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Posted by ブクログ
直木賞作家が綴るフランス史。英仏百年戦争からユグノー戦争に至るおよそ260年の歴史です。日本で言えば鎌倉末期から秀吉の時代までですね。カペー朝で封建社会が確立したフランスですが、ヨーロッパ唯一の超大国として、規模が大きくなりすぎうまく機能しなくなります。財政上の問題もあり中央集権国家を目指します。しかし王権が弱く身内からも離反が相継ぎます。中央集権に不可欠な王や国家のカリスマは次のブルボン朝を待たねばなりません。諸侯の集まりでしかないフランスが、国としての自覚を持とうとする姿はダイナミック!
王朝が交替するということ
幸運王フィリップ六世(一三二八年~一三五〇年)
良王ジャン二世(一三五〇年~一三六四年)
賢王シャルル五世(一三六四年~一三八〇年)
狂王シャルル六世(一三八〇年~一四二二年)
勝利王シャルル七世(一四二二年~一四六一年)
ルイ十一世(一四六一年~一四八三年)
シャルル八世(一四八三年~一四九八年)
ルイ十二世(一四九八年~一五一五年)
フランソワ一世(一五一五年~一五四七年)
アンリ二世(一五四七年~一五五九年)
フランソワ二世(一五五九年~一五六〇年)
シャルル九世(一五六〇年~一五七四年)
アンリ三世(一五七四年~一五八九年)
国家改造の物語
著者:佐藤賢一(1968-、鶴岡市、小説家)
Posted by ブクログ
西洋史の登場人物は名前が同じで非常にわかりにくい。また地名に馴染みがないので、誰がどこの領主なのかも 混乱する。家系図と古地図を常に参照しながら読み進めないと理解しづらいね。
日本でいうと室町幕府が成立して、秀吉による天下統一の時期に重なるが、フランスは日本よりも早くに戦国時代に突入した感じか? 日本でも王家が南北朝に分裂したり、親族同士で血を流したり、一向宗の宗教戦争が起こったり、ここでも洋の東西で似たような事件が起こっていたことに驚く。国の進化には必然的な要素があるのかしらん。
ただ日本は国の統治と行政·軍事が早くから分離したので皇室の混乱が少なかったが、普通はフランスのように王族同士で揉めたりクーデターが起こったりするよね。こうして外国の歴史を学ぶことで、改めて日本は不思議な国だと思う。
Posted by ブクログ
ヴァロワ朝のフィリップ6世からの歴史。ブルボン朝に比べると資料が制限されるのか、歴史の教科書的記述が多く、話を膨らます脱線は少ない。この時代は、イングランド、神聖ローマ帝国、スペインといった強力な王に囲まれそのプレッシャーを受けつつ、ブールゴーニュ、ミラノ、フランドルといった各公国を取り込んでいってフランスの版図を拡大していった歴史だが、それは戦争、謀略の繰り返しで、一歩進んでは2歩下がる、その中には百年戦争も含まれ他、中世的な歴史がある。この中で、三部会を数多く開いて徴税範囲を拡大し、常備軍を作り、国力を拡大させることに成功するが、ドイツから来た宗教改革の影響が政治的争いを拡大し、国王の無能さもあって(?)、国内は混乱に陥り、アンリ4世の台頭につながる。
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