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武士たるもの、泰平の世にも精進あるべし。磯釣りが「武芸」として奨励されている羽州大泉藩の武士・前原又左衛門は、仕事へのやる気は今ひとつでも釣りには真剣。ある日、藩主が磯釣り中の事故で卒した現場に居合わせたことからお家騒動に巻き込まれる。人情と郷愁、手に汗握る勝負――時代小説の魅力を満喫する痛快作。
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Posted by ブクログ
いつの時代も釣りバカは存在するのだわ 子供の事夫婦のこと勿論釣りの話も色々とても面白かった。みんなキャラが良いのだわ
面白かった。 釣りと侍の取り合わせは如何なものか?と読み始めれば、家督相続の御家騒動を釣りの釣果で決める。 今までにない設定に興味深く読めた。 江戸時代の釣りの様式や磯場での釣り人の動きなど、又左衛門や藤兵衛の動きがみえるようだった。 又左衛門の妻キクの存在も良かった。 釣りキチ三平のような装丁も手に取りやすかった。
釣りオタクの庄内武士の話で、方言で交わされる会話と次々と紹介される土地の珍味が楽しかった。引き込まれストーリーも良かった。
久しぶりに佐藤賢一。同じ日本史系だと『女信長』で佐藤賢一女主人公ダメだなと感じ、『新徴組』は歴史を辿りすぎてキャラを出せない感があったが、これは良かった。 大泉藩って佐藤賢一の出身だろうけどどこだっけと思ったら庄内か。藤沢周平と同じなのね。
読み終わって無性に釣りに行きたくなった。 きっと著者もアングラーなんだろうなぁと思う釣りシーンの描写でした。
肩の力が抜けている中間管理職なおじさん侍だけど、好きな釣りには真剣な主人公がなんだかとても身近な存在に感じられて(わたしもおじさんだ)、ほのぼの気分で読み切れた。奥方との会話は必殺仕事人の中村主水を思い出し(懐)、藩内のいざこざもなんとも長閑でよろしいし、おじさん侍が活躍するラストできっちりと盛り上げてくれるのも良い。タイトルと作家さんに惹かれただけで内容はそれほど期待してなかっただけに、これは思いがけず得をした感がある。クーラーの効いた部屋で土日にサクッと読むのがおすすめ。
庄内弁(という言い方で合ってるのかな?)なので多少読みにくいところもあるが、いぶし銀のような内容・展開で良かった 今までの作品とは少し違うような気がして、佐藤賢一の新境地だと感じた
藩全体で釣りを重用する武士達を描いた連作短編集。ほのぼのとして心安らかに読めるのだが、ストーリーの展開が、若干刺激に乏しい。
久しぶりの佐藤賢一作品。面白かった。登場人物は個性があって良いので、万千代様の藩主ぶりや新婚夫婦など後日談も読んでみたい。ただ、方言の部分が多くて読みにくさを感じた。
釣りが好きなお侍さんの話かなあ…と思いながら読んでいたら、とんでもない。 人生を賭けた釣りが始まる。 自分に厳しい妻と娘。けれど娘が幸せになるためには?と云々考える。 そして立場が異なってしまった友。 全てを解決するのは釣り…! 本当に釣りに自分だけではなく、皆の人生がかかっている。 ハラハラするけれど、人情の厚さや、美味しそうなご飯の描写にほっこりもする。 時代小説で争いは多いけれど、 釣りで争いは読んだことがなく面白かったです。
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