げいしゃわるつ・いたりあの

げいしゃわるつ・いたりあの

小説・文芸
1,100円 (税込)

5pt

3.8

若き日の有吉佐和子が、実際に花街を取材して書き上げた渾身の一作。
陰りを見せ始める花柳界の問題を鋭く示しながら、
当時の煌めきをユーモラスに活写した“幻の快作”が、
66年の時を経て初の文庫化!

【内容】
1950年代、東京の花街。
置屋「綾津川」の女あるじ・綾千代のもとに、
正体不明のイタリア系アメリカ人・フランチョリーニから、
芸者遊芸ブロードウェイ公演の話が舞い込んだ。
綾千代はライバル・亀千代とタッグを組み、
芸妓組合での根回しや渡航の金繰りに奔走するが、徐々に暗雲が立ち込める。
売れっ妓・千々代と花奴、
縁あってフランチョリーニの秘書となった
国際電話交換手の能村勢子とその同僚・横井新也、
日本舞踊の家元・梶川猿寿郎らが巻き起こす騒動と恋のさや当て――。
混迷を極める“ゲイシャガール・ダンシング・ティーム”は、
果たしてアメリカへ行けるのか!?

〈解説〉岩下尚史(作家・國學院大學客員教授)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    げいしゃわるつ・いたりあの
  • タイトルID
    :
    2042774
  • ページ数
    :
    432ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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げいしゃわるつ・いたりあの のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦後日本が元気だった時代の花柳界
    華やかだけではなくグレー・ブラックなことも寛容できる
    それでこそ豊かな文化が生まれたことも否定できないのです
    巻末岩下尚史氏の解説が秀逸で
    有吉佐和子があづま歌舞伎に携わっていたからこその作品であることが手引きになり
    面白さが倍増しました
    近年有吉作品が注目されて重版の際解説が新しくなることは
    現代人に親切だと思います

    0
    2026年02月06日

    Posted by ブクログ

    面白かった!!!
    さくさく読めました。
    シスターフッドも感じられる。
    東京にはほとんどなくなった、花街のお話。
    アメリカ、ブロードウェイを目指すって夢ある!

    0
    2025年12月29日

    Posted by ブクログ

    鬼籍に入られているはずの有吉佐和子様の、まさかの新刊!!!!!
    通勤途中の駅の本屋さんで見つけて即買いしました。
    原田ひ香さんの権力恐るべし。
    もっともっと復刊お願いします!


    軽やかなテンポで進む、芸者さん界隈のお話。
    私は京都の料亭で正社員として勤務していた経験がありますが、ここで書かれているように、料亭の女将さんが地域を束ねて芸妓さんを取り仕切ったり指示したりっていうようなことは多分、もうあの頃はなかったんじゃないかなぁ・・・某老舗フランス革鞄ブランドがマハラジャを歓待しているお席とかはあったけどどうだったんだろう。
    とにかく未知の世界で、ワクワクしながら読み進めました。
    ストーリーテラーじゃなくてなんていうんだっけ第三者目線?水先案内人?を途中から務めてくれる、勢子さんのいい女っぷりもよかったけれど、モテすぎてちょっと辟易。
    きっぷがよくて短気で姉御肌の綾千代さんが、私は大好きでした。ああいう人は確かにいる。

    日舞の家元が、芸者さんに振り付けをしたり発表会的なものでお金を稼いだりしているのに、それでいながら芸者さんを格下に見ているっていう描写があって、そこに若き日の有吉佐和子さんの観察眼が確実に光っているのを感じて嬉しくなりました。

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

    昭和の花街ってこんな感じだったのか〜。

    いやいや、フランクが改名してるところからして、胡散臭いでしょうが!

    0
    2026年06月16日

    Posted by ブクログ

    1950年代、アメリカ公演の依頼が東京の花街(たぶん赤坂)に舞い込み、謎のイタリア系米国人フランチョリーニに振り回され、根回しや資金繰りに奔走するお姐さん衆を描く。

    フランチョリーニの秘書として、能村勢子(せいこ)が通訳などしているのだが、1954〜1956年に「アヅマ・カブキ」という日本舞踊の海外公演の通信係として、有吉佐和子が同行しており、その時に見聞したことをもとにこの小説を書いたものらしい。
    それ故、当時の花柳界の風俗が、丸の内のOLである勢子やその男友達の目を通して書かれたりしており、興味深い。
    花街では常識であるところが、素人の目から見ると違和感があるなど。

    令和の今は、ほとんど花街も衰退しているようで、寂しい限りだが、解説によると、政治家との結びつきが弱まっていったこともあるらしい。平成5年の連立政権で壊滅とか。

    この小説が書かれたのは1959年であり、1931年生まれの有吉佐和子は、なんと、28歳ほど。
    この年齢で、この文章力は、驚きだが、少し冗長に感じるところもあった。

    0
    2026年03月06日

    Posted by ブクログ

    初めて有吉佐和子さんの作品を読んだ。
    アメリカのブロードウェイを夢見て奔走する花街の人々のお話。
    複雑な人間模様の中で、権力がある人ほど振り回されていてなんとも面白い。若さって素晴らしい。
    テンポの良いドタバタコメディといったところか。

    0
    2026年02月12日

げいしゃわるつ・いたりあの の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    げいしゃわるつ・いたりあの
  • タイトルID
    :
    2042774
  • ページ数
    :
    432ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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