佐藤賢一の作品一覧
「佐藤賢一」の「家康と七人の忍び」「歴史小説のウソ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「佐藤賢一」の「家康と七人の忍び」「歴史小説のウソ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ついにフランス大元帥にまで上り詰めたベルトラン・デュ・ゲクラン。神の子、軍神と崇められて権力と戦勝続きの戦歴の絶頂にありながらも、仲間と馬鹿をやっては楽しんでいた日々や初々しいティファーヌとのやり取りは遠のいていき、ゲクランの人生に影が落ち始める…という下巻。影は次第に深く濃くなっていき、年老いた彼の心には幼い日の悲しき思い出や確執が表出する。
下巻は上巻のようなイケイケな勢いはないが、人間ドラマ的な面が中心となり重厚感が増していて読み応えがあった。特にゲクランの従兄弟で修道士でもあるエマヌエルの道ならぬ恋、犯した罪、ゲクランとの決別、そして再び力を貸すまでの葛藤、エピローグでの姿などは人間の
Posted by ブクログ
百年戦争初期の実在の将軍をもとにした小説。醜く粗野な悪ガキのような主人公ベルトラン・デュ・ゲクランが、憎めない豪快な性格と天性の戦の才能を持って「ひ弱な学者殿下」シャルル王太子とタッグを組み成り上がっていく。とても面白かった!
戦争そのものの描写は意外と少ないのが物足りないと言えばそうなのだが、主人公に影響を受ける人々の群像劇、大きな歴史の動きという大きなスケールとベルトランの繰り広げる下品でおかしな小エピソードでバランスが取れているという気がする。破天荒な主人公もいいが、ベルトランと同じく戦の天才ながら出世ができないグライーや、常識人で短気なため振り回されがちなシャルルの弟アンジュー公ルイな