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気運(しお)が来るまで気長く待ちつつ準備する者が智者。気運が来るや、それをつかんでひと息に駆けあがる者が英雄。──それが庄九郎の信念であった。そして庄九郎こそ、智者であり英雄だった。内紛と侵略に明け暮れる美濃ノ国には英雄の出現を翹望(ぎょうぼう)する気運が満ちていた。“蝮(まむし)”の異名にふさわしく、周到に執拗に自らの勢力を拡大し、ついに美濃の太守となった斎藤道三の生涯。
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Posted by ブクログ
おもしろすぎる『国盗り物語2』です。 “まむし”と呼ばれるようになった、庄九郎(斎藤道三)。フットワーク良く動きます。「神技のような行動性」と記されていました。女性を手のうちに入れるのも神技級。美濃のトップに立つ野望達成のために手段を選びません。ついに上司である頼芸を追放することに。庄九郎の頭はキ...続きを読むレッキレで恐るべしです。そのような一面は、すごいなぁと感心しきりですが、そのかげで泣いている女性もいる。その女性の悲しみを思うと辛いです。 司馬遼太郎さんお得意の余談、炸裂でした。今回の余談の中に、素の司馬遼太郎さんの気持ちが出ていて興味深かったです。 ※「しかし四十を越えると、妙なことがある。他人さまを平気できらいになってしまう。他人だけでなく、自分をふくめて、どれもこれも少しずつ峻烈に気に入らなくなってきた。」「どうも四十を越えれば自制心のたががゆるみ、愛憎ともに深くなりまさるものらしい。」(余談より抜粋) 全体を通して、ストーリーの展開がおもしろく、するっと読み終えました。
女でも店でも国でも、綻びをみつけてスルスルと入っていって最後は奪ってしまう、という構造的な繰り返しがとても面白い
庄九郎(斎藤道三)の人間的な魅力がありありと書かれており、その魅力が作品を面白くしている。非凡な活力にまだまだ若いものだと思っていたら、実はかなり歳をとっていて驚いた。
司馬遼太郎歴史小説の1つ 斎藤道三後編 美濃を切り取るためには土岐頼芸を失脚させなければならない. 天下を取るための最後の準備にして最大の難関でもあった土岐頼芸を今のポジションから外すために道三は術数権謀であの手この手を張り巡らし,その時を待っていた. そして,美濃に点在した邪魔だったものを排...続きを読む除し,最終的には土岐頼芸をも排除した.ただ,排除した時にはもう十分に年を重ねてしまったので天下は難しい.また隣国の三河も勢いがある.そこで道三は三河の殿,織田信長に自分の娘を正室へ送り込んだ.そして,間接的ではあるが信長に次の未来を託すがごとく,具足や力を施した. 斎藤道三は結果的に天下を取ることはできなかったが,それでも国を盗り,織田信長や明智光秀のような未来に意志ある者を育て上げたところは立派な人だと思う.現代にいると間違いなく取締役や起業家といった側面で活躍していたのだろうなとも思ってしまった. 3巻からは信長が主役となるが,斎藤道三は最高の立役者になった.戦国時代の次の展開が楽しみだ.
斎藤道三素敵すぎるー!岐阜城に行ってみようかと調べたら、松波庄九郎と道三は親子なの? でも足跡をたどりに是非行ってみたいと思うほどに物語が面白かった。
1巻、2巻は斎藤道三の物語。寺を飛び出した一人の男が、やがて京都の油商となり店を乗っ取り、美濃に進出してとうとう守護職を追い出して自分が国王になってしまう。まさに戦国時代の英雄物語である。道三の活躍する数々の戦のストーリーもすごいが、女性を次々と我が物にしていく展開もすさまじい。しかし、2巻の最後、...続きを読む道三編のラストでの、彼に人生を変えられた女性たちとのシーンはしみじみとしていて、それまでの道三のイケイケ物語から急にトーンが変わる。ここに道三の老いの悲しみが見事に表現されている。 司馬遼太郎の戦国物は、史実を細かく追わずに、ストーリー中心にグイグイ引っ張っていくところが魅力的だ。
道三の美濃強奪という、当初の目的が果たされる時が近づきつつある。 二十年がかりの大事業である。 外堀から徐々に埋め、本丸へ。 正に蝮に相応しい。 戦場での冷徹な道三と、平生の人間臭い道三のギャップが良い。
面白い! 筆者である司馬遼太郎と斎藤道三が対談しているかのような章も新鮮。 現代を生きる術にも通ずるところがある。
斎藤道三という人が魅力的な歴史上の人物なのは、その時代の常識に生きるふつうの人が想像できないことを、創造することのできる数少ない人物だったからであることがよくわかる。飢饉の時に領土の税を減免するかわり、油は自分のところから買わせるようにするとか、決して奇抜な発想ではなく、常識にとらわれないだけで妥当...続きを読むな方法である。こういうことが時代や世界をデザインをするということなのだろう。そしてそれを果たしていく織田信長は、隣国にいた斎藤道三にその才能を見出されなければ、あるいは歴史に出る前に滅ぼされていたかも知れないことを思うと、歴史の不思議さを感じる。
斎藤道三が加納城の城主となり、そこから美濃の国盗りを成し遂げるまでを描いた、「国盗り物語(ニ)〜斎藤道三 後編〜」。 本城もやぐらも全て瓦でつくった稲葉山城を設計し、城下町をつくり、楽市楽座をひらき(美濃だけで)…斎藤道三のおこした様々な政治に圧倒されるお話でした。 そして、尾張の虎 織田信秀との度...続きを読む重なる戦いにも息を呑む思いで読み進めました。 歴史に疎い私でも知っている、幼少期の織田信長や明智光秀も登場し、これから大人になる彼らがどのような生き様を見せてくれるのか…ワクワクしながら、次の第三巻も読み進めていきたいと思います。
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