佐藤賢一の作品一覧
「佐藤賢一」の「【合本版】小説フランス革命(全18巻)」「二人のガスコン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「佐藤賢一」の「【合本版】小説フランス革命(全18巻)」「二人のガスコン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
第二次ポエニ戦争をスキピオ視点で描いた「ハンニバル戦争」。
終始、スキピオ視点で物語は進みます。ハンニバルを人物として描写されるのはザマの戦い直前。
その会談の中で、生の感情に触れたスキピオが感じた人間としてのハンニバル。それまでは戦術の天才として、軍神とまで思っていた彼が一人の人間であると知る瞬間。この変化を描くために、ハンニバルを描かずにいたのかな、と思いました。
ローマに勝利し続けるハンニバル。イタリアでの敗戦の描写。ハンニバルを学ぶことで勝利を収めてゆくスキピオ。
ザマへ至るまでの全ての描写が、ハンニバルの圧倒的な強さをローマやスキピオだけでなく、読者にも刻み込ませるものであって、と
Posted by ブクログ
全巻通しての感想を最終巻に書くことにします。
最初は少し軽い印象で始まった。
これが本当に徐々に積み重なって重みを増してゆく。
事実をもとにしてうまく描かれていると思う。
短い章立てで書いてある事で多くの人、多くの場面を描くことが出来ている。
ミラボー、ダントン、サン・ジュストそして主人公と言っていいロベスピエール。
他にも色んな人達が出てきては退場していったり。
政治とか合意とか民意とか蜂起、暴力、法の支配、人民の生活、貴族の生活、血の通った話、高尚な話、理想、現実と様々な事を考えさせられます。
読んでよかった。
読み応えもありました。
Posted by ブクログ
935
【カペー朝】
《Capétiens》10世紀から14世紀初めにかけての、西フランク王国の王朝。987年、パリ伯ユーグ=カペーが、カロリング朝を継いで創始した。首都はパリ。歴代の王は教会と結んでしだいに王権を強め、国土を拡張した。1328年、後継者が絶えたため、バロア朝に交代した。
佐藤賢一
1968年山形県鶴岡市生まれ。東北大学大学院文学研究科西洋史学専攻博士課程単位取得満期退学、以降作家活動に専念。1999年『王妃の離婚』(集英社)で第121回直木賞を受賞。作品はほかに『傭兵ピエール』『オクシタニア』『小説フランス革命』(以上、集英社)、『二人のガスコン』(講談社)、『双頭の鷲』