新徴組(新潮文庫)

新徴組(新潮文庫)

979円 (税込)

4pt

4.3

総司の義兄にして天然理心流の剣客沖田林太郎は、新選組勢と袂を分かち、新徴組創設に加わる。その上役たる酒井玄蕃(げんば)はフランス式兵法をも修めた英才だった。そして戊辰戦争が勃発。庄内藩中老の玄蕃が指揮し林太郎らが支えた歩兵隊のスナイドル銃は、勢いづく官軍を食い止め歯軋りさせた。だが時代は彼らの不敗神話さえ呑み込んでゆく。著者が父祖の地を舞台に描く二人の漢(おとこ)の物語。(解説・池上冬樹)

...続きを読む

新徴組(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年12月31日

    とにかく酒井玄蕃がかっこいい。(変人でもあるが)新撰組の陰に隠れていまいち地味な新徴組と、庄内藩。が、こんなにスカッと爽やかな戊辰戦争ものは他に無いような素敵な戦いでした。

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月26日

    フランスを舞台にした歴史小説の大家である佐藤賢一氏の「珍しい」国内もの。もともと幕末ものの読み物にしばしば「庄内藩」という名称が出てくることが気になってはいた。なぜ東北のそれほど大きくもない藩が江戸で警察のような仕事をしていたのか、それを知りたくて本書を開いた。
    面白い!自分にとっての歴史知識の空白...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年05月31日

    波乱の“新徴組”の歩み、戊辰戦争で勇戦した庄内酒井家の闘いを描く本作…他方で一寸考えさせてくれるモノも在る…お奨めだ!!

    0

    Posted by ブクログ 2017年01月29日

    恥ずかしながら新徴組については知識なしでした。新選組の兄弟分となる組織があったのですね。著者独特の節回しのきいた文章は相変わらず。前半だけなら★5つ。後半、戦争が始まると登場人物の存在感が一気に希薄になるのが残念。

    0

    Posted by ブクログ 2013年05月11日

    山形県鶴岡市出身の作者が、庄内藩側から戊辰戦争を描いた小説

    といっても、庄内藩の中心ではなく、庄内藩で厄介者扱いの酒井吉之丞と新撰組と袂を分かった浪士組の新徴組(ここでも傍流)で庄内藩士ではない者たち(傍流)で、しかも中心に描かれるのは、新徴組でも幹部ではなく、沖田総司の兄、沖田林太郎。
    歴史から...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月03日

    東日本の幕末もの。
    新徴組の名前は知っていたけれど、こんなことをしていたのねぇという感慨が。
    ま、小説なので戦争があった以外のところがどの程度脚色されているかは不勉強でわからないのですが、主人公の沖田林太郎のひょうひょうとした雰囲気とか、登場人物の描写の良さでとても楽しめました。
    意外と陰鬱な話にな...続きを読む

    0

新徴組(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

佐藤賢一 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す