坂の上の雲(八)
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坂の上の雲(八)

800円 (税込)

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「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」。明治三十八年五月二十七日早朝、日本海の朝靄の中にロシア帝国の威信をかけたバルチック大艦隊がついにその姿を現わした。国家の命運を背負って戦艦三笠を先頭に迎撃に向かう連合艦隊。大海戦の火ぶたが今まさに切られようとしている。感動の完結篇。

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  • ドラマ化

    「坂の上の雲 第3部」

    2011年12月4日~ NHK総合
    出演:本木雅弘、阿部寛、香川照之

  • ドラマ化

    「坂の上の雲 第2部」

    2010年12月5日~ NHK総合
    出演:本木雅弘、阿部寛、香川照之

  • ドラマ化

    「坂の上の雲 第1部」

    2009年11月29日~ NHK総合
    出演:本木雅弘、阿部寛、香川照之

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坂の上の雲 のシリーズ作品

1~8巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~8件目 / 8件
  • 坂の上の雲(一)
    800円 (税込)
    維新で賊軍とされた伊予・松山に、三人の若者がいた。貧乏士族の長男で風呂焚きまでした信さん(後の秋山好古)、弟で札付きのガキ大将の淳さん(真之)、その竹馬の友で怖がりの升さん(正岡子規)である。三人はやがて、固陋なる故郷を離れ、学問・天下を目指して東京に向かう。しかし、誰が彼らの将来を予見できただろうか。一人は日本陸軍の騎兵の礎をつくり、一人は日本海大海戦を勝利にみちびき、さらに一人は日本の文学に革命を起こすことになるのである。
  • 坂の上の雲(二)
    800円 (税込)
    戦争が勃発した……。世界を吹き荒れる帝国主義の嵐は、維新からわずか二十数年の小国を根底からゆさぶり、日本は朝鮮をめぐって大国・清と交戦状態に突入する。陸軍少佐・秋山好古は騎兵を率い、海軍少尉・真之も洋上に出撃した。一方、正岡子規は胸を病みながらも近代短歌・俳句を確立しようと、旧弊な勢力との対決を決意する。
  • 坂の上の雲(三)
    800円 (税込)
    日清戦争から十年──じりじりと南下する巨大な軍事国家ロシアの脅威に、日本は恐れおののいた。「戦争はありえない。なぜならば私が欲しないから」とロシア皇帝ニコライ二世はいった。しかし、両国の激突はもはや避けえない。病の床で数々の偉業をなしとげた正岡子規は、戦争の足音を聞きながら。燃えつきるようにして逝った。
  • 坂の上の雲(四)
    800円 (税込)
    明治三十七年二月、日露は戦端を開いた。豊富な兵力を持つ大国に挑んだ戦費もろくに調達できぬ小国……。秋山好古陸軍少将の属する第二軍は遼東半島に上陸した直後から、苦戦の連続であった。また、連合艦隊の参謀・秋山真之少佐も、堅い砲台群でよろわれた旅順港に潜む敵艦隊に苦慮を重ねる。緒戦から予断を許さない状況が現出した。
  • 坂の上の雲(五)
    800円 (税込)
    強靭な旅順要塞の攻撃を担当した第三軍は、鉄壁を正面から攻めておびただしい血を流しつづけた。一方、ロシアの大艦隊が、東洋に向かってヨーロッパを発航した。これが日本近海に姿を現わせば、いま旅順港深く息をひそめている敵艦隊も再び勢いをえるだろう。それはこの国の滅亡を意味する。だが、要塞は依然として陥ちない。
  • 坂の上の雲(六)
    800円 (税込)
    作戦の転換が功を奏して、旅順は陥落した。だが兵力の消耗は日々深刻であった。北で警鐘が鳴る。満州の野でかろうじて持ちこたえ冬ごもりしている日本軍に対し、凍てつく大地をとどろかせ、ロシアの攻勢が始まった。左翼を守備する秋山好古支隊に巨大な圧力がのしかかった。やせ細った防御陣地は蹂躙され、壊滅の危機が迫った。
  • 坂の上の雲(七)
    800円 (税込)
    各地の会戦できわどい勝利を得はしたものの、日本の戦闘能力は目にみえて衰えていった。補充すべき兵は底をついている。乏しい兵力をかき集めて、ロシア軍が腰をすえる奉天を包囲撃滅しようと、日本軍は捨て身の大攻勢に転じた。だが、果然、逆襲され、日本軍は処々で寸断され、敗走する苦境に陥った。
  • 坂の上の雲(八)
    800円 (税込)
    「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」。明治三十八年五月二十七日早朝、日本海の朝靄の中にロシア帝国の威信をかけたバルチック大艦隊がついにその姿を現わした。国家の命運を背負って戦艦三笠を先頭に迎撃に向かう連合艦隊。大海戦の火ぶたが今まさに切られようとしている。感動の完結篇。

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坂の上の雲(八) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最後は、一気に読み進めたくなった。「事実は、小説より奇なり」のような、偶然か必然なのか、自然現象までも重なって、日露戦争が、進んでいったんだ…
    東郷のような上にたつ人が、違えば全然違う結末になっていたはず。そして、日本人は、優秀なんだと思った。この当時の日本人が、であるが…今も片鱗がちょっとは、あっ

    0
    2025年02月27日

    Posted by ブクログ

    戊辰戦争後の明治時代を、正岡子規、秋山兄弟を主人公にして描いた作品。
    日清日露戦争が特に中心になっており、陸軍の秋山好古と海軍の秋山真之が中編からは主軸となっていた。
    文庫本全八巻と非常に長く、読むのに時間がかかったが、全体的には非常におもしろかった。
    とくに日露戦争の戦術面での勝因を明確に記載して

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    【30年ぶりに読む「坂の上の雲」】
    最終第八巻は「敵艦見ゆ」「運命の海」「雨の坂」など。
    「敵艦見ユトノ警報ニ接シ、聯合艦隊ハ直ニ出動、之ヲ撃滅セントス。本日天気晴朗ナレドモ浪高シ(p35)」
    有名な日本海海戦開戦前の電文はやはり心動かされる。思い立って30年ぶりに全八巻という“一大叙事詩”を読み終

    0
    2024年09月15日

    Posted by ブクログ

    長い小説で、読むのが遅いがために3ヶ月くらい使ってしまったけど、ほんとずっしり。
    児玉源太郎が好きになりました。
    乃木希典、いままでの認識と違って、ある意味はやはり被害者だったり。

    またいつか、気が向いた時に読んでみようと思う。やっぱり、司馬遼太郎の小説はたまに読むとほんと良い。。

    0
    2024年08月10日

    Posted by ブクログ

    クライマックスが一番スピード感あって面白かったから7巻は数ヶ月かかったのに最終巻は2週間半で読み終えました!とはいえ本編だけなので残すところ50ページ近くあるあとがき集を読み切ろうと思います。あとがきは筆者の考えなど当時の事情に寄り添っていたので考察の参考になりそう。

    0
    2024年04月08日

    Posted by ブクログ

    ロジェストウェンスキーはなかなか考えさせられた。指揮することをまともに考えていない指揮官は戦いにおいている意味のない人に成り下がっている。けれど、皇帝の専制で戦争が行われているという意味ではこの指揮官も気の毒な被害者だとも言える。それらをひっくるめて?戦いあった同士?として敵国軍人に敬意を払う日本の

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    ▼エンタメと考えれば、この小説は(日露戦争は)いろいろあっても最後が日本海海戦で圧勝して終わるので、溜飲が下げられて素晴らしい。その、苦しい辛い中で最後スッキリというヤクザ映画的な語り口がこれまた上手い。海戦でも、まずは三笠が被弾しまくる描写も延々とやる。その次にロシア側の(日本軍と比べ物にならない

    0
    2023年12月01日

    Posted by ブクログ

    日露戦争は日本の勝利と知っていたが、この本を読む事によって多くの両国の犠牲があった上でのことだと再認識させられる。

    最後の章の、真之が子規庵に行った場面は海上での戦いとのコントラストを強く感じた。他愛ない日常も、戦争のもとでの日々も同じ人間の生活の一部なんだと思った。

    0
    2023年11月27日

    Posted by ブクログ

    この8巻を読んで本当によかった。
    明治の歴史という今日にも続く通奏低音をこんなにクリアに生き生きと感じる文章に出会えたことは幸せなことだと思う。
    「坂の上の雲」自分も坂の上にある雲に向かって進むような楽天主義を心に持っていたい。

    0
    2023年10月11日

    Posted by ブクログ

    【全八巻の感想】
    日露戦争史を通して国家とは、民族とは、日本人とは何かを深く掘り下げ追及している。
    この戦勝こそが以降の日本軍を迷走させ、日本国を窮地に追い込んだ。
    明治維新以降、西欧の帝国主義を模倣し、「国家」という概念を急速に醸成せざるを得なかった事情が我が国の精神と肉体とのあいだに巨大な齟齬を

    0
    2023年10月10日

坂の上の雲(八) の詳細情報

  • ドラマ化

    「坂の上の雲 第3部」

    2011年12月4日~ NHK総合
    出演:本木雅弘、阿部寛、香川照之

  • ドラマ化

    「坂の上の雲 第2部」

    2010年12月5日~ NHK総合
    出演:本木雅弘、阿部寛、香川照之

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    「坂の上の雲 第1部」

    2009年11月29日~ NHK総合
    出演:本木雅弘、阿部寛、香川照之

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