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1769年、コルシカ島の貧乏貴族・ボナパルト家の次男として生まれたナポレオンは16歳でパリ陸軍士官学校を出ると、地元の英雄・パオリの親衛隊となる。時はフランス革命真っただ中、コルシカにも革命をと勇み立つナポレオンだったが、過ぎた才知と熱意ゆえ故郷を追われる羽目に。だが、フランス共和国軍の砲兵指揮官として頭角を現し、革命の実力者・ロベスピエール兄弟や派遣委員バラスと知り合う。トゥーロンの戦闘でイギリス軍、スペイン軍に大勝利を収め名をあげるが、情勢は急転。クーデターでロベスピエール兄弟が処刑され、ナポレオンも投獄された。が、男はそこで終わらない。パリが、革命が、彼を求め、ふたたび表舞台へ――。
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Posted by ブクログ 2024年01月13日
読んだ本 ナポレオン 台頭篇 佐藤賢一 20240113
文庫になるのを楽しみにしていたんですが、全然分割してなくて一冊700頁もある。電車で読んでても小指がつってくるんだよな。京極夏彦以外にこんなことする人がいるなんて。
年末に映画の「ナポレオン」を観ていることもあって、期待度は高まっていた...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月16日
日本でフランス歴史ものを書かせたら当代というか史上NO.1の佐藤賢一の描くナポレオン。
タレイランという王政にも近い獅子身中の腹心、オーストリアとの激烈な外交交渉。
維新政府が手本としたジョセフ・フーシェによる警察行政。
+αで手にしたものを失いたくないがために全てを失った姿はプーチンも含めた人間の...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月14日
才覚と熱意が両輪になって、時代背景も手伝いみるみる出世。
それでも師と仰ぐ人に裏切られることもままあり。
見かけほど立派なわけじゃない。
これぞ大人物と思いたい輩が勝手に、思い込むだけだ。つまりは甘えだ。と、自らを反省。
イタリア戦戦では引き際が肝心と、真っ先に和平へと。経験を積むたびに冷静な判断...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月18日
ナポレオンがコルシカ島を出てフランス軍の将軍となり、第一次イタリア遠征を成功させて上昇してゆくところまでが描かれた小説。小説フランス革命の続きのような雰囲気で、次々と新しい名前が出てくるからなかなかついてゆくのが難しい。そして一体フランスの革命の歴史のどのあたりに差し掛かっているのかがわかりにくい...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月19日
ナポレオンの若き日を描いた本巻。
コルシカ島に生まれたナポレオンは、政治に積極的に関与し、浮き沈みを繰り返しながらも軍人としての地位を確固たるものにしていく。
以前に、レミゼラブルや戦争と平和を読む中で、ナポレオンを全く知らないと感じていたため、いつか知識を得ようと思っていた矢先にこの本が発売された...続きを読む
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