山岡荘八のレビュー一覧

  • 徳川家康(24) 戦争と平和の巻

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    信長を読んだので次は家康に
    長かった
    読んでも読んでも終わらない
    読み終わった時の達成感は忘れられません
    信長が出てきたりして、家康目線で描かれてるので目線が違うとこう見えるのか、というのも面白かったです

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    2025年09月25日
  • 新装版 小説太平洋戦争 (6)

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    シリーズを読み始めて3年弱。放置しては読んでの繰り返しなので、読んだ期間自体は一年に満たないかな。最後のこの感は山岡氏の考えが書かれている分が比重高く、後半は特に戦争の後味として描かれていたように思う。戦後処理や満州の事後が描かれていたのがそれ。この作品から派生して同ジャンルのより詳細な作品にも手を伸ばしたくなる。戦争評論の類と比べると、事実・体験に忠実な分変に思想的でなくよい本です。山岡氏はこれを描くのに10年の月日を費やしたとありましたが、戦争を実際に体験してなお10年もの間この作品を執筆され、こうして後世に残して下さったことに感謝したいと感じました。事実としての戦争読み物を欲している方、

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    2025年04月25日
  • 新太平記(5) 義貞戦死の巻

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    前巻の湊川での楠木正成の死を皮切りに、本巻では後醍醐天皇の頼りにしていた武将や公卿が立て続けに死んでしまい、最後には新田義貞も道端で遭遇した軍勢にあっけなく討ち取られ、舎弟義助と勾当内侍はそれをまだ知らずに福井へ向かっている、、という切なすぎる終わり方。

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    2025年01月15日
  • 小説 太平洋戦争(1)

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    日本が、アメリカへ戦争を仕掛けた原因が、良く分かった。ただ、作者が称える、アメリカ人の有色人種への偏見が今も続いているのかと思うと、また戦争が起こる可能性があると思う。日本人は今の時代にどの様に判断して、世界に対処していくべきかを考えさせられる、大変有意義な本でした。

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    2025年01月10日
  • 新太平記(4) 湊川の巻

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    本シリーズの主役とも言うべき楠木正成がついに亡くなってしまい、喪失感を覚える。一君のもとに公卿も武家もなく平等な万民が力を合わせて暮らす、という大きな理想を掲げ、そのために考え抜き、行動で示し、見事に役割を遂げてこの世を去った姿に感動した。また、首級を河内の国、観心寺まで届けさせた足利尊氏の心意気もさることながら、それを受けて12歳ながら長男として立派に法要を務めた正行や、畿内の守護のオファーをきっぱりと断った妻久子の気概は見事。まさにシリーズの中の白眉だった。今度地元に帰ったら、観心寺にある楠木正成公の首塚に参ろう。
    あと大内山号の死と、浅茅のご懐妊もショック。。

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    2025年01月08日
  • 織田信長(3) 侵略怒涛の巻

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    前巻までは信長の透徹した戦略眼に人間観察力、電光石火の処断など信長の人間離れした無双ぶりが前面に打ち出されていたが、この巻からは家臣を活かす信長が見られる。滝川一益の謀略による蟹江城と桑名城乗っ取り、藤吉郎の有名な墨俣の一夜城がそれにより実現する。周辺国の要所を抑え、美濃を虎視眈々と狙う信長の下に竹中重治による稲葉山城乗っ取りの報が届く。驚喜した信長は美濃領の半分を譲渡することを条件に城の明け渡しを求めるが、重治からは拒否される。だが信長は使者の藤吉郎を責めることなく、逆に美濃をいつでも獲れることを確信するのである。

    永禄4年(1561年)の斎藤義龍急死の真相から、元亀元年(1570年)の金

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    2023年10月02日
  • 織田信長(2) 桶狭間の巻

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    この作品に登場する歴史上の人物には、山岡荘八流の解釈による性格が付されているが、特に輝きを放っているのが信長の正室・濃姫である。彼女については斎藤道三の娘ということ以外は何も分かっていない。しかしあの美濃のマムシの娘ならば、こうであったろうという個性が違和感なく発揮されている。勝気で男勝り、打てば響く機知に富んだ賢夫人。留守を任せて怠りなく、家臣や領民、側室やその子供達への気配りも忘れない。時に信長をやり込める時もある。この濃姫の存在が作品価値を高め、なる軍記物を越えたものにしている。真の主人公は濃姫なのかも知れない。

    本巻は実弟信行が家臣に煽られて、信長に反逆の兵を挙げる弘治2年(1556

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    2023年10月02日
  • 徳川家康(15) 難波の夢の巻

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    面白くてずんずん読んでしまった。
    この数巻は、秀吉と家康との確執〜徳川家の葛藤〜豊臣家の人間模様〜家康の達観に至るまでの心の移り変わりや状況の変化がずっと描かれてきたが、ついに秀吉は死んでしまった。太陽が沈んだ後、残った人間たちがどう動いていくのか。

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    2023年08月19日
  • 徳川家康 全26巻合本版

    nao

    最高の歴史漫画

    絵柄が古く、敬遠する人もいると思いますが、歴史漫画が好きなら絶対に読んでおいた方がいい作品。
    心理描写の深さが段違いです。
    流石に巨匠山岡荘八を原作にしているだけあります。歴史上のさまざまな戦、反乱、処刑、結婚といったイベントが、当時の人たちの苦悩と深慮と想いの結実であることがよく分かります。
    ただの冒険活劇ではない、人の心の深淵を学べる良作です。

    #感動する #深い #切ない

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    2023年07月29日
  • 徳川家康(4) 葦かびの巻

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    今川義元の死によって戦後の世に解き放たれた松平元康。織田信長と手を結び東へ東へ駒を進める。
    信長の娘と嫡男、信康との婚礼の祝いに贈られた三匹の大鯉意味を汲み取り、信長の下風に甘んじようとみえる主君である家康に対して、命懸けの諫争をした鈴木久三郎とのやりとりは胸が熱くなる描写です。

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    2023年07月18日
  • 徳川家康(3) 朝露の巻

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    雪斎の死、それにより歩みを早める今川義元の上洛線。死の床にある師の禅師から出された公約にどう答えを出すのか?出ている答えにどんな行動を持って亡くなった雪斎の付託に答えを出すのか?田楽狭間に終わる第三巻。

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    2023年07月17日
  • 徳川家康(2) 獅子の座の巻

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    竹千代が尾張に連れ去られ、人質交換から今度は今川家の人質へ。そこで運命の皮肉か太原雪斎から受ける訓育が見どころ。幼い竹千代にわずかな望みをかける松平党の切ない祈りに似た戦い。その後の家康の人格を形成していった周りの環境が集約された堂々の第二巻。

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    2023年07月16日
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

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    私がこの書物に出会ったのが19歳の頃。あれから10回以上は読み返したが、読んだ時の自分の人生練磨によってさらに受け取り方、角度が違って新鮮に読める。
    何故、徳川が260年も太平の世の中心にいたのか?答えを出すのに時間をかけて読む価値のある書物です。

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    2023年07月15日
  • 伊達政宗(1) 朝明けの巻

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    伊達政宗の人生が政宗視点で見れるのでおもしろいです。
    歴史に詳しくないので知らなかった部分が多く読む度学ぶことが多くて大変でしたがそれを払拭するほどのドラマ性や人生観を学ぶことが出来ました。
    まず驚いたは伊達政宗と織田信長は34歳差ということです。冒頭にも出てくる言葉に「あと20年早ければ乱世の英雄かもしれなかった。」という現実は後の政宗をも苦しませました。
    伊達家は代々女に弱く子宝であり、色んな縁談を用いり繁栄させていた家系であることもはじめて知りました。
    あと政宗の父輝宗は悲しいほど戦国時代に似合わない善良過ぎる人であったことです。
    妻に愛されてると信じきってたり、
    息子の英雄伝説にも信じ

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    2023年07月10日
  • 徳川家康(12) 華厳の巻

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    秀吉は朝日姫につづき、生母大政所も人質として家康の元に送り込み、義弟として家康の上洛を実現させた。そこで秀吉の陣羽織を所望したいと家康が言ったのはドラマ等で有名なお話。
    東の憂いがなくなった秀吉は九州征伐へ行くが、その前にお茶々に手をつけちゃう。
    家康は駿府城に入って東を睨む。
    最後は本田正信と茶屋四郎次郎の間がきな臭い。

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    2023年07月07日
  • 徳川家康(11) 竜虎の巻

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    関白となった秀吉は家康を大阪に呼び臣下の礼をとらせるために、妹の朝日姫を離婚させて家康の正室にしようと企む。
    その交渉の狭間に立って石川数正は出奔。
    家康は天下泰平のため考えを巡らす。
    最後は家康と朝日の祝言で終了。

    家康と秀吉の駆け引きが面白かったです。
    次はいよいよ家康上洛かな。

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    2023年06月13日
  • 徳川家康(10) 無相門の巻

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    小牧・長久手の戦いをメインにした巻。
    家康と秀吉の読み合い、駆け引きが面白い。その間に石川数正の苦悩が絡む。
    最後は於義丸(家康の次男)の養子の話が出て、どうなるか?

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    2023年05月18日
  • 新太平記(5) 義貞戦死の巻

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    坂本に引きこもって京の足利軍を迎え討ち、京を奪い返すために攻めかかるも連携できず名和長年も討死する。足利方の調略に乗ったふりをして後醍醐天皇は還幸したが、東宮たちを義貞に預け、義貞は北国からの再起を図った。足利直義は後醍醐天皇を幽閉する。主上を失った新田勢は兵を集めることができず、金ヶ崎城で絶望的な籠城戦を続けた。後醍醐天皇は吉野に脱出、義貞も落城前に落ちて再起を図る。東宮は脱出したものの捕まってしまった。陸奥の北畠顕家は西上を開始、鎌倉を落として雪解けを待たずに単独で美濃へ進撃したが洲俣で敗北、伊勢路へ逃れた。男山八幡に新田義興が立て篭もり、後詰めしようと北畠顕家も高師直勢と戦い敗死。越前を

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    2023年05月16日
  • 新太平記(4) 湊川の巻

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    北条時行の中先代の乱が尊氏に鎮圧され、今度は義貞が鎌倉へ進む。正成は講和をまとめようと図るも成らず、箱根の一戦で義貞は尊氏に敗れ、西に敗走する。一度京に入った尊氏は京で敗れて西へ逃れるが、公卿が義貞へ追撃を許さず、尊氏は九州で再起して東進。正成は次善の策として義貞を生かすために湊川で敗死した。尊氏が正行へ正成の首を送るが、ここは涙なしに読めない。

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    2023年05月05日
  • 新太平記(3) 建武中興の巻

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    鎌倉幕府滅亡へ新田勢が攻める。後醍醐天皇は京へ帰る。ただ新政は公家の奢りで崩壊、恩賞に不満を持った武士たちの求心力となった尊氏、諏訪で兵を挙げた北条時行を討つため鎌倉へ向かう。

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    2023年04月24日