有吉佐和子のレビュー一覧
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なぜが今リバイバルしている有吉佐和子。清張人気に通じる物がある。昭和を知らない世代は昭和的な物に惹きつけられるものがあるのだろうか。生活様式や思考回路は多少変われども、人の本質はそれほど変わらないということなのだろうか。
本作は一つの青磁の壺が持ち主を転々と変わる度に、その所有者の生活状況や心理描写が綴られる。最初の持ち主は「恍惚の人」を思わせる会社を退職したばかりのサラリーマン。その後シングルマザーの縁談に纏わる話や、介護に悩む娘、相続で揉める一族、戦中派と戦後派のギャップ等等を活写して物語は青い壺の変転と共に進む。どの物語もその中心には女性がいる。この本が今受けているということは、この当 -
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有吉佐和子さんの本は「悪女について」「青い壺」に続いて3冊目。
ページをめくると、いきなりの奥さま言葉。ちょっと戸惑いながら読み進める。
男は外で仕事をし家の事は妻に任せ仕事最優先、女性はよい妻でよい母親であるべき…なバリバリ昭和な価値観 社宅の中で奥さま同士の心理戦。
良い妻たるもの、に縛られ
社宅の中での 奥様たちの目や口に翻弄され
目立たぬように 陰口を言われないように 細心の注意をはらいながら
でも 時にあらま〜な、展開に巻き込まれたり
日常のひとコマの中での心理戦 人間描写が巧み。
最初は戸惑ったが、奥さま言葉だったからこそ読み進められたのかも。と思う。
子育ても一段落して価 -
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ぐんぐん惹き込まれて最後まで走りきった。
同じ有吉作品の「青い壺」はハマらなかったけれど、本作は夢中になって読んだ。
主人公・笑子は戦後の日本が復興していく勢いに乗って、何がなんでも生きていく!というやる気に満ち溢れている。
思えば笑子は終始、勢いとパワフルさがとにかくすごい。後々、笑子も圧倒されるようなもっとパワフルな日本人女性たちが登場するが、笑子もなかなかガッツがある。
彼女のそのガッツが本作を貫く芯の部分にある。だからこそ、希望の見えない状況になっても1ミリの希望を抱いて読み進められた気がする。
中盤、竹子が登場したところから読み進めるのが楽しくなった。それまで笑子に降りかかる災難 -
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まああ 面白かったです
戦後間もない頃の物語で
描かれた時期も一昔前になり
現代の小説にはない
独特の雰囲気があって良いですね
お話しは謎の死をとげた主人公の関係者からの
証言だけで構成されています
その関係者達が彼女はとんでもない悪女だとか
そんな話はあり得ない彼女は清廉潔白愛の人だとか‥
読んでいるうちに彼女に会ってみたくなるような
不思議な魅力の女性です
ミステリー作品なら二重人格や双子がオチも
あり得るかもですが
単行本の裏のあらすじにもはっきり悪女って
書いてあるし悪女認定ですよね
でもどこかで聖女であってほしいと
思う気持ちがあり
次男の推測した死因の説明はきれいで純真無垢な
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ネタバレ完全に忘れてしまう前に感想を…。
バッチバチの嫁姑バトルって感じではないのに、ドロドロしてる感じがすごいです。帯に「嫁姑バトル」みたいなことが書かれてて面白そうだったから買いましたが、それだけではなく、壮大な女二人の人生の物語。
加恵さんは、さすが武家の娘というべきでしょうか。
私なら途中で絶対「やっだー、私と同じもの飲んだと思ってたんですか?おかさんの麻酔には危ないもの入ってないのし!ご老体には無理よし!(方言はてきとー)」とか煽っちゃうかなー?笑
加恵さんを応援してしまうのは、やはり自分も嫁の立場だからでしょうか…笑
前、和歌山に旅行したときに道の駅に寄ったら、そこが華岡青洲の記念館み -
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ある陶芸家が偶然上手く焼けた青磁の壺。壺が色んな人の手に渡って、作者と再会するまでの13個のお話が詰まっている。
いろんな模様があって、とても楽しめた!心理描写が秀逸。
昭和51年から52年に書かれた小説で少し時代を感じる喋り口調で女性の言葉遣いの美しさも感じる。
一部あらすじと感想。
第一話
心乱れる夫に頓着せずに、どんな時も凛として、家族に愛情を注ぐ妻が好き。
第二話
定年退職後、元上司にお礼をしに行く…その後自分の元職場へ、そこでの行動がホラー笑
第三話
お互いに結婚する意思がなく、別れようと思っているのに、男からは別れられないという。複雑。
第四話
子供たちが遺産