山岡荘八の作品一覧
「山岡荘八」の「徳川家康」「伊達政宗」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山岡荘八」の「徳川家康」「伊達政宗」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
無線電信講習所本科電機学校卒。作品に『約束』、『からゆき軍歌』、『海底戦記』などがある。『徳川家康』は中日文化賞受賞し、映画化・TVドラマ化もされている、『海底戦記』その他で野間文芸奨励賞受賞。従四位勲二等瑞宝章叙勲。
Posted by ブクログ
シリーズを読み始めて3年弱。放置しては読んでの繰り返しなので、読んだ期間自体は一年に満たないかな。最後のこの感は山岡氏の考えが書かれている分が比重高く、後半は特に戦争の後味として描かれていたように思う。戦後処理や満州の事後が描かれていたのがそれ。この作品から派生して同ジャンルのより詳細な作品にも手を伸ばしたくなる。戦争評論の類と比べると、事実・体験に忠実な分変に思想的でなくよい本です。山岡氏はこれを描くのに10年の月日を費やしたとありましたが、戦争を実際に体験してなお10年もの間この作品を執筆され、こうして後世に残して下さったことに感謝したいと感じました。事実としての戦争読み物を欲している方、
Posted by ブクログ
本シリーズの主役とも言うべき楠木正成がついに亡くなってしまい、喪失感を覚える。一君のもとに公卿も武家もなく平等な万民が力を合わせて暮らす、という大きな理想を掲げ、そのために考え抜き、行動で示し、見事に役割を遂げてこの世を去った姿に感動した。また、首級を河内の国、観心寺まで届けさせた足利尊氏の心意気もさることながら、それを受けて12歳ながら長男として立派に法要を務めた正行や、畿内の守護のオファーをきっぱりと断った妻久子の気概は見事。まさにシリーズの中の白眉だった。今度地元に帰ったら、観心寺にある楠木正成公の首塚に参ろう。
あと大内山号の死と、浅茅のご懐妊もショック。。