稲葉稔の作品一覧
「稲葉稔」の「新・問答無用〈新装版〉」「うろこ雲 決定版~研ぎ師人情始末(三)~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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1994年『かまち』で作家デビュー。作品に『製薬会社がどんどん倒産する』、『凄腕の男』、『黒船攻め』、『囮同心』などがある。
Posted by ブクログ
宮本武蔵のたどり着いた境地、五輪書が生み出されるところを、静謐に、厳格に、されど心の通う温かみのある物語として描き出している。
吉川版宮本武蔵で描かれた武蔵像や世界観とも繋がる。
剣の道と、人間の懊悩。後悔と心のふれあいと。
万理一空。
『万物のものには存在する理があり、万物の中にその理がある。』兵法と治世につながるものはないか。
高校時代に生徒手帳にメモしていた独行道が、小説の冒頭に出て来て、なんか、懸命に鍛錬していたことを思い出す。
今のこの物語を味わえることを踏まえて、改めて五輪書を読みたくなる
自然環境を守ること、自然との共存と、禅、体幹を使って走ることなど、つながるのかもしれな
宝箱
7人の作家の小品集で、江戸人情小話が、いっぱい。どれも、ちょっぴり切なく、ホロリとさせられる。次々と色々な話が、ポンポン出てくる宝箱のようだった。
おもしろい!
主人公の菊さんがとても良いです。優しく厳しく、闘うと強い。でも美人の前だとおたおたしてヘタレになる笑。完璧なヒーローじゃないところが魅力です。シリーズ全部読もうと思います。