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「坂の上の雲 第3部」
2011年12月4日~ NHK総合
出演:本木雅弘、阿部寛、香川照之
「坂の上の雲 第2部」
2010年12月5日~ NHK総合
出演:本木雅弘、阿部寛、香川照之
「坂の上の雲 第1部」
2009年11月29日~ NHK総合
出演:本木雅弘、阿部寛、香川照之
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Posted by ブクログ
文学の才能を余すことなく発揮している子規だけれど、軍事への憧れ、それに従事する真之を羨ましく思い、自己憐憫に浸る姿。一方、文学への想いに蓋をし、自分の適正を見極め、そして発端は生活のため軍事へ邁進する真之。才能ある2人でも、互いに無いものねだり、隣の芝は青い、というような想いを持つ姿には親近感を持つなぁ。子規は病気が進行していく中なのだから、余計に他に目がいきがちなのも当然だろう。
真之の、頭脳が考えた目的を最後実施するのは性格である。その性格をつくらねばならない、という考えは、いざという時に弱腰になりやすい、人間の弱さを受け入れた上で、厳しい戦場で目的を遂行する覚悟を感じる。
どこまでもシンプルで、実直な兄の好古は、武士の姿。
列強国が東アジアをも牛耳ろうといよいよ情勢が激しくなりつつある中、日本、そして子規、秋山兄弟がどのような運命を辿るのか。
Posted by ブクログ
日清戦争が起こり、当時の日本が戦争に挑むときの様子、緊迫感がビシビシ伝わってきた。
この2巻では、正岡子規が俳句の世界に大きな影響を与えていくところが描かれている。
病に侵されながら、血を吐きながら、研究に没頭する姿を感じて、自分の仕事に対する姿勢はどうかと振り返って読んでいた。
また秋山真之の言葉も印象的だった。
秋山真之が言う
「経験は必要だが、それによって智恵と同じだけ固定概念が染み付いてしまう。素人は新鮮な発想を取り入れて、時に玄人を負かしてしまう」
というような考え方が、今も通ずることだと感じる。
今、自分は会社内で新事業を始めようとしている。
素人は武器かもしれない。
日本の文明化がここから始まっていくんだ、という気配に満ちた2巻。
この先が楽しみ。
Posted by ブクログ
試験で仕方なく覚えた、歴史上の人物や事柄が、司馬遼太郎さんの手にかかると、生き生きと動き出してくるから不思議。
正岡子規が数学好きとのこと、初めて知った。源氏物語をよく読み込んでいたことも。源氏の写生力を絶賛していた。「読みさして月が出るなり須磨の巻」の句が記されていた。正岡子規は若くして亡くなったけれど、ホントすごい人だ。と同時に、司馬遼太郎さんも、小説にするまでの研究たるや、ものすごく大変だったと思う。
秋山兄弟や、正岡子規の自分の心情にまっすぐ生きる姿、情熱、カッコいい!
当時の、ロシアについての理解も深まってきたので、次巻も楽しみ。現在のロシアについて、思いを馳せられることができるのもいい。
Posted by ブクログ
世界のうねり、日本の断捨離
◻︎感想
個人ドラマ、心情を通して近代国家の観念や盛衰を体感できる。だから司馬遼太郎氏の歴史小説はここまで有名になったのだろうとよくわかる。
近代以前の歴史や民族性にも触れながら、欧州国家や米露の成り立ち、清の現状が描かれており、その中で日本という国家がどういう意思決定をして、その中で躍動した日本人が居たわけである。秋山好古、真之、正岡子規に加え小村寿太郎なども加わる。
・思い切った西洋化はなぜ必要だったのか?
藩→県ではなく藩→国家、日本人(勝海舟の貢献が大きい)への転換期、帝国主義は必然だったのか
・秋山好古、真之の戦術家としての成長
企業人としても学ぶことが大きい(再)。戦略あってこその戦術だが、戦術を軽視してはいけないことがよくわかるし、戦術家になるということは多くの学びが(特に情報が不足していた120年前の時代は)必要なのだとわかる
・気の大切さ、ひいては観
頭脳明晰かどうかより、持って生まれた(後天的でも可?)性格が重要という描写が多い。好古の騎馬も真之の戦術実行もそうで、ロシアの皇帝にも使われている(父アレクサンドル3世と子ニコライ2世の比較)。
これは経営者は学歴よりも「観」が大切と説くことと、一致するわけではないものの、考え方としては近いのではないだろうか。後天的に勉強=studyによって鍛えるのではなく、経験によって観を鍛えさせることが大切であり、観がどれだけ磨かれるかはもはや生い立ちにまで遡る必要があるというのと、性格に帰結を求めるのは似ていると思える
「坂の上の雲 第3部」
2011年12月4日~ NHK総合
出演:本木雅弘、阿部寛、香川照之
「坂の上の雲 第2部」
2010年12月5日~ NHK総合
出演:本木雅弘、阿部寛、香川照之
「坂の上の雲 第1部」
2009年11月29日~ NHK総合
出演:本木雅弘、阿部寛、香川照之
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