山岡荘八のレビュー一覧 徳川家康(23) 蕭風城の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.2 (11) カート 試し読み Posted by ブクログ 紅毛人や秀頼の話はほとんどなくなり、真田信繁が頻繁に出てくるようになる。秀頼や家康ではなく、大坂城が牢人の不平や切支丹の不安を糾合する象徴になっていたという歴史観は面白いし、なぜ家康が秀頼の移封にこだわったかもわかる。片桐且元も環境がかわいそうではあるが煮え切らなさに自業自得感がある。 0 2021年11月04日 徳川家康(22) 百雷落つるの巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 3.7 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 岡本大八事件、大久保長安事件、そしてイギリスからの使節の来日などが旧教徒に焦りを呼び、伊達政宗や牢人の思惑が複雑に絡み合い、それが家康や秀頼の意に反して大坂と江戸の対立を煽るという歴史の描き方。二条城での対面などは感動的。 0 2021年10月31日 徳川家康(21) 春雷遠雷の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 3.6 (10) カート 試し読み Posted by ブクログ 大久保長安が海外貿易に燃やす情熱、そこに絡んでくる西洋の新教国旧教国の対立や日本の切支丹に伊達政宗や松平忠輝。大坂の動向、淀の方の軟化。 0 2021年10月29日 徳川家康(19) 泰平胎動の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 3.9 (13) カート 試し読み Posted by ブクログ 大久保長安の登用、於大の死、征夷大将軍への補任、納屋蕉庵の死、大仏殿の炎上、片桐且元の苦悩、千姫の輿入れ、大坂城の黄金、江戸開府、大坂城内の様子、家光の誕生。 0 2021年10月06日 徳川家康(18) 関ケ原の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.3 (11) カート 試し読み Posted by ブクログ とうとう関ヶ原の戦い。 江戸を動かなかった理由、岐阜城攻め、忠吉の先陣、松尾山での秀秋の葛藤、島津の退き口、三成の捕縛から処刑まで、そして戦後の論功行賞と大坂城の黄金という新たな火種。 0 2021年09月29日 徳川家康(17) 軍荼利の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 3.7 (10) カート 試し読み Posted by ブクログ 家康が大坂城西の丸に移ってから関ヶ原の戦いに至るまで。直江状、大谷吉継と三成の友情、細川ガラシャの死、小山評定、伏見城玉砕などといったイベント。家康の神仏に賭けるという気迫が凄い。 0 2021年09月28日 徳川家康(16) 日蝕月蝕の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.0 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 爪を噛む描写はこの巻から? 秀吉の喪を秘したまま朝鮮からの撤兵をするにあたって、すでに生じている三成と家康の対立。豊家を守るためにいろいろと思案する北政所その他の人々、豊家と天下を一体として考える三成等の人々。家康の仕組んだ様々な婚姻、利家の死、七将による三成襲撃事件。 0 2021年09月27日 徳川家康(15) 難波の夢の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.3 (12) カート 試し読み Posted by ブクログ 関白秀次のやさぐれ、自害と処刑、明からの使者と講和交渉の決裂、秀忠とお江の結婚、醍醐の花見、そして秀吉の死。 0 2021年08月09日 徳川家康(14) 明星瞬くの巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.0 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 利休と秀吉のお互い譲れぬ対立と利休の切腹。家康の江戸開発と天海との出会い。鶴松、大政所の死。朝鮮王との交渉と宗義智や小西行長の欺瞞と朝鮮出兵。茶々の再びの妊娠と出産。 0 2021年08月03日 徳川家康(13) 侘茶の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 3.9 (13) カート 試し読み Posted by ブクログ 長松丸に愛を注ぐ朝日とその死。北野の大茶会。立正安国を封じる本阿弥光悦。小田原攻めと関東移封。利休と秀吉の対立。 0 2021年08月03日 徳川家康(12) 華厳の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.2 (13) カート 試し読み Posted by ブクログ 朝日が輿入れし、それに会うという名目で大政所も岡崎へ下ってきたため家康もついに大坂へ。3万の軍勢を引き連れての上洛となった。対面は平和裡に終わり、秀吉は九州征伐へ。そこで切支丹に怖れを抱き、禁制へと動いていく。茶々は秀吉の側室となり、堺衆と秀吉とで思惑のずれが生じ、といった話も。 0 2021年08月01日 徳川家康(11) 竜虎の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.2 (11) カート 試し読み Posted by ブクログ 於義丸が人質として大坂に赴き浅井三姉妹と出会い、佐治日向が朝日姫との離縁で自害し、一度目の上田攻めがあり、石川数正は出奔し、北条父子と会見し、朝日姫の輿入れがあり、といったところ。 0 2021年07月31日 徳川慶喜(4) 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.0 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ 朝廷の命令で、同じ人間が朝敵と呼ばれる賊になったり、官軍と呼ばれる殺戮者となったりしたのでは、この世が収まるはずがない。 そのことを憂いて、朝廷から武力を独立させたのが源頼朝。 攘夷も倒幕も、現実の政治 - 覇道の行い。 朝廷(天皇)は、その次元から一段高いところに位置づけられていたのに、その次元に引きずり降ろされた。 そういった構造を把握することができる巻です。 時期としては、 徳川家茂が上洛してから、長州藩が京から追放されて、薩摩が暗躍しだすあたり。 0 2021年07月30日 徳川家康(10) 無相門の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.1 (11) カート 試し読み Posted by ブクログ 賤ヶ岳の戦勝祝いに秀吉のもとへ使者を派遣するのに誰かという問題と石川数正の煩悶、織田信雄に頼られ小牧長久手の戦い、榊原康政や本多忠勝の活躍に池田恒興や森可成の戦死、戦後の秀吉との人質や大坂伺候などの駆け引きなど。 0 2021年07月23日 徳川家康(9) 碧雲の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.2 (13) カート 試し読み Posted by ブクログ 清洲会議から賤ヶ岳の戦い、北庄城落城まで。この時期の家康といえば天正壬午の蘭だが、相当出番減ってる。山崎の戦い以降の秀吉の冴え渡った政治手腕が凄い。お市の心理描写やお松や茶々の冴えっぷりもちゃんと描かれている。 0 2021年07月23日 徳川家康(8) 心火の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 3.9 (14) カート 試し読み Posted by ブクログ 家康が京、堺を見物し、光秀が饗応に当たり、これが秀吉の後詰を命ぜられ、本能寺の変を起こし、家康が伊賀越えで三河に帰り、安国寺恵瓊と秀吉の交渉、そして中国大返し、山崎の戦い。本能寺の変、光秀の短慮説はこう読むとあり得る。コミュニケーションエラーが生んだ悲劇と描いている。 0 2021年07月03日 徳川家康(7) 颶風の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.1 (12) カート 試し読み Posted by ブクログ 長篠の戦い、信康の死、武田家滅亡と、かなり感情を揺さぶれる一冊だった。特に信康を処断する時の心の読み合いとか、謎かけとか心理戦とか、凄いな。登場人物一人一人の心理描写が微に入り細に入り。 0 2021年07月01日 徳川家康(6) 燃える土の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.5 (12) カート 試し読み Posted by ブクログ 浅井家の滅亡から。大賀弥四郎事件について丁寧に描かれている。秀康出生時の話など、女性をめぐる話も多々。 0 2021年06月30日 徳川家康(5) うず潮の巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.3 (11) カート 試し読み Posted by ブクログ 上洛してから朝倉攻め、姉川の戦い、三方ヶ原の戦い、そして信康事件が起きる直前まで。姉川での徳川勢の奮戦、これは信長の家臣に成り下がったとかではなく、むしろ逆に徳川勢が侮れないことを示すためのものだった。築山御前の描写が本当かどうかは別にしてかなり丁寧。わがままいっぱいに育ちながら仇敵と結んだ夫に蔑ろにされ、色に溺れ、とんでもないことを画策、最後は大賀弥四郎にも散々バカにされ…。 0 2021年06月23日 徳川家康(4) 葦かびの巻 山岡荘八 歴史・時代 / 歴史・時代小説 4.3 (11) カート 試し読み Posted by ブクログ 桶狭間後に岡崎に帰り、少しずつ今川家から離れていきつつ、織田家との和睦や三河一向一揆の鎮圧といったところ。結構この巻では女関係の問題に家康が悩まされている。 瀬名の狂いっぷりが悍ましいのと、結婚したら女はっていうところに物凄く共感。 0 2021年06月18日 <<<12345678910>>>