国盗り物語(一)

国盗り物語(一)

825円 (税込)

4pt

世は戦国の初頭。松波庄九郎は妙覚寺で「知恵第一の法蓮房」と呼ばれたが、発心して還俗した。京の油商奈良屋の莫大な身代を乗っ取り、精力的かつ緻密な踏査によって、美濃ノ国を〈国盗り〉の拠点と定めた! 戦国の革命児斎藤道三が、一介の牢人から美濃国守土岐頼芸の腹心として寵遇されるまでの若き日の策謀と活躍を、独自の史観と人間洞察によって描いた壮大な歴史物語の緒編。

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国盗り物語 のシリーズ作品

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1~4件目 / 4件
  • 国盗り物語(一)
    825円 (税込)
    世は戦国の初頭。松波庄九郎は妙覚寺で「知恵第一の法蓮房」と呼ばれたが、発心して還俗した。京の油商奈良屋の莫大な身代を乗っ取り、精力的かつ緻密な踏査によって、美濃ノ国を〈国盗り〉の拠点と定めた! 戦国の革命児斎藤道三が、一介の牢人から美濃国守土岐頼芸の腹心として寵遇されるまでの若き日の策謀と活躍を、独自の史観と人間洞察によって描いた壮大な歴史物語の緒編。
  • 国盗り物語(二)
    825円 (税込)
    気運(しお)が来るまで気長く待ちつつ準備する者が智者。気運が来るや、それをつかんでひと息に駆けあがる者が英雄。──それが庄九郎の信念であった。そして庄九郎こそ、智者であり英雄だった。内紛と侵略に明け暮れる美濃ノ国には英雄の出現を翹望(ぎょうぼう)する気運が満ちていた。“蝮(まむし)”の異名にふさわしく、周到に執拗に自らの勢力を拡大し、ついに美濃の太守となった斎藤道三の生涯。
  • 国盗り物語(三)
    825円 (税込)
    美濃を征服した斎藤道三は義理の子義竜の反乱に倒れたが、自らの天下統一の夢を女婿織田信長に託していた。今川義元を奇襲して鋭鋒を示した信長は、義父道三の仇を打つべく、賢臣木下藤吉郎、竹中半兵衛の智略を得て美濃を攻略した。上洛を志す信長はさらに畿内制覇の準備工作を進めてゆく……。信長の革命的戦術と人間操縦、その強烈な野性を、智将明智光秀を配して描く怒濤編。
  • 国盗り物語(四)
    1,034円 (税込)
    すさまじい進撃を続けた織田信長は上洛を遂げ、将軍に足利義昭を擁立して、天下布武の理想を実行に移し始めた。しかし信長とその重臣明智光秀との間には越えられぬ深い溝が生じていた。外向する激情と内向し鬱結する繊細な感受性──共に斎藤道三の愛顧を受け、互いの資質を重んじつつも相容れぬ二つの強烈な個性を現代的な感覚で描き、「本能寺の変」の真因をそこに捉えた完結編。

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国盗り物語(一) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    半分くらい恋愛/官能小説の感がなくもないが、斎藤道三(庄九郎)の人間味が面白く、一気に読めた。戦国作品はほぼ触れてこなかったが、特に理解が難しいところもなく、初めてでも楽しく読むことが出来た。

    0
    2023年11月15日

    Posted by ブクログ

    緻密な計画に大胆な野望。本巻は、牢人であった松波庄九郎(後の斎藤道三)が様々な手法を用いて次々に身分を乗っ取っていく様を、スピード感ある文章で描き出している。如何なる人物を相手にしても物怖じせず相手の心を掴んでいく過程は、世渡りの上手さを物語っているなと思った。根拠のない自信は何処から湧いてくるのか

    0
    2023年08月23日

    Posted by ブクログ

    斎藤道三のまだ牢人の頃の話が好きです。
    特にお万阿とのやり取りが面白くて好きです。
    また、登場人物の心中を表現するのに、(あっ)を使っているシーンが多々出てきて大好きです。
    普通の人?が使ったらただの語彙量ない文章になるのに、司馬遼太郎だからこそ面白く深みのある(あっ)になるんだと思いました。

    0
    2023年05月26日

    Posted by ブクログ

    道三編の前半。奈良屋乗っ取りから美濃への進出まで、フィクションを交えながら面白く描かれていて、一気に読んでしまいました。

    0
    2022年10月16日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだ司馬遼太郎氏の長編小説。やっぱり面白かった。
    本書は大ざっぱに前半と後半に分かれており、前半は美濃の斎藤道三の生涯を、後半は織田信長の生涯を追っている。どちらもなかなか興味深かった。
    斎藤道三については本書を読むまでは詳しく知らなかったのだが、身分が無い生まれだったために、京都の老舗

    0
    2021年08月17日

    Posted by ブクログ

    1巻、2巻は斎藤道三の物語。寺を飛び出した一人の男が、やがて京都の油商となり店を乗っ取り、美濃に進出してとうとう守護職を追い出して自分が国王になってしまう。まさに戦国時代の英雄物語である。道三の活躍する数々の戦のストーリーもすごいが、女性を次々と我が物にしていく展開もすさまじい。しかし、2巻の最後、

    0
    2021年01月26日

    Posted by ブクログ

    司馬遼太郎歴史小説の1つ

    斎藤道三前編

    斎藤道三の、能力抜群だが格が低いということであれやこれやと芸をこなして成り上がる姿がかっこいい。悪者として言われているが緻密な作戦、時には大胆な行動を起こすことで為すべき時に為して成り上がれるのは見習うものだと思える。

    欲しいと思ったときに我慢強くすると

    0
    2020年11月22日

    Posted by ブクログ

    これほどまで感情移入してしまうとは。
    庄九郎がとてと魅力的、とくにお万阿とのやりとりがおもしろかった。
    とてもフィクションとは思えない、司馬遼太郎の人物像の作り方に脱帽です。

    0
    2020年08月28日

    Posted by ブクログ

    難しそうだからと敬遠してたけど、真逆だった!
    めちゃくちゃ分かりやすくて面白い!

    まぁ、ほぼフィクションなんだろうけど、
    司馬遼太郎の手に掛かると斎藤道三がこんなにも魅力的なキャラになるとは。

    続きが楽しみ♪

    0
    2020年07月10日

    Posted by ブクログ

    何という面白い小説か。史料に縛られていない、会話が中心のテンポのよい、闊達な人物描写が魅力の一編。活き活きと歴史上の人物が躍動する、こういう司馬さんの作品もまた司馬文学の魅力だなぁ。

    0
    2020年05月21日

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