佐藤賢一の一覧
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ユーザーレビュー
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剣豪、宮本武蔵の生き様が凄まじい。渡り歩く先々で死闘を繰り広げ、刀のみならず槍や手裏剣、十手を操り、気で倒す。描写が剣術指南書の様。最後の相手は小太郎となるか…
Posted by ブクログ
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「できることなら、私は世界を征服したいと考えている。シャルルマーニュのように大帝国を築きたいと思っています。」(本文抜粋)
ナポレオンがこうも自身の野望に突き動かされたのは、故郷コルシカから拒絶されたことにありました。(1 台頭篇参照)
故郷の為に一身を捧げた結果、彼は憎きフランスへの逃亡を余儀なく
...続きを読むされます。
帰るべき故郷がないならば、ナポレオン・ボナパルトによる覇権国家をひとつ創ってしまえば良い。
フランスにて常勝将軍の地位を確立するうち、彼はいつしか意識するようになります。
今の地位は、そのための道具に他ならないのだ、と。
第1章 冒険
ナポレオンは国家の重鎮タレイランに野望を打ち明ける。
「そのためには、戦場に出られてはいかがです」
エジプトへ進路を決めるが、地中海に敷かれたイギリス艦隊の網をどう切り抜けるか。
第2章 エジプト
上陸、そして征服を果たすフランス軍だったが、イギリス艦隊提督ネルソンに帰路を閉ざされてしまう。イギリス艦隊の補給元シリアへ向かうも、そこではペストが猛威を振るう。
第3章 権力
エジプト遠征中、フランスは窮乏に喘いでいた。五総裁の無能を確認したナポレオンは、シェイエスと共にクー・デタの決行を決意する。
第4章 戴冠
今や第一執政と地位を確立させたナポレオンを、不意の爆弾が襲う。暗殺を企て、混沌たる革命の時代への逆行を望むのは誰なのか。
第5章 覇業
仇敵イギリスへの侵攻は失敗に終わった。それでもナポレオンは、自身の野望の為に未使用の軍隊を東のドイツへと向ける。
見どころ
1.フランスを常勝国に成らしめた戦術
ナポレオンが率いる軍隊は、急行軍が当たり前でした。並み居る大軍に対し、一瞬でも数的に上回ることで勝利をもたらしたのです。移動手段が徒歩のみだった時代において、軍隊をいかに自由に出現させるかは勝敗を分ける要因だったと思われます。
2.問題の尽きることがなかった女性との関係
ナポレオンには妻がいましたが、醜聞の尽きることがない女性だったそうです。自身も常勝将軍の栄光を手に入れていたナポレオン、妻への仕返しか他国で女性との関係を作っています。そのような夫婦仲は軍隊内外問わず有名で、なんと仇敵イギリスでは戦争のプロパガンダとして利用されました。
Posted by ブクログ
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子供に、100万円クイズとしてテンプル騎士団とはなんだと、出した。外れたけど、後日しっかり覚えてた。質問するには、インパクトが大事。
Posted by ブクログ
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世界を変えるとてつもない熱量を文章で暴力的に伝えてくる傑作。人は皆1度は読むべきかもしれない作品でした
Posted by ブクログ
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この作者は本当に日本人かしら…そう疑うほどの歴史認識と西洋理解、モンマルトルを歩く学生はほぼ坊さんで、血の気は多いは理屈っぽいはにはじまって、苦悩の先に離婚裁判。でも、ちょっと待って?!フランスってカトリックだよね、離婚できたっけ??
こんなお話を面白く地についた物語に仕立てるって、出来る?もう、一
...続きを読む気読みでした。凄いです。作者はややこしいフランス王朝史をきっちりものされ、フランス革命をあっさりバッサリわかりやすく説明出来(ほんとにこれって凄い事です。目から鱗でした。)フランスを中心としたヨーロッパの歴史を学問し尽くした佐藤賢一氏。ですよね、でないと書けないよね。
読みながら、なかなか日本人には分かりづらいヨーロッパの権力の二重構造が少し見えたり、ちょっと薀蓄があったりして、それも楽しい。読後感も爽やかなので、ほんとにお勧めです。ちょっと泣けちゃいました。
Posted by ブクログ
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