有吉佐和子のレビュー一覧

  • 青い壺

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    戦争が終わったあとの日本での日々を青い壺、が巡りに巡って色んなところに居候しながらも前へ進んでいく話。

    うちの弓香さんの発言はほぼうちの祖母からも聞いたことがある話なので、きっとどの家庭のおばあちゃんもそんなふうに話すんだとほっこりした。
    時代が変わっても、同じことが繰り返されるんだなと思った。
    定年したあとの旦那が家で邪魔なのはどの時代でも共通なのも理解できた。

    最後の壺の鑑定だけ気になった。
    きっと色んな人の手に渡っていい趣になっているんだろうな。

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    2026年05月02日
  • 女二人のニューギニア

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    半世紀以上も前のお話なのに、言い回しから何から面白い。
    畑中さん、サイコー(笑)

    現在のパプアニューギニアはどうなっているのか、興味ある!

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    2026年05月02日
  • 悪女について

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    戦後の日本にて40代で謎の死を遂げた、女実業家・富小路公子。大金持ちとしてメディア出演していたこともあり、死後、週刊誌があることないこと騒ぎ立てる。その彼女と関わった27人を小説家が取材し、それぞれが彼女の人となりや、死について順番に語る。

    美しいものが大好きで、夢をみながら、理想と現実のギャップを埋めるために一所懸命に勉強して働き、大金持ちになった人物。彼女のことを悪く言う人もいれば、良く言う人もいる。

    「悪女」かどうかなんて他者評価で決まるから、悪女だと思う人もいれば、思わない人もいて当然かと思う。

    男絡みの部分は、何がなんだか・・でもみんなそんなもんなのかもしれない。

    最後まで死

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    2026年05月03日
  • 悪女について

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    ヒロインの富小路公子について、何が本当なのか、善人なのか、悪人なのかは最後まで分からない。でもそれは結局、10人中9人の人が「あの人は良い人だ」といっても1人の人が「あの人は碌な奴じゃない」という印象を抱いても何もおかしくないことと一緒じゃないか。登場人物それぞれが公子に対して持った印象はどれも否定できるものではなく、よって公子が100%善人か悪人かなんて言い切れることではない。そして同時に、それぞれが公子に対して勝手な思い込みを持って疑わない。そのことの危うさと、そう強く信じさせるだけの公子という人物のとんでもなさを嫌でも感じさせられるのである。

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    2026年04月28日
  • 青い壺

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    昭和50年代に出版されたというのに50年近く経ったいままた注目されている小説

    ある陶芸家が一点物として作り上げた力作の青磁の壺
    その壺が様々な持ち主を経て、陶芸家の元へ戻ってくるまでを描いた短編集
    昭和の家庭を描いているので時代背景や登場人物の考えは古くはあるが普遍的な魅力がある。



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    2026年04月27日
  • 恍惚の人

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    1982年に出版されている作品なのに物価高によるなやみや少子高齢化・それに伴う介護のなやみなど今とかわりないことに驚きました。

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    2026年04月27日
  • 青い壺

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    青い壺の持ち主がコロコロ変わっていくお話。話の中に次のパートの主人公が出てきてて次は誰だろうってこの人は誰だったかなと探しながら読むのが楽しかった。

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    2026年04月25日
  • 恍惚の人

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    こんなに世話されて おじいさんは幸せだ。
    この本が30年以上も昔に書かれたとは思えない。
    昔も今も悩みは変わらないんだ…
    変わらないって どう言うことよ!
    もっとしっかりしてよ!行政!国!お役所!
    頼みますよ。 安心して呆けれないよぅ。泣

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    2026年04月24日
  • 青い壺

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    奇跡的に上手くできた青い壺を巡るストーリー。70代の同窓会とか、楽しそうかと思いきや、仕切り屋がいてそこまででもなかったりして。

    読み進めるほどに加速していく面白さ。他にもこの著者の作品をよみたい。

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    2026年04月24日
  • 青い壺

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    テンポのいい会話で物語は淡々と進みます。
    この中に必ず現れる青い壺は、
    いったい何を象徴しているのかなぁと
    読んだ後でも分かりません。

    いろんな人間の機微が青い壺に写し出されて、時間以上に年代を経て見えるようになったのか

    大事件やスリルはないけれど、不思議と読みがいのある本でした。時間をおいて再読したいです。

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    2026年04月18日
  • 非色

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    1960年代に書かれた作品とはいえ、結局時代がすすんでも、違う環境の人と付き合う悩み、エゴ、子供ができてからの優越感、劣等感は変わらず濁濁と心に流れているのを再認識する。
    ハーフで生まれた子供の美貌に得意になるかと思えば、突然宗教的なことでイジメの対象になったり、どこの国にいってもなにか違うと他から思われ‥
    読み進めて何か解決策があるかと必死に文を追ったが
    やはり壁があるようにしか思えず、やっぱり黙って現実をそのまま受け止めるしかないかと思った。

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    2026年04月16日
  • 夕陽ヵ丘三号館

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    ネタバレ

    1970年代の一流企業の団地のお話。当時の価値観と50年以上経った今のそれの変わりようにも驚くが、それ以上に団地の妻たちのなんやかやがあまりに衝撃。読んでいて何度ものけぞった。

    音子がとにかく浅はかで且つ傲慢で視野が狭くて単純で無知で…。三浦綾子の氷点の夏枝風…。

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    2026年04月10日
  • 悪女について

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    悪女について色んな人からの視点で語られている
    人には多面性がある
    いい人だと言う人もいれば悪い人と言う人もいる
    何故亡くなったのか事実はわからないが、読み手としては色んな人の視点から富小路公子という人物像を作り上げていく面白さがあった

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    2026年04月08日
  • 夕陽ヵ丘三号館

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    有吉佐和子さんの本は「悪女について」「青い壺」に続いて3冊目。
    ページをめくると、いきなりの奥さま言葉。ちょっと戸惑いながら読み進める。

    男は外で仕事をし家の事は妻に任せ仕事最優先、女性はよい妻でよい母親であるべき…なバリバリ昭和な価値観 社宅の中で奥さま同士の心理戦。

    良い妻たるもの、に縛られ
    社宅の中での 奥様たちの目や口に翻弄され
    目立たぬように 陰口を言われないように 細心の注意をはらいながら
    でも 時にあらま〜な、展開に巻き込まれたり

    日常のひとコマの中での心理戦 人間描写が巧み。
    最初は戸惑ったが、奥さま言葉だったからこそ読み進められたのかも。と思う。

    子育ても一段落して価

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    2026年03月25日
  • 非色

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    ぐんぐん惹き込まれて最後まで走りきった。
    同じ有吉作品の「青い壺」はハマらなかったけれど、本作は夢中になって読んだ。

    主人公・笑子は戦後の日本が復興していく勢いに乗って、何がなんでも生きていく!というやる気に満ち溢れている。
    思えば笑子は終始、勢いとパワフルさがとにかくすごい。後々、笑子も圧倒されるようなもっとパワフルな日本人女性たちが登場するが、笑子もなかなかガッツがある。
    彼女のそのガッツが本作を貫く芯の部分にある。だからこそ、希望の見えない状況になっても1ミリの希望を抱いて読み進められた気がする。

    中盤、竹子が登場したところから読み進めるのが楽しくなった。それまで笑子に降りかかる災難

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    2026年03月22日
  • 悪女について

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    まああ 面白かったです
    戦後間もない頃の物語で
    描かれた時期も一昔前になり
    現代の小説にはない
    独特の雰囲気があって良いですね

    お話しは謎の死をとげた主人公の関係者からの
    証言だけで構成されています
    その関係者達が彼女はとんでもない悪女だとか
    そんな話はあり得ない彼女は清廉潔白愛の人だとか‥
    読んでいるうちに彼女に会ってみたくなるような
    不思議な魅力の女性です

    ミステリー作品なら二重人格や双子がオチも
    あり得るかもですが
    単行本の裏のあらすじにもはっきり悪女って
    書いてあるし悪女認定ですよね
    でもどこかで聖女であってほしいと
    思う気持ちがあり
    次男の推測した死因の説明はきれいで純真無垢な

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    2026年03月08日
  • 華岡青洲の妻

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    ネタバレ

    完全に忘れてしまう前に感想を…。
    バッチバチの嫁姑バトルって感じではないのに、ドロドロしてる感じがすごいです。帯に「嫁姑バトル」みたいなことが書かれてて面白そうだったから買いましたが、それだけではなく、壮大な女二人の人生の物語。

    加恵さんは、さすが武家の娘というべきでしょうか。
    私なら途中で絶対「やっだー、私と同じもの飲んだと思ってたんですか?おかさんの麻酔には危ないもの入ってないのし!ご老体には無理よし!(方言はてきとー)」とか煽っちゃうかなー?笑
    加恵さんを応援してしまうのは、やはり自分も嫁の立場だからでしょうか…笑

    前、和歌山に旅行したときに道の駅に寄ったら、そこが華岡青洲の記念館み

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    2026年03月08日
  • 青い壺

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    ⁡ある陶芸家が偶然上手く焼けた青磁の壺。壺が色んな人の手に渡って、作者と再会するまでの13個のお話が詰まっている。

    いろんな模様があって、とても楽しめた!心理描写が秀逸。

    昭和51年から52年に書かれた小説で少し時代を感じる喋り口調で女性の言葉遣いの美しさも感じる。


    一部あらすじと感想。

    第一話
    心乱れる夫に頓着せずに、どんな時も凛として、家族に愛情を注ぐ妻が好き。

    第二話
    定年退職後、元上司にお礼をしに行く…その後自分の元職場へ、そこでの行動がホラー笑

    第三話
    お互いに結婚する意思がなく、別れようと思っているのに、男からは別れられないという。複雑。

    第四話
    子供たちが遺産

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    2026年04月29日
  • 悪女について

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    多くの人の証言から、亡くなった女性実業家の色々な面が浮き彫りになる話。相手への見せ方次第で全く異なる人物像になってしまうのがわかる物語。恐ろしかった〜
    古めかしい美しい言葉遣いの主人公が魅力的でグイグイ引き込まれて読み込んでしまった。
    読み終わった後に残る、残り香が長く長くじんわりと尾を引く作品でした。
    時代を越える名作

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    2026年03月06日
  • 悪女について

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    ある女の生涯を、様々な人物視点で描写。

    人物への印象や認識が色々違うのでミステリーだし、同時進行で男性関係を含む時間の使い方がすごい不思議。
    何かが伏線になって、成り上がりのきっかけや二重三重の生活、死の真相が明かされていくかと思ったけど、そこまではミステリーっぽくなかった。

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    2026年02月28日