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Posted by ブクログ 2024年02月23日
光秀と信長の関係性の中で、信長が上洛し、本能寺の変まで到達する。彼らの人となりの描写の豊かさはさすがで、時代の激動さも相まって、ほとんど一気に読んでしまった。基本的に光秀の視点で話が書かれているので、光秀が本能寺に向けて出立を決意する辺りの覚悟はかなり来るものがある。この後の秀吉への展開もぜひ読みた...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月28日
3巻と4巻は信長の物語。しかし、半分以上は明智光秀の視点が描かれています。斎藤道三の弟子ともいえる二人の天才が主従関係となり、天下統一に向けて才能を発揮するのですが、同じ天才同士ながら、古い秩序や慣習を徹底して破壊する合理主義者の信長と、文化や伝統を重んじる光秀とは、水と油。信長は光秀を重用しながら...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月26日
織田信長と明智光秀の両者の人間像の洞察が、客観的、時に批判的によく分析されている。このあたりがジャーナリストであった作者のニュートラルな視点の賜物と思う(作者が織田信長にも明智光秀にもあまり惚れ込んでいないということもあるのかも知れないが)。「この男、ふだんはこうこうこういう男なのだが、どうやらこう...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月23日
斎藤道三からの国盗りの流れを、信長と明智光秀が引き継いでいる。特に、光秀がクローズアップされて描かれており、信長の傘下に入り重要な武将まで階段を上がっていく過程での心情変化の模写が素晴らしい。また、保守的な光秀を通して、信長の革新性も再認識することができる。徳川家康と細川幽斎の振る舞いも面白い。司馬...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月11日
全4巻、戦国時代の斎藤道三、織田信長と明智光秀を描いた著名な歴史小説。
国民的作家司馬遼太郎の代表作の一つ。全4 巻を再読完了。
前回20年ぐらい前に読んだ時は斎藤道三のあまりのスーパーマンぶりに辟易したが、歴史でなく「小説」として読めばこれ以上ないぐらい楽しく読むことができた。竜馬だって土方歳...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月31日
【感想】
ついに最終巻。信長というよりそれに仕える光秀にスポットライトが当てられて物語は進んでいく。
「うつけ」と呼ばれ、この本を読むまではいかにも感情的で粗暴なイメージもある信長だったが、イメージとはかけ離れた印象を持った。
天才、とも少し違うと思う。
徹底的なまでに現実的で、合理的なものの考え方...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月28日
国盗り物語最終巻。
最期の巻が一番面白かった。しかし、これは信長編というより明智光秀編とした方が正しいのではと思うほど、光秀に焦点が当てられていた。
信長と光秀、どちらも稀に見る才能を持っているんだけど、やはり信長は革命者、光秀は有能な家臣という役割からは外れては、脆く崩れてしまう。
冷徹な信...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月24日
気になった箇所は史実を調べたり地図で確認したりして途中の寄り道を楽しみながら全巻読破。
第四巻は語り部である光秀の内なる葛藤がメイン。
光秀は信長の卓抜さを認めながらも有り余る才能と高潔すぎる精神ゆえに対抗心が怖れとなり決定的に溝を深めていく。
読み終わってからもつい考えてしまう。
「もし本能寺の変...続きを読む
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