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混沌とするガリア諸族を率いローマ軍に牙を剥く、美しくも残忍な青年ウェルキンゲトリクスと、政治家人生も終盤を迎え、劣等感に苛まれるローマ軍総督カエサル。熾烈な戦いの果てに二人が見たものは?
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Posted by ブクログ 2019年03月29日
カエサルとガリアとくれば、『ガリア戦記』(ユリウス・カエサル著)が有名ではありますが、それはしょせん、勝者の立場から書かれた作品。
多くの歴史が証明しているのは、”歴史は勝者によって書き換えられる”ということです。
本書の巻末にもありますが、文学の想像力によって歴史の裏側に追いやられたことを想像し...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月11日
歴史は勝者がつくると言われるように、『ガリア戦記』も勝者カエサルが記したもの。敗れたガリア側の視点で描かれるのは珍しい。
ローマ総督ユリウス・カエサルvsガリア王ヴェルチンジェトリクス。
ローマの英雄カエサルは、部下たちに「チビで女好きの禿げ親父」と陰口を叩かれ、ポンペイウスへの劣等感に悩む中年男...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年11月25日
英雄中の英雄として知られるジュリアス・シーザーを
いきなり冴えない中年と評するところから出発し、
この冴えない中年がいかなる選択を繰り返し、
若き英傑ヴェルキントリクスといかに対決し、
そして英雄と呼ばれるにふさわしい戦歴を残すこととなったのか。
英雄の風評を逆手にとって、
意外なキャラクター造...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ローマに虐げられているガリアを纒め上げ、解放させようとしている英雄中の英雄、王の中の王のウェルキンゲトリクスと、若くて才能溢れるポンペイウスへの劣等感に苛まれながらもローマ都督として成功して巻き返しを計ろうとしているカエサルの対比がおもしろい。
特にウェルキンゲトクリスの存在感たるや凄いものがあり...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月28日
世界史が全然分からないままに読んだ。
カエサルは名前を聞いたことがある程度。
ブルータスってのは「ブルータス、お前もか」のブルータスか?と思いつつ読んだがその場面は出て来ず。
ウィキで調べるとやはりこのブルータスでした。
カエサルのウィキペディアが面白かった。
引用↓
カエサルには「ハゲの女たらし...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月23日
時は紀元前52年若きガリア王ウェルキンゲトリクスは侵略するローマ総督カエサルに牙を剥く。所謂ガリア戦記がテーマ。本作品、ガリア王、カエサルだけでなくガリアの職人、ローマ兵士など視点を所々変えながら一つ一つの事実に当時の人物達の愛憎と破滅と希望を壮絶なる人間ドラマとして息吹を与える。更にカエサルを猜疑...続きを読む