと。
    その時代を生きた人

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    2020年09月07日
  • 不信のとき(下)

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    マチ子のように 何もいらない、何も求めませんから
    みたいに欲のないフリをしている女が一番怖いんだよ。
    もっともそれに騙されてる男が一番哀れ。自業自得。
    男たち、奥様を大切になさるがいいわ。

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    2018年07月06日
  • 新装版 和宮様御留

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    初有吉作品。なんとな〜く手に取ってみた。
    てっきり大奥に上るまでと、その後の大奥での活躍の話かと思ってたw
    最初は京言葉とそうろう文に、ゲーッ(-_-;)と思ったけど、意外に読めた。でもルビはもっと振って欲しいw
    とにかく宮様の窮屈過ぎる生活の描写が興味深い。これ読んでたら、ほんとに身分高い生まれの人は大変だな…。最近の皇室の方々も大変なんでしょうね…。
    読み終わってからウィキったら、過去大竹しのぶさんでドラマ化してたのね!見たいー!

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    2018年03月10日
  • 連舞

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    母との関係、妹へのコンプレックス、舞うことの悩み…色々抱えながら、それが徐々に剥がれ落ちていく様に引き込まれた。秋子の闘い、見事でした。

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    2017年12月15日
  • 恍惚の人

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    自分が老いるってわかってる? お爺ちゃんボケちゃった。

    昭和後期に書かれた、老人介護のお話。
    当時はセンセーショナルな作品で、ベストセラーにもなった模様。当時から社会情勢は大分変わったものの、この問題自体は何一つ解決しておらず、そちらにショックを受ける。

    主人公自らが言っているように、彼らの状況は決して最悪ではない。もっと悪い家庭はいくらでもある。それでも、本人にとっては辛く厳しい日々であり、誰にも理解してもらえない。それこそが、高齢社会の最たる問題ではないだろうか。

    今や待ったなしの、だれもが関わらなければならない問題。自分が老いると頭では分かっていても実感は無い、そんな若者にこそ。

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    2025年12月28日
  • 香華

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    ネタバレ

    母が娘を「妾」といい、娘が母を「娼妓」と罵る。そんな親子があるだろうか。明治の終わりから昭和40年代にかけての物語が、圧倒的な筆力で語られている。女であることをやめない母親を持つ、聡明な娘の気持ちがひしひしと伝わるようだ。苦労を重ねた朋子がようやく落ち着ける心のよりどころを見つけたかと思いきや、そうはならないと匂わせるラストはいかにも有吉さんらしい。血のつながりを否定もし、肯定もする業の深い物語だった。
    話のなかにいくつもの着物や色の描写が出てきた。調べてみるとどれも素敵で、重く暗い物語にほっと息をつかせるようだった。

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    2017年09月26日
  • 新装版 和宮様御留

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    最初、御所ことばに馴染めなくて中々読むスピードが上がりませんでしたが、慣れてからは物語の中に引き込まれました。新倉家の末裔のご婦人から和宮は偽物だったと聞いたことがきっかけで、この話を作り上げた有吉さんの構成力が凄い。フキという架空の少女を創作し、物語の中で替玉に仕立て、現実の和宮の遺骨の左手首が欠損していることや、足が不自由な筈なのに両足に異常がなかったことの説明を見事につけている。権力者のエゴに巻き込まれ、何も知らされず替玉にされたフキが、ただ哀れでした。

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    2017年06月05日
  • 一の糸

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    文楽の世界を舞台にした愛に生きた女性の一代記であり、
    芸道一筋に命を賭けた男の物語です。

    タイトルの一の糸と言うのは三味線の3本ある弦の中で一番太くて強い糸なのですが、
    「三の糸が切れたら二の糸で代わって弾ける。
     二の糸が切れても一の糸で二の音を出せる。
     そやけども、一の糸が切れたときには、
    三味線はその場で舌噛んで死ななならんのやで。」
    文中で値段の張る一の糸を贅沢に使う徳兵衛に
    糸を惜しんだ茜が言われるセリフです。

    この本で有吉さんが書きたかったのは
    一途な茜であり、芸道にストイックに邁進する徳兵衛なのでしょうが、
    芯になっているのは、ここかなと思いました。

    茜、徳兵衛、世喜、宇

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    2017年02月12日
  • 処女連祷

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    有吉佐和子が好きすぎて、読んでない本を日本から古本で取り寄せた中の一冊。
    処女連禱。戦後間もない時代で女子大を卒業した7人グループそれぞれのその後。

    倉賀野祐子が怖すぎると思ったけど、まぁいるよね、、こーゆー女。有吉佐和子さんは女を書かせたらピカ一。

    有吉佐和子さんの初の長編作品らしいのだが、書かれたのはもう60年も前。時代背景はだいぶどころか現代もかすりもしないはずなのにこんなに面白く読めるのはなぜ。

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    2016年10月21日
  • 夕陽ヵ丘三号館

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    商社の社宅に住む主婦達の狂想曲。
    社宅には住んでいなかったものも、商社員の息子としてなかなか身に包まされる話でした。
    世代的にはうちの両親より15-20歳くらい上世代が描かれていて、ある程度実感のある民俗誌を読んでいる気分でした。

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    2016年08月25日
  • 一の糸

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    有吉佐和子さん、やっぱり好きだなぁ。
    けど、私は文楽が好きなうえ、沖縄の三線だけれど三味線を弾くのでよかったけど、一般の人はどうなんかなぁ?伝わるんかなぁ?
    芸に或る程度の尊敬を払えるタイプの人でないと、この本は辛いでしょうね。

    有吉さんの何が上手って、ただの芸事の本に終わらず、年とって分かる実の母親の強さ、しなやかさ、結婚をするということの意味、少し前の世代の女性の大変さ、男の静かな友情と呼ぶには軽薄に感じる感情の交流など、様々なテーマを懐深く内包し、かつどのテーマも浅はかになっていないところ。

    文楽もまた、何がすごいって、演奏中に死亡した三味線や太夫と相三味線の仲たがいなどが現実に起き

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    2016年07月28日