徳川家光(1) 三代の風の巻

徳川家光(1) 三代の風の巻

小説・文芸
850円 (税込)

4pt

3.4

父秀忠の命で甲府に蟄居している弟駿河大納言忠長の処遇に苦慮する三代将軍家光。その忠長は自刃して果てる。寛永11年(1634)6月、家光は30万を越す供を従え京に入った。この上洛は、禁裏と幕府間のしこりをとき、泰平の空気をかもし出す大きな役割を果たした。生まれながらの将軍の一生。

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徳川家光 の一覧

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1~4件目 / 4件
  • 徳川家光(1) 三代の風の巻
    850円 (税込)
    父秀忠の命で甲府に蟄居している弟駿河大納言忠長の処遇に苦慮する三代将軍家光。その忠長は自刃して果てる。寛永11年(1634)6月、家光は30万を越す供を従え京に入った。この上洛は、禁裏と幕府間のしこりをとき、泰平の空気をかもし出す大きな役割を果たした。生まれながらの将軍の一生。
  • 徳川家光(2) 泰平人脈の巻
    850円 (税込)
    家光政権は土井利勝、松平信綱、阿部忠秋らの補佐のもと盤石かにみえたが、突如、苛政に耐えかねた島原の農民が蜂起。天草四郎を盟主とするキリシタン信徒もこれに呼応し、原城に立て籠った。鎮圧に向った板倉重昌は戦死し幕軍苦戦。家光は最も信頼する松平信綱を総大将に派遣し、一揆軍を皆殺しにした。
  • 徳川家光(3) 地の声 天の声の巻
    850円 (税込)
    島原・天草の大乱を鎮めた家光は、遂に鎖国断行に踏みきる。一方で寛永御前試合など、家光らしい政治アイデアも次々と実行されていく。悩みの種は春日の局、世継ぎのないことを案じて側室を迎えるよう強く迫ってくるのだ。“生まれながらの将軍”の役割を果たしていく家光の円熟期を描く。
  • 徳川家光(4) 時流と運命の巻
    850円 (税込)
    春日の局、天海大僧正、柳生宗矩らの補佐役を次々と失った家光のまわりに、不穏な動きが生じていた。由井正雪を総軍師に、幕府転覆の大陰謀(慶安の乱)が、紀州頼宣をも抱きこみながら、着々と進められていたのだ。絢爛たる寛永時代を演出した三代将軍家光が、終焉に迎えた苦悩の完結篇。

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徳川家光(1) 三代の風の巻 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    徳川幕府3代目将軍。祖父と違って名君ではなかったけれど、家光なりに生きた様と生きた時代が、太平の世を表していて興味深かった。

    0
    2012年10月17日

    Posted by ブクログ

    全4巻。
    3巻セットで売ってたのを買った。
    4巻じゃん。

    久しぶりの山岡先生。
    家光って名君なのは知ってたけど、
    地味な印象で避けてた。
    で。
    読む本無くなってきて今さら。

    や。
    やっぱ山岡先生はおもしろい。
    特に家光やんちゃなので、
    伊達政宗に通じる軽快で歯切れの良い山岡真骨頂。

    なんで、
    後半元気無くなってからは物語も元気無くなってきて悲しかった。
    でもきちんと最後まで読ませる作りなのがさすが。

    そしてやっぱり伊達正宗かっこいい。

    0
    2009年10月09日

    Posted by ブクログ

    読んだ本 徳川家光(1) 山岡荘八 20230122
     今年は、山岡荘八歴史文庫全百巻の読み残しを制覇する予定です。残りは「徳川家光」「千葉周作」「徳川慶喜」「明治天皇」。かなり地味目なのが残ってしまいました。
     昨年は、吉川英治の歴史時代文庫を読破。「私本太平記」をトリに持ってきました。
     吉川英治は、時代小説は勿論ですが、歴史小説にも小説的な設定が多くなされている印象です。「私本太平記」なんかでも足利尊氏に楠正成、佐々木道誉、大塔宮、高師直などなど、個性の強い歴史上の人物が山ほどいるのに、さらに脇役的な登場人物をたくさん描いていて、それが尊氏や正成の人間味を引き出していきくんですね。「宮本武蔵」の又八とかね。
     一方で、山岡荘八はストレートかもしれません。主人公の何かを成し遂げようという行為の裏に流れている哲学のようなものが、少し説教臭く描かれている感じかな。
     家光といえば、徳川の体制を盤石にするための暴君的な印象が強かったのですが、違う描かれ方がしてますね。山岡節って感じです。

    0
    2023年01月31日

    Posted by ブクログ

    全4巻。これを読んでいるとき、ちょうど「大奥」やってて見たかった・・・。結構あっさり終わりました。まあ家康が大変すぎたのね。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人間の生長には転機がある。この本の主人公 家光の転機と言えば、家康の17回忌を済ますまでは、名君の名に値するほどの際立った人物ではなかった。というよりも、むしろ暴君に近く、慌てるとどもりの癖が出るなど、悪い方の存在であったろう。祖父を慕い、祖父の実力を認めてはいたものの、その功績の偉大さを十分に後世に活かすほどの卓抜した才能はまだなかった。

    将軍の器量がどうであろうと、天下は天下のために治まる。その道理がちゃんと機構になっていなければならない。将軍家に適材がいなければ、適材を他に求めよと、求める範囲を決めて他界した家康は、尾張と紀州はその適材の範囲となった。

    寛永11年は家光の治世というよりも、徳川幕府そのものの存在を確立した年となった。朝廷と幕府の間も筋の通った関係となり、大任を委任された幕府と諸大名の関係も、この家光の上洛によって軌道に乗ることになる。それは家光個人の器量が抜群であったからだけではなく、家光の許に集まった譜代大名などは家光を中心に次第に組織力を固めだしたのだ。奔放不羈な家光の上には酒井雅樂守忠世があり、土井大炊頭利勝があり、さらにその両者の下には松平伊豆守信綱、酒井讃岐守忠勝、堀田加賀守正盛、阿部豊後守忠秋、阿部対馬守重次、永井信濃守尚政、松平和泉守乗寿、三浦志摩守正次らの他に、板倉周防守重宗、林羅山、天海、沢庵という学者、宗教家までが揃ったので、少々の智恵者には手も足も出なくなった。その上、武道家には柳生但馬守宗矩があり、軍学者では法上安房守氏長と手が揃って、将軍家光の側近はいよいよ固まるばかりであった。むろんそれらの譜代大名だけではなく、外様の中にも、奥州には伊達政宗、上杉定勝、佐竹義隆らの重鎮があり、伊勢には藤堂が控えていた。その家光が、30万7千の総勢を従えて上洛したので、世間は粛然とするほかなかった。

    ただ、家光のすごさは、その発想力豊かなことだろう。徳川家の財物などはみな民からの預かり物として、時々それをきれいに払わぬと、罪がたまって不幸になると言い、京の住民をはじめ、奈良や大阪、江戸にまで散財したのである。家光の良心は潔癖などと言うものではなかった。筋を通す。ということがすなわち家光の生きがいだと割り切っている。それ以上に、筋を外れて生きても意味がないものと決めてかかっている。また、日光の建て替えが100万両かかると言われるが、それも、大抵なら何か取り立てるようなことをするものだが、全くをもって自費で建ててのけた。使用人にも金を払い、食事も支給し、適当なことはしなかった。適当と言えば、適当に威張り散らし、適当に温かく、適当に法螺で、適当に涙もろい、そして一番身近に感じられるのは、無計算といってよいほど善意で親切な思いやりを持っているということだた。これは、豊太閤が幾分、計算高くやっていたのとは違い、根っからの親切だったと言われている。

    家光の本質は、決して大胆不敵でもなければ、いわゆる放胆というのでもなかった。むしろ神経質な細心さを、勝気で包もうとする型であった。あるいは、人情などは人一倍厚いのだと言った方がよいかもしれない。
    全4巻

    0
    2016年01月13日

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