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Posted by ブクログ 2019年07月28日
「今から逆算すると、フランスはカペー朝から始まった」と言えるのだろうが、
よくぞこの「自称 王」から始まって国家になれたものだなあと。
ただし、カペー朝は「創業」だけでその役割を終える。
ここから先に行くには、もはや「ファミリービジネス」では続かないのだ。(いや、相対的にはファミリービジネスの域を...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月01日
弱さが幸いする、ということもあって、そこが人間の世の中の面白さになっている。
己の無力さを知っていたユーグ・カペ―だからこそ、細く長く続く先に、希望を繋げることが出来たんですね。
987~1328年のカペー朝。
ルイ一世はフランスの王ですらなかった。
西欧はローマ帝国とカトリックの歴史が外せな...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月02日
再読。ゲルマンの一部族フランク族がカロリング朝を起こし、メロヴィング朝にかわる。シャルルマーニュによる西ローマ帝国再興と皇帝戴冠。孫の代に三分割されフランス、ドイツ、イタリアの原型ができる。ドイツは皇帝位を手にするが、分裂したまま、イタリアも同様。フランスのみが統一できた。西フランク王国を継いだカペ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月17日
987年にユーグ・カペーが西フランク王に即位してから、1328年にヴァロワ朝にとって替わられるまでのおよそ350年間のフランス史です。フランス王と言うと、すぐに絶対王制を思い浮かべますが、この頃はまさに群雄割拠の時代。フランス王の領土はパリとオルレアン周辺のみという小屋台です。この350年間はフラン...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月02日
フランス史を王朝からの視点で学ぶのに最適。
王の事績が一人ずつ丁寧に書かれているので、わかりやすく頭に入りやすい。
佐藤賢一は結構好きで読んでいるが、専門家が読んだら突っ込みどころが多いんじゃないかと思いつつ、フランス史関係のザックリの知識を得るには十分ではないかと思っている。
この本と同じく佐藤賢...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月22日
歴史小説家である著者さんが書いた歴史の本。フランク王国の分裂に端を発する西フランク≒後のフランスの二代目の王朝のお話。
「王は凡庸、周りの敵は華麗にして強大。絢爛と呼ぶには余りにもささやかなフランス王家物語の幕が、いまあがる」という帯の文句に惹かれて買いました
なんというかっこいい煽り文句だwww
...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月19日
日本で言えば平安中期、藤原家が権勢をほしいままにしていた頃から鎌倉幕府が滅亡するくらいまでの歴史なのだが、洋の東西を問わずちょうど同じくらいの時期に同じような発展段階を辿っているのが興味深い。どちらかと言うと日本は当時先進国だった中国に学んだおかげで、フランスよりも政治や行政機構はむしろやや進んでい...続きを読む
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