【感想・ネタバレ】赤目のジャックのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2017年08月10日

まだ人権も何もなかった時代。拠り所をなくした人々がいとも簡単に理性を失って残酷なことをしてしまう。平和な現代の日本にいると、全く想像もできない状況、人々の心理かもしれないが、人間には誰しもこのような状況に追い込まれてしまう弱さがあるのでは?と考えさせられた作品。
戦争って、こんなことが日常になってし...続きを読むまうということ、平和を守ることは、思いやりを持つことなんだと痛感した。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

「ジャックリーの乱」でしたっけ。
歴史の授業で習った「言葉」でしかなかったものがこれほどの広がりをみせるとは。

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Posted by ブクログ 2019年03月29日

「英仏百年戦争」の最中のフランスでの出来事です。
当時のフランスがいかに疲弊しきっていたかがよく分かります。

解雇された傭兵たちに荒らし尽くされた農民たちの怒りは至極もっともなことだと思います。略奪・放火・強姦の限りを尽くされ、領主は何も守ってくれなかった…
ジャックが現れ、ジャックの言葉に共感、...続きを読むもしくは洗脳され、暴徒(狂徒)と化した農民たちが叛乱を起こす気持ちもわかります。
でも…主人公のフレデリの葛藤ももっともなところであり、その葛藤こそが人間の本質であり、人間を人間たらしめている部分ではないのでしょうか。
(フレデリが豹変した際の心理描写のツメが甘かったのが残念)

どの時代においても、暴力は暴力しか生みません。
それだけに人間の本質を描いた作品であると思いますが、もっと心理描写に頁を割いてほしかったのが本音です。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

大きな物の中に埋没して責任をどこかよそへやってしまうというのは人間の性なんだろうか。

カルチェ・ラタンを読んだ時も思ったけど人間ってどうしようもなく残酷な部分があるんだろう。

それを正当化してくれる大きな流れができたとき人間は暴走してしまうんだろう。

読んでるときいろいろ思うところがあったんだ...続きを読むけど消化しきれなかったからもう一度落ち付いて読んでみようと思う。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

中世最大の農民暴動「ジャックリーの乱」を独自の視点で濃密に描く、西洋歴史小説の傑作。ではあるのですが、ちょっとドギツイ。

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