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十四世紀半ばの北フランス。百年戦争の果てない戦乱に蹂躙され、疲弊しきった農村に一人の男が現れた。人心を惑わす赤い目を持ったその男・ジャックに煽動された農民たちは理性を失い、領主の城館を襲撃、略奪と殺戮の饗宴に酔いしれる。燎原の火のように広がった叛乱はやがて背徳と残虐の極みに達し…。中世最大の農民暴動「ジャックリーの乱」を独自の視点で濃密に描く、西洋歴史小説の傑作。
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Posted by ブクログ
読んだ本 赤目のジャック 佐藤賢一 20251029 「小説フランス革命」で読むようになった作家。小説というよりは歴史の紹介って感じだったけど、「傭兵ピエール」なんか読むとしっかりと小説なんだよな。で、歴史の紹介のはずの「ナポレオン」にもその気があるけど、小説の方はエログロ的な描写があって、その極...続きを読むめつけが本作って感じでした。歴史に残る記述をヒントに描いた世界観なんだろうけど、女を侮辱、凌辱することの肯定って。「傭兵ピエール」の中でもジャンヌ・ダルクを貶めてる。これが佐藤賢一の描きたい世界なのかな。マルキド・サドってことでもないんだろうけど、書くことで快楽を得てそうな気がする。 とは言え、歴史の一幕でこれと同じことが起きてたってことが残ってるってところが恐ろしい。そもそもフランスってろくな国じゃないよな。行きたいけど。 少し興奮してしまった。
まだ人権も何もなかった時代。拠り所をなくした人々がいとも簡単に理性を失って残酷なことをしてしまう。平和な現代の日本にいると、全く想像もできない状況、人々の心理かもしれないが、人間には誰しもこのような状況に追い込まれてしまう弱さがあるのでは?と考えさせられた作品。 戦争って、こんなことが日常になってし...続きを読むまうということ、平和を守ることは、思いやりを持つことなんだと痛感した。
「ジャックリーの乱」でしたっけ。 歴史の授業で習った「言葉」でしかなかったものがこれほどの広がりをみせるとは。
「英仏百年戦争」の最中のフランスでの出来事です。 当時のフランスがいかに疲弊しきっていたかがよく分かります。 解雇された傭兵たちに荒らし尽くされた農民たちの怒りは至極もっともなことだと思います。略奪・放火・強姦の限りを尽くされ、領主は何も守ってくれなかった… ジャックが現れ、ジャックの言葉に共感、...続きを読むもしくは洗脳され、暴徒(狂徒)と化した農民たちが叛乱を起こす気持ちもわかります。 でも…主人公のフレデリの葛藤ももっともなところであり、その葛藤こそが人間の本質であり、人間を人間たらしめている部分ではないのでしょうか。 (フレデリが豹変した際の心理描写のツメが甘かったのが残念) どの時代においても、暴力は暴力しか生みません。 それだけに人間の本質を描いた作品であると思いますが、もっと心理描写に頁を割いてほしかったのが本音です。
大きな物の中に埋没して責任をどこかよそへやってしまうというのは人間の性なんだろうか。 カルチェ・ラタンを読んだ時も思ったけど人間ってどうしようもなく残酷な部分があるんだろう。 それを正当化してくれる大きな流れができたとき人間は暴走してしまうんだろう。 読んでるときいろいろ思うところがあったんだ...続きを読むけど消化しきれなかったからもう一度落ち付いて読んでみようと思う。
中世最大の農民暴動「ジャックリーの乱」を独自の視点で濃密に描く、西洋歴史小説の傑作。ではあるのですが、ちょっとドギツイ。
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